「セルフケアに」ついての調査 

2015年08月31日
千趣会の「ベルメゾン生活スタイル研究所」は、ベルメゾンデッセ会員を対象に、「セルフケアに」ついての調査を実施。

働く女性が増える中、家事や育児の両立で多忙な毎日を過ごしていらっしゃるみなさんも多いと思います。今回の調査では、9割近くの人がカラダの疲れを感じており、4人に3人がストレスを感じているという結果になりました。一方で、「仕事で成果を上げるためには、体調管理が重要だと思っている」人は全体の9割。「体調管理も仕事のうち」と思っている人は84%にも上りました。

ベルメゾンデッセ会員のみなさんは、食事や運動、ふだんの暮らし方など、どのような方法でセルフケアに取り組んでいるのでしょうか。今回は2572人から貴重なご意見をいただきました。

【調査結果】

Q.あなたの今のカラダの健康状態を教えてください。

健康状態が良好な人は、2人に1人
今のカラダの健康状態が「とても良好」と答えた人は7.3%。「ほぼ良好な状態」と答えた48.6%を合わせると53.9%、2人に1人は健康な状態であると感じています。年代別でみると、20代30代で「良好」と答えた人が全体平均を上回り、特に30代では「とても良好」「ほぼ良好」を合わせると59.9%となり、平均より6ポイント上回る結果となりました。
一方で「ちょっとした不調を感じている」人は32.8%でおよそ3人に1人。年代別では20代と40代で全体を若干上回っています。
また、「治療中や服薬中の病気」がある人は、全体の13.3%。年代が高くなるにつれて増えていき、60代では22.9%に上りました。

Q.あなたはカラダに疲れがたまっていると感じていますか。

9割近くの人が、カラダの疲れを感じている
カラダの疲れを「いつも感じている」人は27.8%、「時々感じることがある」と答えた60.0%を加えると87.8%がカラダに疲れがたまっていると感じているようです。
年代別では、疲れがたまっていると答えた人の割合が最も多かったのが20代の91%(「いつも」と「時々」の合計)。年齢とともにその割合は小さくなっていき、60代では76%と、全体平均より10ポイント以上低い結果になりました。

Q.あなたはストレスがたまっていると感じていますか。

ストレスを感じている人は4人に3人
ストレスを「いつも感じている」人は22.4%、「時々感じることがある」人は51.4%で、合計すると73.8%、4人に3人がストレスがたまっていると感じているようです。
年代別では、ストレスを感じていると答えた人の割合が最も多かったのが20代の77.5%(「いつも」と「時々」の合計)。上記のカラダの疲れに対する質問結果同様、年齢とともにその割合は少なくなっていき、60代では平均より10ポイント以上低い62.5%という結果になりました。

Q.あなたにとってストレスの原因はどんなことだと思いますか。

ストレスの5大原因、「睡眠不足」「時間のゆとり」「「家事」「「夫やパートナーとの関係」「金銭面」
日頃から4人に3人が感じているストレス。その原因として最も多くの人が挙げたのは「睡眠不足」の36.3%、次いで「時間のゆとり」「家事」「夫やパートナーとの関係」「金銭面」が続きました。
年代別でみると、20代は、「睡眠不足」が全体平均を20ポイント近く上回る55.0%。「時間のゆとり」も全体を15ポイント以上上回る50.5%という結果になりました。30代では、「子育て」がトップで43.2%、次いで「時間のゆとり」「家事」「睡眠不足」が続きます。40代50代ではいずれも「睡眠不足」がトップ。60代になると「夫やパートナーとの関係」が36.5%で1位のストレス要因となりました。

Qストレスや疲れを取るために実践している方法で最も効果を感じている方法を教えてください。

疲れやストレスの解消法を自由回答形式で聞いたところ、「体を動かす」解消法と「体をリラックスさせる」解消法に大きく分かれました。どちらかに偏ることなく、両方をうまくバランスとりながら解消することが、ストレスや疲れをため込まないことにつながるのではないでしょうか。そのためには、自分が自由に使える時間を作り出すこと重要になってくると思われます。

Q.あなたの今の心身の状態であてはまる項目を教えてください。

全体の7割近くが「なんとなくやる気が出ない」、20代では8割以上
現在の心身の状態について具体的な項目を提示して聞いたところ、「なんとなくやる気が出ない」に「あてはまる」人は全体の66.6%。年代別では20代が82.9%と突出する結果となりました。また、「頭痛、腹痛などカラダに症状が出る」人は61.9%。この項目も20代は73%で全体平均を上回っています。さらに、「物事を悪い方向に考えるくせがある」と答えた人は全体の51.1%に対し、20代は72.1%。「眠りが浅く朝の目覚めがすっきりしない」は全体では51%に対し、20代は63.1%など、20代女性は他の年代と比較して、心身の不調やネガティブな考え方を感じている人が多いことが明らかになりました。

