「電力の小売自由化」に関する調査(20歳以上69歳以下の男女対象) 

2016年03月25日
ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケートASP』を利用し、『モラタメ.net®』会員のうち20歳以上69歳以下の男女を対象に『電力の小売自由化』に関するWEBアンケートを実施いたしました。調査期間は2016年3月8日(火)~3月9日(水)。有効回答は1,199人から得ました。

【調査サマリ】

・2016年4月から始まる『電力の小売自由化』の認知率は約85%

・電力会社の変更は「様子をみて慎重に判断」が半数以上。お得な料金プランがポイント

・価格・サービスの向上に期待する一方、電力の安定供給や、結果的な値上がりに対する不安の声も ~『電力の小売自由化』で感じていること


【調査結果】

■2016年4月からの『電力の小売自由化』の認知率は約85%

2016年4月から始まる『電力の小売自由化』について知っているか聞いたところ、「具体的な内容を知っている」が20.8%、「電力の小売が自由化されることは知っていた」が65.3%となり、それらを合わせると、認知率は約85%となりました。男女別で比較すると、男性の方が具体的な内容まで把握している傾向がみられました。

また、『電力の小売自由化』についてどのように思うか聞いたところ、最も多かったのは「電気代が安くなることを期待している(77.2%)」で、2位と42.4ポイントの大差がつきました。2位以下は「消費者が電力会社を自由に選択できて良い(34.8%)」、「いろんな会社のプラン・サービスが提供されるようになることを期待している(33.3%)」と続きました。電気は毎日の生活に欠かせないため、どれだけ料金が安くなるかが大きな関心となっているようです。

■電力会社の変更は「様子をみて慎重に判断」が半数以上
 お得な料金プランがポイント


『電力の小売自由化』開始後、電力会社を変えるか聞いたところ、「開始以降評判を聞いたり、情報を整理してから電力会社を変えるか検討したい(54.9%)」が最も多く、半数以上を占める結果となりました。次いで「現在電力会社を変えることを検討している(14.3%)」、同率で「電力会社を変えるつもりはない(14.3%)」となりました。

変更を検討している理由として、「現状より安くなる、安くなりそう」という声が上がり、変更しない理由としては、「現在のプランに戻れない」「現状が一番安そうだったから」のように、シミュレーションをした結果をふまえた回答も見受けられました。

また、電力会社を「変えると決めた」「変えることを検討している」「変えるか検討したい」と回答した人に、選ぶ際の重視点を聞いたところ、「お得な料金プランがあること(87.2%)」が圧倒的に多い結果となりました。

■価格・サービスの向上に期待する一方、電力の安定供給や、結果的な値上がりに対する不安の声も
 ~『電力の小売自由化』で感じていること


『電力の小売自由化』で感じていることを聞いたところ、自由競争による価格・サービスの向上と、電力会社を選べることで発電方式など環境に配慮した会社・プランを選択できるようになることを評価する声がありました。

一方、「電力の安定した供給」に不安を感じている人も多く、諸外国の過去の例を挙げ「寡占状態により逆に電気料金が高くなるのでは」と心配する声もありました。
具体的に感じていることを一部ご紹介します。

小売自由化により低価格化し、電力会社の設備管理に回す経費が減少して、送電部関係の老朽化が進み断線・故障の頻発により、停電が増えることが心配。しかし、低価格化だけでなく、技術開発やサービスの向上にもつながるため、企業間の競争は必要と考えます。(50代・男性)
イギリスの電力自由化では、日本同様多くの企業が参入したものの、価格競争により大手しか残らず、価格も以前と変わらないという本末転倒な結果でした。日本もそうなるのではないかという危惧があります。(40代・女性)
太陽光発電は、設置に環境破壊が心配されるなど色々懸念はあるものの、風力、水力、太陽光などの自然と調和しているエネルギー源からの電力供給へとシフトされていく事を期待しています。(40代・女性)


【調査概要】
「電力の小売自由化」に関するアンケート
●調査期間:2016年3月8日(火)~3月9日(水)
●調査手法:ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートASP』を利用し、『モラタメ.net®』会員のうち20歳以上69歳以下の男女を対象に「電力の小売自由化」に関するWEBアンケートを実施。有効回答は1,199人から得た。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ドゥ・ハウス]
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