手紙と対人コミュニケーション力に関する調査(20歳~59歳男女対象) 

2016年03月07日
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、全国の20歳~59歳の男女800人を対象に「手紙とコミュニケーション力」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。

【調査背景】

春は入学、卒業、入社、異動など新生活に伴う出会いや別れの季節。現代社会において、過去の縁を大切に、新たな出会いを輝かせるために求められるコミュニケーション力。この度、手紙がコミュニケーション力に与える影響について、全国の男女800人に対して「手紙と対人コミュニケーション力」をテーマにした意識調査を行ないました。

【調査結果概要】

■気持ちを伝えることができない現代人!
対人コミュニケーションが苦手だと答えた方、7割以上。

■コミュニケーション上手の意外な秘密。手紙を書くことの効果とは?
ロジカルトークが得意な方は手紙派に多い。手紙を書かない方の約2倍に!

■「手紙を過去5年間書いていない方」は半数以上!
手紙を書かない方の過半数が過去5年、手紙を受け取ったことがない状態という結果に。

■便せんや切手の価値は100円未満。
文字と気持ちが加わると「3,000円以上」と回答した方が3割以上。

■円滑な対話を助けるベストセラー「伝え方が9割」著者、佐々木圭一氏がおすすめする
コミュニケーション力を磨くための、手紙という伝え方。

【調査結果】

気持ちを伝えることができない現代人!対人コミュニケーションが苦手だと答えた方、7割以上

コミュニケーションで失敗した経験や困った経験が「ある」と回答した方は55.5%と半数を超える結果となりました。半数以上の現代人が気持ちを伝えることで失敗した経験、困った経験があることが調査から明らかになりました。
半数以上がコミュニケーションで失敗した経験や困った経験があると回答しましたが、普段どのようなコミュニケーションツールを使用しているのかお聞きしました。最も多い回答は「直接会う・会話する」で75.8%が回答しました。次いで「メールする」62.1%、「電話する」61.1%となっています。「手紙を書く」は11.1%が回答する結果となりました。

対人コミュニケーションに対する意識をお聞きしたところ、「苦手」と回答した方は71.4%となっています。コミュニケーションを苦手とする意識が、コミュニケーションで失敗をした要因となっているのではないでしょうか。現代人は気持ちを伝えることが苦手なのかもしれませんね。
コミュニケーションツール別で比較をすると、コミュニケーションが「得意」と回答した方が最も多い項目は「手紙」となり43.8%が回答しました。手紙を書くことがコミュニケーション力向上につながったのでしょうか。

コミュニケーション上手の意外な秘密。手紙を書くことの効果とは?
ロジカルトークが得意な方は手紙派に多い。手紙を書かない方の約倍に!


手紙を書く方は、コミュニケーションが得意と回答した方が多いですが、その方たちにはどのような特長があるのでしょうか。まず、文章作成能力についてお聞きしたところ、普段手紙を書く方は60.7%が文章作成能力が「高いと思う」と回答したのに対し、普段手紙を書かない方は33.2%のみとなっています。普段手紙を書く方は文章作成能力が高いようです。

話し方に関しても、手紙を書く方の53.9%は順序立てをした話し方をすることを「得意」と回答したのに対し、手紙を書かない方は33.1%のみとなっており、文章能力だけではなく、順序立てた話し方も手紙を書く方が得意であることが調査から判明しました。手紙は相手を想って書くものではありますが、思わぬところで自分自身のスキルとなっているのかもしれません。

「手紙を過去5年間書いていない方」は半数以上!
手紙を書かない方の過半数が過去5年、手紙を受け取ったことがない状態という結果に。


普段手紙を書かないと回答した方に対し、直近で手紙を書いた時期についてお聞きしたところ、55.1%が「5年より前」と回答する結果となっています。2人に1人が過去5年間手紙を書いていないことがわかります。

手紙をもらう頻度についてお聞きしたところ、全体で56.1%の方が5年に1回以下の頻度と回答しています。手紙を書く・書かないで比較をすると、手紙を書かない方は5年に1回以下と回答した方が最も多く61.6%となっています。一方、手紙を書く方は65.2%が半年に1回以上手紙をもらうと回答しています。手紙を書く方は手紙をもらう傾向にあるようです。

便せんや切手の価値は100円未満。
文字と気持ちが加わると「3,000円以上」と回答した方が3割以上。


コミュニケーションツールの中で、メッセージや情報を受け取った時に、印象に残りやすいと思うもの、好感度が上がると思うものを1位から5位までお聞きし、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点とし平均を算出したところ、印象に残りやすいと思うもの、好感度が上がると思うもの両項目ともに「直接会う・会話をする」が1位、「手紙」が2位、「電話」が3位となりました。4位の「メール」以降は3点に届いておらず、「直接会う・会話をする」「手紙」「電話」といった「アナログなコミュニケーションツール」ほど、印象に残りやすい・好感度が上がりやすいことがわかりました。

手紙を受け取った時の好意度をお聞きしたところ、71.0%の方が手紙を受け取ることで好意度が上がると回答。好意度を形成するためは手紙を送ることが有効だということがわかりました。

封筒や便せん、切手代を合わせても100円未満の手紙ですが、最も嬉しいと思う相手から手紙をもらった場合、その100円未満の手紙は「価値が変わる」と回答した方が51.8%と半数以上となりました。また、価値が変わると回答した414名に対し、その価値はいくら分のプレゼントに相当するかとお聞きしたところ、「3,000円以上」と回答した方が3割を超える結果となっています。中央値から、平均金額を算出すると、その平均金額は「2,026円」となりました。100円未満の手紙は相手の文字が加わることによって2,000円以上の価値になることがわかりました。

手紙を書く方の4割以上が、「モテる方だ」と自分に自信を持っている傾向。
事実、交際人数は、手紙を書かない方より書く方に多い傾向が!


ご自身のモテ度をお聞きしたところ、手紙を普段書く方は44.9%が「モテる方だ」と回答しました。約4割以上の方が、自分に自信を持っている傾向があると考えられます。一方、手紙を書かない方は26.2%のみが「モテる方だ」と回答し、その差は18.7ポイントとなりました。
また、これまでの交際人数をお聞きしたところ、手紙を書く方は3人以下と回答した方が48.3%に対し、手紙を書かない方は55.8%と、手紙を書く方が交際人数は多い傾向にあるようです。


【調査概要】
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングの運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の男女20歳~59歳を対象に実施
・有効回答数:800人(20代・30代・40代・50代の男女:各100名)
・調査実施日:2016年2月13日(土)~2016年2月14日(日)

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