Q.あなたの健康に対する意識についてあてはまる項目を教えてください。

8割以上が「健康管理も仕事のうち」
健康に対する意識について具体的な項目を提示して聞いたところ、「仕事で成果を上げるためには、体調管理は重要だと思っている」人は全体の90.7%。また「体調管理も仕事のうちだと思っている」人は84%。多くの人が体調管理は仕事をしていく上で非常に重要であると認識していることがわかります。また「自分のカラダからの信号には気を配るようにしている」にあてはまる人は69.6%。年代別では、50代が76%、60代が78.1%。この世代は日頃からカラダからのシグナルに耳を傾けている人の割合が多いことがわかりました。「自分の中で感情の起伏があることを感じている」人は、全体では68.7%でしたが、20代では80.2%、30代では74%と平均を上回る結果に。20代30代は他の世代に比べて感情面で揺れ動く場面が多いことが明らかになりました。

Q.次の食に関する項目の中で、あなたがふだんから実践している項目を教えてください。

「発酵食品を多く摂るようにしている」76.9%
健康のために実践している食に対する具体的な項目を提示して聞いたところ、「納豆やヨーグルトなど発酵食品を多く摂っている」と答えた人が全体の76.9%で最も多い結果になりました。年代別では50代が83.6%、60代が81.3%と他の年代より発酵食品を摂っている人の割合が多いことがわかりました。次いで多かったのは「野菜を多く摂るようにしている」で75.6%。この項目でも50代が80.3%、60代が84.4%と他の年代より高く、健康な食生活に配慮していることが見えてきます。同様に「大豆などの豆類を多く摂っている」「味噌汁の具材を多めにしている」といった項目でも、50代60代は平均以上の数値となり、日頃から健康な食生活を意識していることがわかりました。

Q.次の食に関する項目の中で、あなたが今後実践していきたい項目を教えてください。

「しょうがを多く摂るようにしたい」45.1%
食生活に関して、今後実践していきたい項目を聞いてみると、1位は「しょうがを多く摂るようにしたい」が45.1%。年代別では20代が50.5%で全体を上回っています。次いで多かったのは「一日の中でできるだけ多くの食材を摂るようにしたい」で43.4%。この項目も20代が53.2%で平均より10ポイント高い結果となりました。また「食材は無添加のものを選ぶようにしたい」と思っている人は43.3%。こちらも20代が50.5%で平均を上回っています。現状できていないことに対する裏返しとも言えますが、年齢を重ねるごとに健康に対する意識は高まっていくのではないでしょうか。

Q.次の運動に関する項目の中で、あなたがふだんから実践している項目を教えてください

半数以上が「気づいた時にストレッチや伸び」を実践
健康のためにふだんからどんな運動をしているか聞いてみると、最も多かったのが「気づいた時にストレッチや伸びをするようにしている」で全体の54.7%。次に多かったのが「出来るだけ階段を利用するようにしている」の42.8%。「出来るだけ多く歩くようにしている」41.7%が続きました。どの項目も、50代と60代で実践している人の割合が全体平均を上回り、ふだんから積極的に運動している人が多いことがわかりました。

Q. 次の運動に関する項目の中で、あなたが今後実践していきたい項目を教えてください。

今後していきたいのは「骨盤のゆがみをとる運動」「理想の体型を目指すトレーニング」
運動に関して、今後実践していきたい項目について聞いてみると、最も多かったのが「骨盤のゆがみをとる運動」で57.3%。次いで「理想の体型を目指すトレーニング」57%、「定期なウォーキングやランニング」50.7%が続きました。骨盤のゆがみや理想の体型に関しては、テレビや雑誌でも取り上げられていることも多く、その影響から関心が高いと思われます。

Q.次の 暮らし方に関する項目の中で、あなたがふだんから実践している項目を教えてください。

紫外線や肌の乾燥に気をつける。完璧を目指さず適度に手を抜く。
暮らし方全般について現在実践している項目を聞いてみると、最も多かったのが「外出時は紫外線に気をつけている」で77.1%。次いで「すべてを完璧にしようとせず、適度に手を抜くようにしている」71.0%。「肌が乾燥しないように気をつけている」63.3%、「年に一度は健康診断」を受けている62.4%が続きました。いずれの項目も、50代60代の結果が全体を上回っており、健康や美容への意識の高さが見えてきました。

Q.次の暮らし方に関する項目の中で、あなたが今後実践していきたい項目を教えてください。

スマホを見る時の姿勢を気にする。旅行、読書、趣味などで気分転換をはかりたい。
暮らし方全般について、今後実践していきたい項目を聞いてみると、最も多かったのが「スマホを見る時は姿勢を気にする」で55.2%。次いで「定期的に旅行に出かける」51.0%や「読書する時間を大切にする」49.9%、「手作りなどの自分の趣味に没頭できる時間を持つ」45.9%、「コンサートや演劇に出かけて気分転換する」45.9%など好きな事を通しての気分転換に関する欲求が強いことがわかりました。また「健康面への投資を積極的に行いたい」と考える人も48.7%で、健康管理に関する意識は今後もますます高まっていくと思われます。

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[ベルメゾン生活スタイル研究所]
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