「潔癖男子」実態調査(20歳~39歳の男女対象) 

2016年02月22日
オウチーノ総研は、首都圏在住で20歳~39歳の男女各573名を対象に、「『潔癖男子』に関するアンケート調査」を行った。

はじめに男性を対象に、「自分は『潔癖』だと思いますか?また、他人に『潔癖』だと言われたことはありますか?」という質問をした。結果、「自他共に認める『潔癖男子』」が14.3%、「隠れ『潔癖男子』」が16.6%、「無自覚『潔癖男子』」が9.1%、「『潔癖』じゃない男子」が60.0%だった。次に「潔癖男子」に、日頃の生活について自分が当てはまる選択肢をすべて選んでもらったところ、最も多く選択したのは「つり革や手すり、ドアノブなどに極力さわらない・さわるのをためらう」で29.3%だった。最後に、女性に「『潔癖男子』は恋愛・結婚の対象になりますか?」という質問をした。結果、「恋愛も結婚も対象になる」と回答した人が18.7%、「恋愛対象にはなるが、結婚はためらう」という人が23.9%、「恋愛対象にはならないが、結婚の対象になる」という人が2.6%、「恋愛も結婚も対象にならない」という人が54.8%だった。

【調査結果】

世の中の男性の4割が「潔癖男子」!

はじめに男性を対象に、「自分は『潔癖』だと思いますか?また、他人に『潔癖』だと言われたことはありますか?」という質問をした。結果、「自分は『潔癖』だと思うし、他人にもそう言われる」と回答した「自他共に認める『潔癖男子』」が14.3%、「自分は『潔癖』だと思うが、他人に言われたことはない」という「隠れ『潔癖男子』」が16.6%、「自分は『潔癖』だと思わないが、他人にはそう言われる」という「無自覚『潔癖男子』」が9.1%、「自分は『潔癖』だと思わないし、他人に言われたこともない」という「『潔癖』じゃない男子」が60.0%だった。世の中の20、30代の4割が「潔癖男子」であることが分かった。また年齢別に見ると、20代が44.1%、30代が35.9%と、若い世代に「潔癖男子」が多いようだ。

「潔癖男子」に自分を「潔癖」だと思う理由を聞いた。最も多く挙がったのは「自分自身を綺麗に保ちたいから」という理由で、具体的には「例えば、汗をかけばすぐにシャワーに入るから」(33歳)や「気になるとすぐ手を洗うから」(24歳)などの声が聞かれた。次いで「細かいから」という理由が多く挙がった。例えば「小さなカビや汚れも気になってすぐに綺麗にするから」(36歳)、「掃除の仕方が細かく、アイロンのかけ方、洗濯物の干し方にこだわるから」(38歳)などが挙がった。他には「他人との共有が苦手」という声も多く、例えば「他人と食べ物を共有できないから」(32歳)や「電車の手すりなど掴みたくないし、除菌シートなどを常に持ち歩いているから」(27歳)などが挙がった。

「潔癖男子」が最も気にするのは、「つり革や手すり、ドアノブ」や「公共トイレ」!

次に「潔癖男子」に、日頃の生活について当てはまる選択肢をすべて選んでもらった。結果、「つり革や手すり、ドアノブなどに極力さわらない・さわるのをためらう」と回答した人が最も多く29.3%、次いで「自宅以外のトイレや公共トイレに抵抗がある」が19.2%、「帰宅後、即着替える」と「他人が手作りしたおにぎりや料理に抵抗がある」が共に18.8%、「他人に自分のベッドに座ったり入ったりしてほしくない」が14.8%だった。

女性は「手作りおにぎりや料理を拒否する」男性が最も嫌!

