アッパー・ビジネスパーソン調査(40~54歳の男女対象) 

2016年03月15日
日本経済社は、富裕層の予備軍ともいえる、保有金融資産の多い会社勤めの方々の消費と投資の実態を調査しました。

40歳から54歳の男女有職者(パート・アルバイトを除く)で、世帯で保有している不動産以外の金融資産の合計が3,000万円~5,000万円の方(アッパー・ビジネスパーソン)を対象に定量調査・定性調査を行いました。調査結果から、消費・生活の意識行動パターンなどに基づいて分類し、資産形成意欲と消費意欲が旺盛な層を4タイプにカテゴライズしました。なかでも、投資と消費の双方に最もアクティブなグループを「アクティブ・アッパー」と命名し、その実態を探りました。

【調査結果】

■「アクティブ・アッパー」の主な特徴
経済情勢に不透明感のある今、会社勤めをしながらも3,000万円以上の金融資産形成に成功し、消費活動も極めて旺盛な属性、それが「アクティブ・アッパー」です。他の「アッパー・ビジネスパーソン」と比較しても突出した傾向があります。

(1)毎月平均22万円を資産形成に投下する一方で欲しいモノは買う
多少のリスクをとっても収益性を重視する傾向があり、新しい金融商品への受容性も高いです。一方で、買い物をするのが好きで、欲しいものを我慢せず購入するために衝動買いも多くて直感的です。「バブル経済の影響はあるのかな。欲しいモノは買う。」(デプス・インタビューより)

(2)非日常体感こそが極上投資~非日常体験がお金で買えるなら安い!
「過去1年で自分のために購入した商品・サービス」1位は「海外旅行」。また、「非日常な体験がお金で買えるなら安い」という価値観を持つ彼らは、日常に変化や刺激を与えてくれるサービスへの期待感・購入欲は極めて高いようです。「ひとりでリラックスするため海外旅行へ。ビジネスクラスの航空券を手配した。」(デプス・インタビューより)

(3)資産形成や消費活動の際に『新聞』や『雑誌』からの情報を重視する傾向
経済専門紙や一般雑誌・専門雑誌を資産形成や消費活動の検討材料にしています。また、「パーソナルスタイリストのサービスを利用している」(デプス・インタビューより)など、プロの意見・提案を参考にしています。


【調査概要】
定量調査
・調査手法:Webアンケート
・調査対象:
 ・40~54歳の男女 ・有職者(パート・アルバイトを含まない)
 ・世帯で保有している不動産以外の金融資産の合計額が3,000万~5,000万円未満
・有効回答数:325
・調査時期:2015年12月11日~18日
・調査機関:日経BPコンサルティング

定性調査
・調査手法:デプスインタビュー
・調査対象:金融資産が3,000~5,000万円ある方 40代前後~55歳の方
      支出のうち余剰があり、かつ積極的な消費・投資行動をとる方  計4名
・調査時期:2015年11月18日、21日
・調査機関:日経BPコンサルティング

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本経済社]
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