2016(平成28)年度新入社員意識調査 

2016年05月06日
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、「2016(平成28)年度新入社員意識調査アンケート結果」を発表。

当社では、毎年3月下旬~4月上旬に新入社員を対象とするセミナーを開催し、その受講者に対してアンケートを実施している。今年度は、東京、名古屋、大阪にて合計38講座を開催し、1,300名を超える新入社員が受講した。本レポートは、アンケートの集計・分析結果をまとめたものである。

【調査結果の概要】

○理想の上司は「寛容型」。動物に例えれば「いぬ」。
・新入社員は「上司・先輩・同僚との人間関係」、「仕事が自分に合っているか、うまくできるか」について大きな不安を抱えている。このため、たとえ自分がミスを犯したとしても広い心で受け入れ、自分の成長を温かく見守ってくれる「寛容型」の上司を求めている。親しみやすさと辛抱強さを兼ね備えた「いぬ」は、まさにそうした理想の上司像に合致する存在と言える。

○リスク回避的。
・新入社員のうち海外勤務を「したい」、「してもよい」と答えた人の割合は合わせて4割程度と半数に届いていない。また、将来、投資をしてみたいか聞いたところ、「したい」、「してもよい」と答えた人の割合は4割程度とこちらも半数に届いておらず、リスク回避的な傾向が読み取れる。

○30歳時点での予想年収は平均427万円。今後は最高で平均606万円まで上がると予想。
・新入社員の予想年収は、男性の方が女性よりも高く、大卒以上の方が大卒未満よりも高く見込まれる傾向がある。もっとも、給料が増えることよりも残業が少ない方を好むなど、新入社員の多くは給与水準よりワークライフバランスに重きを置いている。

○今の日本は「曇り」。10年後についても悲観的な見方が広がる。
・新入社員の多くは日本の現状を「雲り」と考えており、その割合は上昇傾向にある。さらに、アベノミクスが本格始動した2013年以降初めて、10年後の日本の状態を「晴」と答えた新入社員の割合が20%を下回るなど、悲観的な見方が広がっている。

○東京オリンピックの追加種目で正式採用が期待されるのは「野球・ソフトボール」。
・東京オリンピック・パラリンピックへの関心は誘致が決定した直後と比べると薄れている。
また、東京オリンピックでは「野球・ソフトボール」、「空手」、「スポーツクライミング」、「スケートボード」、「サーフィン」の5つについて追加採用の是非が検討されているが、中でも「野球・ソフトボール」の正式採用に対して新入社員の半数以上が期待を寄せている。

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[三菱UFJリサーチ&コンサルティング]
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