「スマートフォン・アプリ」についての調査 

2015年08月29日
千趣会の「ベルメゾン生活スタイル研究所」は、ベルメゾンデッセ会員を対象に、「スマートフォン・アプリ」についての調査を実施。

内閣府が2015年3月に実施した消費動向調査によると、スマートフォンの世帯普及率は60.6%。前年より5.9%上昇する結果となりました。

一方、ベルメゾンデッセ会員のみなさんのスマホ所有率は64.1%。内閣府の調査よりもスマホ利用が進んでいることがわかります。今回の調査では、スマホ利用に欠かせない「アプリの利用実態」を中心にお聞きしました。現在スマホに入っているアプリの数は、「10個以下」30.5%、「11~20個」25.1%、「21~30個」16.7%。とバラツキがあります。ただ、ふだんよく使うアプリの数を訪ねると、8割以上の人が「10個以下」と回答。たくさんのアプリをダウンロードしているものの、実際に使うアプリはそれほど多くないという実態が見えてきました。
また、最近話題のニュースアプリに関しては、「現在利用している」人はおよそ半分。40代以降で利用されている人が多いようです。次々生まれるスマホアプリですが、ユーザーに定期的に使ってもらうアプリになるためには、相当にハードルが高いと言えそうです。

【調査結果】

Q.あなたは、スマートフォンを使っていますか?

全体の64%がスマートフォンを利用。20代では9割弱。
現在スマートフォンを利用している人は、全体では64.1%。年代別では20代が87.4%で最も高く、次いで30代の72.8%が続きました。最も少ない60代でも4割弱がスマホに移行されています。

Q.あなたが一日にスマートフォンを使用する時間はおよそどのくらいですか?

スマホ使用時間、半数以上が「1~2時間」。年代によって使用時間に差。
一日にスマートフォンを使用する時間を聞いてみると、全体では「1時間くらい」が最も多く28.3%、次いで「2時間くらい」の24.6%が続きました。合わせると52.9%が「1時間~2時間くらい」という結果になりました。年代別では、20代では「2時間~3時間」が約半数と他の年代よりも使用時間が長いことがわかります。「7時間以上」と答えた20代は7.9%で全体の1.8%を大きく上回りました。

Q.スマートフォンをもつようになって感じる体調不良はありますか?

スマホ利用で感じる不調、1位「目の不調」 2位「肩コリ」 3位「睡眠不足」。
「スマホ肩」や「パソコン老眼」といった言葉がテレビや新聞でも目にするようになりました。今回の調査で、スマホをもつようになって感じる体調不良について聞いてみると、最も多かったのは「目の不調(ドライアイ・疲れ目など)」を訴える人で45.6%、次いで「肩コリ」の33.8%、「睡眠不足」の12.5%の順となりました。年代別では、20代女性で目の不調や肩こり、睡眠不足をあげる人が全体より高く、使用時間と体調不良には相関関係がありそうです。また、2013年9月に実施した調査では「特になし」と答えた人は56.1と半数以上でしたが、今回の調査では「37.1%」に減少。スマホの使い過ぎによる健康障害はこれからもますます広がる可能性がありそうです。

Q.スマートフォンでは、どのような情報を検索することが多いですか?

スマホで検索する情報、「ニュース」「天気」「レシピ」「地図」「店舗情報」が検索ベスト5。
スマホで検索することの多い情報は、「ニュース」「天気」「レシピ」「地図」「店舗情報」がベスト5となりました。年代別では、20代30代で「レシピ」をあげた人は7割以上で全体を大きく上回る結果となりました。また20代はどの項目を見ても全体を上回っており、スマホが生活に溶け込んでいる実態が浮き彫りになりました。

Q.今お使いのスマートフォンには、何個のアプリが入っていますか?

スマホに入っているアプリの数、「10個以下」30.5%、「11~20個」25.1%、「21~30個」16.7%。
スマートフォンを購入した時あらかじめ入っていたアプリとその後ダウンロードしたアプリ、合わせてどれくらいのアプリが入っているか尋ねると、「10個以下」が30.5%、「11~20個」が25.1%、「21~30個」が16.7%という結果に。年代別では大きな差は見られませんでした。

Q.ふだんよく使っているアプリは何個ですか?

ふだんよく使うアプリの数、8割以上が「10個以下」
では、実際にふだんよく使っているアプリの数はどれくらいなのでしょうか。最も多かったのが「5個以下」で52.1%、「10個以下」が33.0%で、85.1%の方は、ふだんよく使っているのは10個以下のアプリという結果になりました。次々にダウンロードするものの、実際に使っているアプリは限られたものだけ。今後も次々に新しいアプリが発表されると思いますが、スマホユーザーに選ばれるには相当に高いハードルがありそうです。

Q.お使いになっているアプリはありますか?

