母乳成分に関する意識調査(0~3歳の子どもを持つ男女) 

2016年04月28日
雪印ビーンスタークは、0~3歳の子どもを持つ25歳~45歳の親、男女400人(既婚者のパパ、ママ各200人)を対象に、赤ちゃんに必要な栄養に関する意識を把握することを目的として、2016年1月9日~1月12日にインターネット上で意識調査を実施いたしました。

今回は、母乳中の重要な成分や免疫と言われる成分の意識調査、およびアレルギーに関する状況把握について発表いたします。
雪印ビーンスタークでは1960年に日本初となる全国規模の母乳調査を開始し、昨年より第3回となる大規模母乳調査を実施しております。母乳研究を半世紀以上続け、”免疫機能”にこだわった研究および商品開発に注力しています。

【調査TOPICS】

●母乳成分に関する意識は成分によって大きな違いがみられ、パパやママによっても意識している成分の種類が異なる結果に
●必要な成分として意識が高かった成分は葉酸・カルシウム・鉄分で約7割
●母乳中の免疫成分と言われるリボ核酸・ヌクレオチド・シアル酸・スフィンゴミエリンについては必要と回答した人が約3割と、まだまだ必要意識が低い結果に
●子どものアレルギーに対する対応として、6~7割が周囲から協力を得られていると回答
●ママの方がパパに対し、子どものアレルギーに対する対応として「十分協力してくれている」と思っている割合が高い
●子どもがアレルギーを発症したことがある人の7割以上が、外食先での食事に困ったことがあり、次いでスーパーでの買い物、団体での食事で困ったとの結果に

【調査INDEX】

① 母乳成分に関する意識調査
◆葉酸・カルシウム・鉄分については約7割、次いでDHA、乳酸菌、オリゴ糖が約5割の人が必要と回答
◆母乳中の免疫成分として知られているリボ核酸・ヌクレオチド・シアル酸・スフィンゴミエリンについては必要と回答した人が約3割と、まだまだ必要意識が低い結果に

② パパ・ママ男女別 母乳成分に関する意識調査
◆葉酸・鉄・カルシウムは8割を超えるママに必要成分として認識されている
◆「分からない」と回答が多かった成分は、母乳中の免疫成分と言われる、リボ核酸・シアル酸・スフィンゴミエリンで、8割を超えるママが意識していない結果に
◆リボ核酸・シアル酸・スフィンゴミエリンについては、パパの方がママよりも必要成分であると回答
◆「分からない」と回答が多かった成分、リボ核酸・シアル酸・スフィンゴミエリンは重要な母乳免疫成分

③ アレルギーに関する状況把握
◆周囲の協力は6~7割が得られているという状況
◆夫または妻の協力は得られていると7割以上が感じており、男女別に見るとママの方がパパに対し、「十分協力してくれている」と思っている割合が高くなった
◆現在または過去に子どもがアレルギーを発症したことがある人の約8割が外出先の食事で困ったと回答

【調査結果詳細】

① 母乳成分に関する意識調査
赤ちゃんの発育や健康に役立つ母乳成分の必要度は成分によって大きな差があることが分かり、葉酸・カルシウム・鉄分については約7割、次いでDHA、乳酸菌、オリゴ糖が約5割の人が必要と回答。母乳中の免疫成分と言われるリボ核酸・ヌクレオチド・シアル酸・スフィンゴミエリンについては必要と回答した人が3割となり、これは認知度の低さも要因のひとつと考えられる。

② パパ・ママ男女別 母乳成分に関する意識調査
◆母乳成分に関する意識は男女別でも大きな違いがみられ、葉酸・鉄・カルシウムは8割を超えるママが必要成分として認識している
◆「分からない」と回答が多かった成分は、母乳中の免疫成分と言われる、リボ核酸・シアル酸・スフィンゴミエリンで、8割を超えるママが意識していない結果に
◆リボ核酸・シアル酸・スフィンゴミエリンについては、パパの方がママよりも必要成分であると回答
◆「分からない」と回答が多かった成分、リボ核酸・シアル酸・スフィンゴミエリンは重要な母乳成分

リボ核酸:リボ核酸は、生命活動に必要なたんぱく質を合成するために必要な核酸成分のひとつで、母乳中のリボ核酸は、赤ちゃんの未熟な消化管を成熟させ、消化管のバリア機能を高める効果があり、母乳研究の結果、母乳中のリボ核酸は赤ちゃんのアレルギー予防の可能性がある成分であることがわかっています。
シアル酸:シアル酸は母乳にも含まれる免疫成分のひとつで、病原体が消化管に付着するのを防ぎ、感染を防ぐ効果があります。
 スフィンゴミエリン:スフィンゴミエリンは神経に含まれる成分であり、脳の発達が盛んな乳幼児期に重要な成分のひとつです 。また、消化管を成熟化させ、バリア機能や神経形成に影響を与えるなど、新生児の消化管の発達にも重要な役割を担っています。

③アレルギーに関する状況把握 周囲の協力について
◆周囲の協力は6~7割が得られていると認識
◆夫または妻の協力は得られていると7割以上が感じており、男女別に見るとママの方がパパに対し、「十分協力してくれている」と思っている割合が高くなった
アレルギー対策での周囲の協力について調査した結果、「十分得られている」、「まあまあ得られている」と回答した人の割合が多かった項目は夫、または妻の協力となりました。さらに、男女別ではママの22.1%が夫の協力は十分得られていると回答し、パパの同回答8.7%を大きく上回りました。
◆現在または過去に子どもがアレルギーを発症したことがある人の7 割以上が外出先での食事で困ったと回答
子供の食物アレルギーは約10 人に1 人以上(※2016 年1 月雪印ビーンスターク調査リリースより)が発症している中、アレルギーを発症して困ったことの理由を聞いたところ、78.6%が外出先での食事の際に困ったと回答しました。スーパーでの食品購入にも62.9%の人が困ったと回答しており、乳幼児期からの免疫の強化や対策が必要とされています。
また、アレルギーに関する意識調査(※2016年1月雪印ビーンスターク調査リリースより)にて大人から子供まですべての人々の健康に役立つ乳酸菌についての調査も行った結果、約半数の人が「必要」と答えました。

赤ちゃんの健康については、近年、母乳のお母さんが複数種類の乳酸菌を摂取すると、母乳を通じて赤ちゃんをアレルギーから守るということが明らかになっており、今後の認知度拡大が期待されます。


【雪印ビーンスターク株式会社】

【調査概要】

「母乳成分に関する意識調査」 調査概要
調査期間 : 2016 年1月9 日~1 月12 日
調査方法 : インターネットリサーチ
調査対象 :0~3歳の子どもを持つ男女各200 人ずつ計400人 25歳~30歳、31歳~35歳、36歳~40歳、41歳~45歳 各グループ50人

雪印ビーンスターク第 3 回全国母乳調査概要
目的:母乳成分とともに母子の背景情報を収集しその相互関係を把握する
対象:母乳哺育をしている全国の母親 約 1,200 名
開始時期:平成 27 年 9 月
実施期間:約5 年~8 年(追跡調査を行うため長期実施となります)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[雪印ビーンスターク]
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