次に女性を対象に、「男性が当てはまったら『潔癖』だと感じる」選択肢と「自分のパートナーが当てはまったら嫌だと感じる」選択肢をそれぞれ選んでもらった。
結果、「『潔癖』だと感じる」ことで最も多かったのが「つり革や手すり、ドアノブなどに極力さわらない・さわるのをためらう」で62.7%、次いで「他人が手作りしたおにぎりや料理を拒否する・抵抗を示す」が57.9%、「温泉や銭湯、他人の家の風呂、プールなどに入るのを拒否する」が56.0%、「回し飲食や、同じサラダや鍋の共有などを拒否する・抵抗を示す」が50.4%、「外食や外食時の食器が苦手」が47.8%だった。「自分のパートナーが当てはまったら嫌だと感じる」ことについては、「他人が手作りしたおにぎりや料理を拒否する・抵抗を示す」が最も多く51.1%、「温泉や銭湯、他人の家の風呂、プールなどに入るのを拒否する」が46.9%、「回し飲食や、同じサラダや鍋の共有などを拒否する・抵抗を示す」が42.6%、「リモコンなど、決まったものが定位置にないと落ち着かない・怒る」が41.4%、「外食や外食時の食器が苦手」が41.2%と続いた。

「潔癖男子」の12.4%が「仕事に支障をきたしたことがある」!

「潔癖男子」を対象に、「自分の『潔癖』が仕事と恋愛、それぞれに支障をきたしたことはありますか?」と聞いた。結果「仕事に支障をきたしたことがある」という人が12.4%、「恋愛に支障をきたしたことがある」という人は9.1%だった。
「仕事に支障をきたしたことがある」という人に、その事情を聞いたところ、「他人のものを綺麗にする際、なかなか手がつけられず、作業が遅くなってしまう」(27歳)や「周りに気を遣われてしまう」(26歳)などが挙がった。「恋愛に支障をきたしたことがある」という人にも聞いたところ、「外泊する際、場所が限られる」(29歳)や「食器の汚れを指摘したところ、喧嘩になってしまった」(29歳)などの声が聞かれた。

半数以上の女性が「潔癖男子」は「恋愛・結婚の対象にならない」と回答!

最後に、女性に「『潔癖男子』は恋愛・結婚の対象になりますか?」という質問をした。結果、「恋愛も結婚も対象になる」と回答した人が18.7%、「恋愛対象にはなるが、結婚はためらう」という人が23.9%、「恋愛対象にはならないが、結婚の対象になる」という人が2.6%、「恋愛も結婚も対象にならない」という人が54.8%だった。半数以上の女性が、「潔癖男子」は恋愛と結婚の対象にはならないということが分かった。さらに結婚だけに絞ると、78.7%が「対象にならない」と回答した。また、年齢別に見ると、「恋愛も結婚も対象にならない」という人は20代が50.9%、30代が58.7%と、30代女性の方がシビアだった。

「恋愛も結婚も対象になる」と回答した人に、その理由を聞いたところ、「自分も潔癖なところがあるから」(37歳)という声が最も多く挙がった。他には「不潔な人より良いから」(24歳)や「掃除をしてくれそうだから」(33歳)などが挙がった。「恋愛対象にはなるが、結婚はためらう」という人からは「長い間一緒に生活していくことを考えたら、揉めごとの原因になりそうだから」(26歳)、「毎日の生活になると疲れそうだから」(27歳)などの理由が多く挙がった。他には「結婚してからいちいちチクチク言われるのは嫌だから」(23歳)、「自分が潔癖ではないので、価値観の相違が出てきそうだから」(28歳)などの声が聞かれた。「恋愛対象にはならないが、結婚の対象になる」という人からは「代わりに家事をしてくれそう」(39歳)や「恋愛している間は外出時など楽しくなさそうだが、子どもが小さい時は清潔にするべきだから」(34歳)などが挙がった。最後に、「恋愛も結婚も対象にならない」と回答した人からは「一緒に色々楽しめなさそうだから」(27歳)や「気を遣いすぎて疲れてしまいそう、相手を理解することができなさそうだから」(39歳)、「自分がかなりずぼらなので、お互いにイライラしてしまうと思う」(29歳)、「価値観が違うので、まず仲良くならないと思うから」(31歳)などの理由が挙がった。20、30代男性の40.0%が「潔癖男子」である一方で、「潔癖男子」は「恋愛・結婚の対象にならない」という女性は54.8%だった。さらに、「『潔癖男子』とは結婚できない」と思っている女性は78.7%にのぼった。「綺麗好き」という良さもある「潔癖男子」だが、恋愛や結婚においてはなかなか受け入れられづらいようだ。


【調査概要】
有効回答:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で20歳~39歳の男女各573名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2016年2月10日(水)~2月12日(金)

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[オウチーノ総研]
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