味覚と食育に関する意識調査(子供を持つ 20~30 代女性対象) 

2016年03月15日
雪印メグミルクは、「味覚と食育に関する意識調査」を行いました。

和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界中から注目されていますが、当社では従来より和食特有の概念である「うまみ」に着目し、様々な調査研究や商品開発を行なっています。
一方、子供の頃の食経験は、成人してからの嗜好に影響を与えると言われています。また、うまみを含む食品の一つであるかつおだしの初期経験が、成長後のかつおだしを好む傾向へつながったというマウス実験の結果も報告されています。

そこで当社では、うまみを中心とした子供の味覚、および食育に対する母親の意識について、調査しました。

<調査結果>

【子供の食生活、なかなか理想どおりにいきません】
●母親が子供の食生活において心がけていることは、「規則正しい食事(69.8%)」「手作り(61.5%)」「栄養バランス(56.9%)」が上位であった。一方で、「味覚を育てる(19.4%)」ことを心がけていると答えた母親の割合は最も低かった。
●子供の食生活に関して、良くないとわかっていても直せないことを尋ねたところ、「野菜が少ない(22.8%)」「食事を急かす(19.9%)」「ながら食べを容認(19.6%)」が上位であった。食事の内容以外にも、食事の仕方についても気にしている様子が見て取れる。

【うまみ イコール「和」?】
●うまみのイメージは「おいしい(71.3%)」が圧倒的。次いで、「和食(34.0%)」「奥行きがある(27.0%)」「やさしい(25.8%)」「繊細な風味(22.4%)」といった「和」イメージの言葉が並ぶ。一方で、「味覚形成に良い(20.9%)」とのイメージを持つ母親も、一定数存在している。
●うまみと聞いて思いつくものを尋ねると、和食のだしに関連する回答が多く(約2~5割)、野菜、肉といった食材そのものを回答する母親は1割に満たなかった。うまみ成分を多く含む食材である「チーズ」に関しては5.2%と、非常に少数であった。

【うまみは必要、でも取り入れることは意識の外】
●うまみは子供の味覚を育てるために必要、と考える母親は多い(73.1%)。
●子供の味覚を育てるために実際に意識していることは、「野菜を多く摂らせる(34.9%)」が断トツのトップ。以下、「多くの食材を摂らせる(19.5%)」「一緒に買い物に行く(19.5%)」「スナック菓子を控える(16.6%)」などが同程度で続き、できているのかどうか分かりやすい内容に回答が集まった。対して、「うまみの強い食品を取り入れる」の回答者は4.2%と低く、うまみが必要と感じてはいるが、実際の食生活では意識の外に置かれている傾向がわかった。


【調査概要】
方法:インターネット調査
エリア:全国
対象:保育園児・幼稚園児・小学生の子供を持つ 20~30 代女性、944 名
実施期間:平成 28 年 2 月 9~16 日

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[雪印メグミルク]
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