若手転職者の入社後ギャップと満足度調査(20代、30代男女対象) 

2016年05月25日
エン・ジャパンは、転職者の入社後の満足度、就業に関する状況を明らかにするために、直近3年以内に「転職サイト」または「転職エージェント」を利用して正社員として転職し、現在もその転職先で就業している転職経験者を対象に調査を実施いたしました。

【調査結果概要】

【入社前イメージとのギャップ/影響要因】
●転職者の4人に1人は入社後にギャップを感じている。

【期待ギャップ別の入社企業に対する意識】
●入社企業に対して期待通り・以上と感じていれば、入社満足度や継続意向、貢献度も高まる傾向。

【期待ギャップ別の転職サービス満足点】
●ポジティブ・ネガティブ両面の情報や入社しないとわからない情報の提供が、ギャップの低減に貢献。

【調査結果】

1:入社前イメージとのギャップについて

転職者の4人に1人は入社後にギャップを感じている。
転職サイト、または転職エージェントを利用した転職者に、入社前の期待に比べ、入社後どのように感じたか聞いたところ、「期待を大きく下回る」と回答した人と、「期待をやや下回る」と回答した人の合計は25.5%と、4人に1人が入社後にギャップを感じていることがわかりました。

2:期待ギャップ別の入社企業に対する意識 :「入社企業満足度」

入社企業に対して期待通り以上と感じていれば、満足度は高まる。
期待ギャップ別に入社満足度を見ると、「期待を大きく上回る」の回答者は「とても満足している」「まあ満足している」の合計が100%、「期待をやや上回る」の回答者でも91.1%と高くなっています。一方、「期待をやや下回る」の回答者における「満足」の合計は23.3%、「期待を大きく下回る」では4%に留まっています。

3:期待ギャップ別の入社企業に対する意識 :「入社企業継続意向」

入社企業に対して期待通り以上と感じていれば、継続意向は高まる。
入社後期待ギャップ別に見ると、「期待を大きく上回る」の回答者は「定年まで働き続けたい」が60.8%、「時期は未定だがしばらく働き続けたい」は31.0%でした。一方、「期待を大きく下回る」の回答者は「定年まで働き続けたい」「時期は未定でもしばらく働き続けたい」の合算は18.0%にとなっています。

4:期待ギャップ別の入社企業に対する意識 :「入社企業貢献度」


入社企業に対して期待通り、もしくは期待通り以上と感じていれば、企業への貢献度は高まる。
「とても貢献できている」「やや貢献できている」の計を「貢献計」とすると、期待ギャップが「期待を大きく上回る」の回答者の貢献計は87.0%、「期待通り」での貢献計は55.5%。一方、「期待をやや下回る」場合の貢献計は46.6%でした。

5:期待ギャップ別の転職サービス満足点

ポジティブ・ネガティブ両面の情報や入社しないとわからない情報の提供が、ギャップの低減に貢献。
転職が決定したサービスに対する満足度について、期待ギャップの高い層と低い層の差分をみると、「優良企業の求人情報が多い」(差分:24.7)に次いで「いいところも悪いところも反映されている」(23.8) 、「入社しないとわかりにくい情報が掲載されている」(23.0)といった、情報の質に関する項目が高くなりました。


【調査概要】
・調査目的:若手転職者の転職前イメージとのギャップと入社後の満足度、定着・貢献度の関係を明らかにする。
・調査対象:20代、30代男女
 - 直近3年以内に「転職サイト」または「転職エージェント」を利用して正社員として転職した方。
 - 転職後、現在もその転職先で就業している方。
・調査地域:全国
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査時期:2016年2月26日(金)~2月29日(月)
・有効回答数:927名
・調査実施機関:株式会社マクロミル

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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