使っているアプリベスト5は、「カメラ・画像編集」「天気」「カレンダー・スケジュール」「「路線検索」「SNS」「ゲーム」。
どの項目においても20代の利用が全体よりも高い傾向にあります。「カメラ・画像編集アプリ」では、20代が70.5%で全体よりも20ポイント以上高い結果に。同様に「SNSアプリ」や「レシピアプリ」「家計簿アプリ」等も全体を大きく上回っています。検索同様、アプリの利用実態を見ても、20代は他の年代に比べてスマホを自在に使いこなしている年代と言えます。

Q.あなたが、よく使う(利用する機会が多い)アプリ名を教えてください。

「LINE」「クックパッド」は、今や生活インフラに。
お気に入りのアプリ名を具体的にあげてもらったところ、SNS、ニュース、検索系アプリの名前が多くあがりました。圧倒的に多かったのが「LINE」で、次いで「クックパッド」。以下「Yahoo! JAPAN」「Facebook」「twitter」「Google」と続きます。 最近話題の「Instagram」をあげる人も目につき、今後使用する人は多くなりそうです。またゲーム系の「ツムツム」「ねこあつめ」も人気が高いようです。スケジュール管理の「ジョルテ」や天気予報の「ウエザーニュース」といったアプリも人気がありました。「楽天」「Amazon」のようなショッピング系のアプリ名はそれほど多く登場しませんでした。

Q.アプリ選びのきっかけとして多いものは?

アプリ選びのきっかけベスト3、「友人知人から教えてもらう」「アプリストアのランキング」「アプリストアの検索」
アプリ選びのきっかけとして最も多いのは「友人知人から教えてもらう」の40.0%。次いで「アプリストアのランキング」30.1%、「アプリストアの検索」27.9%が続きました。年代別でみると、20代は「アプリストアのランキング」や「アプリストアの検索」「SNSで知る」が全体を大きく上回っており、主体的に自分にとって有効なアプリを日々探している実態が見えてきます。

Q.ニュースアプリを利用したことがありますか。

ニュースアプリ、「現在利用している」人は半数以上。
最近、テレビCM等でもよく目にするニュースアプリ。全体の51.7%が「現在利用している」という結果になりました。年代別では、50代が最も高く58.3%、次いで40代の55.5%、60代の52.8%が続きました。20代30代は全体を下回っており、40代以降の方がニュースに関する興味関心が高いと言えそうです。

Q.ニュースアプリで利用したことのあるアプリは?

利用経験のあるニュースアプリ、「Yahoo!ニュース」が断トツの1位。
ニュースアプリを利用したことのある人に、利用したことのあるアプリを訪ねると、「Yahoo!ニュース」が60.0%で断トツの1位。老舗ニュースサイトの強さを見せつけました。年代別では、40代以上の利用が高く、20代30代では全体を下回る結果になっています。一方20代では新興勢力の「グノシー」が13.4%で全体を大きく上回る結果になりました。

Q.フリマアプリ、オークションアプリ、ハンドメイドアプリで利用したことのあるアプリは?

フリマ、オークション、ハンドメイドアプリ。現在利用している人は、いずれも1割以下。
それぞれのアプリについて現在の利用状況を聞いてみると、現在利用していると答えた人は、「フリマアプリ」6.5%、「オークションアプリ」7.1%、「ハンドメイドアプリ」5.0%でいずれも低い利用率であることがわかりました。ただ年代別でみると、「フリマアプリ」の20代の利用は16.5%、「ハンドメイドアプリ」の20代利用が10.1%と全体を大きく上回っており、今後は30代以降に利用が広がっていくことも予想されます。

Q.フリマアプリ、オークションアプリ、ハンドメイドアプリ、今後利用したいですか?

フリマ、オークション、ハンドメイドアプリ。いずれも、20代30代の利用意向が高い。
まず「フリマアプリ」では「利用したいと思う」5.7%、「どちらかというと利用したいと思う」16.8%を加えると全体の22.5%が今後利用したいと回答。年代別では、20代では33.8%、30代では30.3%(いずれも利用したいと思う、どぢらかというと利用したいと思うの合計)で、今後は若い層を中心に利用が広がっていくと思われます。同様に「オークションアプリ」も全体の利用意向は22.5%に対し、20代は30.9%、30代は27.7%で、20代30代の利用意向度が高い結果となっています。また「ハンドメイドアプリ」も全体の利用意向度26.1%に対し、20代では38.8%、30代では31.8%で、こちらも20代30代を中心に今後広がりを見せていくことが推測されます。(利用意向度は、「利用したいと思う」「「どちらかというと利用したいと思う」の合計」

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[ベルメゾン生活スタイル研究所]
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