第9回「あなたの手帳の流儀」 調査 

2015年10月09日
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は、20代~60代の男女2,060名を対象に、スケジュール管理ツールや手帳の使い方に関する実態調査を実施しました。

【主な調査結果のポイント】

■ スケジュール管理は今年も手帳がトップ!その理由は「予定を一覧しやすいから」

スケジュール管理のメインツールは昨年に続き「手帳(38.1%)」がトップ。2位の「スマートフォン(26.6%)」は保有者の増加とともにスケジュール管理での使用者も増加した。手帳やカレンダーなどのアナログツールを使用する「アナログ派」は57.8%と、半数以上を占めた。また、スマートフォン保有者(1,232人)の49.2%がスケジュール管理に手帳を使用しており、その理由として、「予定を一覧しやすいから(80.0%)」、「使い慣れているから(70.4%)」が挙げられた。

■ 手帳のサイズ、男性にはコンパクトサイズ、女性には大型サイズが人気

手帳のサイズは、男性にはコンパクトサイズ、女性には大型サイズが好まれる傾向にある。女性は家族のスケジュールや子どもの成長記録など手帳に書く内容が多岐にわたるため、たっぷり書き込めるサイズを好む人が多いと考えられる。男性の中でも20代だけは大型サイズを使用する人の割合が高く、女性の傾向に近いことが明らかになった。

■ 全世代で「漢字が書けなくなる危機感」と、「手書きが上手な人への憧れ」

手書きに対する意識や行動を聞いたところ、「手書きの機会が減ることで、漢字が書けなくなる危機感がある(88.8%)」と思う一方で、「電子機器が発達しても、手書きはなくならないと思う(88.6%)」、「手書き(文字)が上手な人に憧れる(87.3%)」など手書きに対して前向きな傾向がみられる。特に女性の方が男性よりも手書きに対して好意的な傾向がみられ、「手書きが好きである(男性:59.1%、女性:78.1%)」、「大切なことは手書きで記録したい(男性:49.2%、女性:73.1%)」などの項目において、男女間で差がみられた。

■ スマホ世代の20代が、手書きに最も好意的。「手書きは気持ちが伝わりやすい」と特別な意識

世代別で、スマートフォン保有者が約8割と最も高い20代が、手書きに対して最も好意的であった。デジタル機器の方が手書きより手軽と思う一方で、「手書き(文字)が上手な人に憧れる(91.0%)」、「メールよりも手書きのメッセージの方が気持ちが伝わりやすい(85.7%)」など、手書きがより日常的と思われる60代と比べると、手書きに対して特別な意識を持っていることがうかがえた。


【調査概要】
調査時期:2015年8月
調査対象:全国の20~60代の男女(有職者、パート・アルバイト、主婦、 ※60代のみ無職を含む)
調査方法:インターネット調査
回答数:2,060名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本能率協会マネジメントセンター]
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