「退職理由のホンネとタテマエ」についてのアンケート調査 

2016年02月22日
エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』は、『エン転職』のサイトユーザーを対象に「退職理由のホンネとタテマエ」についてアンケート調査を行ない、1,515名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ 本当の退職理由を会社に伝えた人は約半数。
★ 会社に伝えた退職理由は「家庭の都合」、本当の退職理由は「人間関係」。
★ 会社に本音を言えなかったのは「円満退職したかったから」。

【調査結果詳細】

1:ホンネの退職理由を会社に伝えた人は約半数。

会社(人事)に伝えた退職理由がホンネとは異なるか聞いたところ「はい」が47%と、約半数の方が会社(人事)に本当の退職理由を伝えていないことがわかりました。

2:会社に伝えた退職理由は「家庭の都合」、本当の退職理由は「人間関係」。

会社に伝えた退職理由としてもっとも多かったのは「結婚、家庭の事情」(23%)でした。家庭の事情と言われてしまうと個人の事情が大きく関わるため、たとえタテマエだとわかっていたとしても会社が踏み込みにくい部分です。そのことをわかっているからこそ、多くの方が会社に伝える退職理由として挙げたようです。

一方、本当の退職理由について伺うと、会社に伝えた退職理由では少なかった「人間関係」(25%)が最多の回答となっています。会社に伝えた退職理由の上位だった「家庭の都合」(2%)、「体調の問題」(1%)を挙げた方はごく少数。ホンネとタテマエの大きなギャップが見て取れます。会社に伝える退職理由がいかにタテマエであるかが証明される結果となりました。

3:会社に本音を言えなかったのは「円満退職したかったから」。

本当の退職理由が話せなかった理由として、もっとも多かったのは「円満退職したかったから」(34%)。様々な不満を抱えながらも最後は丸く収めたい、波風を立てたくないと言う退職者の心理がうかがえます。続いて挙げられたのは「話をしても理解してもらえないと思ったから」(21%)。会社や経営者に対する不満や諦めが垣間見える結果となりました。

このほか「会社批判になってしまうから」(11%)、「建設的な話し合いにならないから」(10%)、「退職慰留や引き留めにあうから」(10%)という理由からは退職時の面倒ごとを避けたい心境であることがわかります。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン転職』利用者 1,515名
調査期間:2016年1月9日~1月15日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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