教育現場でのコンタクトレンズ装用についての調査(全国の高等学校対象) 

2016年05月18日
ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーは、ユーザーの若年化に伴う教育現場でのコンタクトレンズ装用について、全国の高等学校298校にアンケートを実施しました。

アンケートの結果、生徒のコンタクトレンズに関する認識不足と、さらなる啓発活動の必要性が明らかになりました。特に、コンタクトレンズを初めて使用するユーザーの4割が装用していると見られるカラーコンタクトレンズ※1について、多くの高校教諭が懸念を持っています。最近では、カラーコンタクトレンズの安全性に不安を感じて使用を中止する10代が増加していることもわかっていますが※2、引き続き、高度管理医療機器であるコンタクトレンズの適正使用と、定期的な眼科受診の呼びかけが重要です。

※12015年 ジョンソン・エンド・ジョンソン調べ (15~39歳の女性を対象とした調査 n=388)
※22015年 ジョンソン・エンド・ジョンソン調べ (15~19歳の女性を対象とした調査 n=350)

【調査結果概要】

■多くの高等学校で「コンタクトレンズ」の適正使用に関する意識の低さに危機感を感じている

「ファッション感覚で安易にカラーコンタクトレンズを使用している生徒が増えている」と感じている高校が81%

カラーコンタクトレンズについては、「ファッション感覚での安易な使用をしている生徒が増えていると思う」と回答した学校が57.0%、「ややそう思う」と回答した学校が24.0%と、全体の81.0%の学校で「生徒がカラーコンタクトをファッション感覚で使用している」と感じていることがわかりました。さらに使用開始前に生徒が眼科医を受診しているかどうかについて「そう思わない」「あまり思わない」と回答した学校は63.0%と高く、カラーコンタクトレンズはおしゃれのための雑貨に近いという認識を持つ生徒が多いと感じているようです。また、保護者に相談せずに使っている生徒が多いという回答も半数を超える52.7%の学校で見られました。
中には 「ちゃんとした知識を持ち併せながらも家庭の経済事情や保護者の認識不足で、装用期間を超えても使い続けなければならない現状がある。知識をつけさせるのと、実践させるのは別問題である。」というコメントもあり、生徒を取り巻く環境が、コンタクトレンズの適正使用に関する意識に大きく関わる可能性を示す結果となりました。

80.1%の学校で 「コンタクトレンズを使用している生徒が、眼のトラブルを訴えて保健室に来室する」

コンタクトレンズを使用している生徒が、眼のトラブルを訴えて保健室に来室することがあるかという問いに、「そう思う」と回答した教諭は36.5%、「ややそう思う」と回答した教諭43.6%と、80.1%の教諭がコンタクトレンズの使用中に発生したトラブルで保健室を訪れていると回答しました。実際にどのような状況で来室するかを聞いたところ、「コンタクトレンズの装用期間の超過や、不衛生な手でコンタクトレンズを触ることでおこるトラブルに対応できず、保健室にかけこむケースが多い」といった現状が明らかになりました。また、生徒が定期的に眼科を受診しているかどうかについて、検査を受けているとは思わないと回答した学校が35.1%に上りました。

■多くの教諭がさらなる啓発活動の必要性を感じている

84%の学校で、正しい使用方法とケアを行えば、生徒がコンタクトレンズを使用することに賛成している

ただし、コンタクトレンズの使用方法については、「保護者による監督や指導が必要」(84.3%)や、「学校としてもコンタクトレンズの使用について啓発活動が必要」(84.2%)と考えていることもあり、正しい使用方法とケアを行えば、生徒がコンタクトレンズを使用することについて約84%の学校で「賛成している」ことがわかりました。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ジョンソン・エンド・ジョンソン]
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