節電に対する生活者の行動・意識に関する調査 

2016年03月29日
みずほ情報総研は、2015年10月10日~10月12日の期間、東京電力管内の20歳以上の男女(953名)を対象に「節電に対する生活者の行動・意識に関する調査」を実施し、東日本大震災以降の節電に関する生活者の考え方について、調査結果をレポートとしてまとめましたのでご案内いたします。なお、当社では2011年6月より生活者の節電行動の実態に関する調査を行っており、今回が6回目の実施となります。

生活者の節電行動は東日本大震災による電力不足を契機に高まりましたが、東日本大震災から5年が経過し、生活者の節電行動は低下が危惧されるようになりました。そのため、生活者に節電を伝える新たな手立てやメッセージの検討が急務であると考えられます。
そこで今回の調査では、生活者の節電行動の実態を把握することに加え、生活者の節電行動の継続や向上を促す検討に資するよう、「節電等に関する情報収集の実態」などの設問を追加し調査を実施しました。

【調査結果概要】

■生活者の節電行動は低下傾向、「節電は手間」 46%
・「節電は手間がかかって面倒だ」と回答した人は2011年の33%から46%に上昇
・「エアコンの使用を控え別の方法で涼む」という節電行動は、2011年から23ポイント減少し、震災前水準にまで回帰

■年代が下がるにつれ、節電行動率、節電関連情報の接触率が低下
・節電行動を年代別にみると、エアコン、照明の節電行動は年代が下がるにつれ低くなっていた
・節電に関する情報を読んでいる人は年齢が下がるにつれて減り、20代では43%が東日本大震災以降も情報を得ていない
・電力・エネルギー問題の情報についても同様で、東日本大震災以降も読んでいないと回答した人は20代30代で46%と約半数にのぼる
・「節電のやり方がよくわからず取り組みづらい」と回答した人は、年代が下がるにつれて多くなり、20代は34%が節電方法が分からないために取り組みづらいと感じている状況

■20代の約半数は、「他人の節電状況が気になる」
・「他の人が節電をどのくらい行っているか気になる」と回答した人は年代が下がるにつれ多くなり、20代は48%と、約半数が周囲の節電状況に関心を示した


【調査概要】
調査手法:インターネット調査
調査期間:2015年10月10日~10月12日
対象:東京電力管内の20歳以上の男女
有効回答者数:953名
有効回答者の属性:
【性別】男性 476名、女性 477名
【年齢】20代:119名、30代:154名、40代:182名、50代:142名、60代:159名、70代:197名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[みずほ情報総研]
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