男女購買行動特性調査(20代~60代男女対象) 

2016年03月15日
ハー・ストーリィは、男女購買行動特性の調査を成城大学経済学部神田ゼミの女子学生5名と共同研究をした。

従来は、購買行動に男女の差がなくなりつつあると言われてきたが、調査の結果、明確に「差があるもの」と「差がないもの」の2パターンあることが統計的に証明された。また、買物行動のプロセスにも男女差がはっきりと分割できるものがあり、情報探索活動では、男性は、「ネットや屋外広告」女性は「友人からのクチコミ、フリーペーパー」などに明確な男女の差が認められることが統計的に証明。

【調査結果】

テーマ:「男女購買行動特性調査」

調査の経緯:
近年、男女の購買行動には差がなくなってきていると言われている。しかし、我々は、男女には普遍的な基本行動があると考えている。それは、生殖(役割)の違いである。男は、獲物(対物)を取る性。一方女性は、子ども(対人)を生み育む性という違いを持っている。
そこで、我々はどの点において違い、どの点において同じなのかを調査する必要があると考え、男女購買行動の調査を行った。

■男女購買行動には「差があるもの」と「差がないもの」の2パターンを認めた
結果として、男女の購買行動には「差があるもの」と「差が無いもの」の2パターンを確認した。
「差があるもの」は、買物行動と趣味である。
一方、「差が無いもの」は、全体を俯瞰すると意識レベルでは差が無いということがわかった。
要するに、買い物の意識は全体を通してみると差はないが、買い物のプロセスで分割すると差がみられることがわかった。

■買物行動と趣味には明確な男女の差が発見できた
買い物のプロセスを分割すると男女の差が確認できた。例えば、買い物のプロセスの情報探索活動に於いては、男性は「ネット、屋外広告、交通広告」を、女性は「友人、チラシ、フリーペーパー」を情報の収集手段として異性との明確な差が認められた。一方、「テレビ、新聞、雑誌、SNS」に関しては男女の差がないことがわかった。

また、男女には趣味にも男女の差で特徴があることがわかった。
<趣味>
男性:ネットサーフィン、音楽鑑賞、映画鑑賞、ゲーム、仕事の準備・作業、ギャンブル、カラオケ
女性:家族・ペットと過ごす、家事、手芸・編み物
これらが特に男女の男女の差がはっきりと分かれたものである。

【まとめ】
男女の購買行動には、「差があるもの」と「差がないもの」の2パターン存在することがわかった。購買行動に差があるものに対しては特に注意を払ってマーケティング施策を取っていかなければならない。
逆に、うまく利用することが出来ればターゲットに応じて有効なマーケティング施策を策定することができるので、マーケティング担当者にはこの研究を利用してもらいたい。


【調査概要】
調査目的:男女の購買行動の男女の差を把握するため
調査対象:日本在住の男女20代~60代合計1,000名
調査期間:2015年11月6日~2015年11月30日
調査方法:インターネット調査法でアンケート実施

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ハー・ストーリィ]
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