大学生の実態調査2016 -大学生の生活実態編- 

2016年02月10日
リクルートキャリアのよりよい就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所は、大学生の生活・価値観の実態を明らかにするため、大学1年生~4年生を対象に調査を実施いたしました。

【調査結果】

【大学生活における活動】

●大学生活における活動実施状況を見ると、活動実施状況の高い3項目は、「大学の授業・ゼミ・研究室」88.6%、「趣味」86.7%、「大学の授業・ゼミ・研究室のための勉強(予習・復習など)」82.9%であった。

●「大学の授業・ゼミ・研究室」の活動日数を見ると、大学生全体では、週5日以上が46.6%と半数近くとなっている。文理・学年別で見ると、文系よりも理系の方が、活動日数が多くなる。また、学年が上がるにつれて、活動日数が減る傾向が見られる。
「大学の授業・ゼミ・研究室のための勉強(予習・復習など)」を見ると、文系よりも理系の方が、活動日数が多い傾向が見られる。

【1ヶ月の平均的な収入と自由に使える金額】

●1ヶ月の平均的な収入を見ると、「5~10万円未満」37.6%がもっとも多く、次いで「10~15万円未満」23.2%であった。平均額は9.63万円で、前回調査よりも0.97万円増えた。

●1ヶ月に自由に使える金額を見ると、「2~4万円未満」39.3%がもっとも多く、次いで「2万円未満」22.3%であった。平均額は3.45万円で、前回調査よりも0.34万円増えた。

●1ヶ月の平均収入9.63万円の内訳を見ると、「アルバイト・定職」3.85万円、「奨学金」2.96万円、「仕送り・小遣い」2.51万円、「その他」0.30万円と、「アルバイト・定職」での収入が4割近くを占めた。

【所有しているデジタル機器と利用目的】

●所有しているもののうち、自分専用のものとしてあるのは、「スマートフォン」(94.8%)で、次いで「ノート型パソコン」(75.9%)であった。前回2012年調査と比べると、「スマートフォン」は26.6ポイント増加しているのに対して、「携帯電話(PHSを含む)」は、34.8ポイントと大幅に減少している。

●パソコンの利用目的を見ると、「調べもの・情報収集」95.3%、「映像鑑賞・視聴」84.3%、「メール」81.8% と続く。携帯電話・スマートフォンの利用目的は、「メール」94.3%、「電話、チャット」93.9%、「調べもの・情報収集」93.7%と続く。

【調査結果】

Ⅰ.大学生活における活動

1)大学生活での活動実施状況
●大学生活における活動実施状況を見ると、活動実施状況の高い3項目は、「大学の授業・ゼミ・研究室」88.6%、「趣味」86.7%、「大学の授業・ゼミ・研究室のための勉強(予習・復習など)」82.9%であった。
●前回2012年調査(以下「前回調査)と比べると、アルバイト以外の活動は前回とほぼ同じである。「アルバイト」は、前回調査では66.9%と、前回よりも6.8ポイント増加している。
●文理・学年別を見ると、「アルバイト」は、理系よりも文系の方が実施状況が高い傾向が見られる。「部活動・サークル」と「英会話など語学の勉強」では、大学3、4年生よりも大学1、2年生の方が、実施状況が高い傾向が見られる。

2)活動実施者の活動日数
各活動実施者の1週間における活動日数で、実施状況が多い上位3項目( 「大学の授業・ゼミ・研究室」「趣味」「大学の授業・ゼミ・研究室のための勉強(予習・復習など)」)について見る。
●「大学の授業・ゼミ・研究室」の活動日数を見ると、大学生全体では、週5日以上が46.6%と半数近くとなっている。
文理・学年別で見ると、文系よりも理系の方が、活動日数が多くなる。また、学年が上がるにつれて、活動日数が減る傾向が見られる。
●「大学の授業・ゼミ・研究室のための勉強(予習・復習など)」(P5)を見ると、文系よりも理系の方が、活動日数が多い傾向が見られる。
●「趣味」を見ると、文理・学年別の傾向は、ほぼ同じであるが、文系の方が、比較的活動日数が多い傾向が見られる。

Ⅱ.1ヶ月の平均的な収入と自由に使える金額

1)1ヶ月の平均的な収入と自由に使える金額
●1ヶ月の平均的な収入を見ると、「5~10万円未満」37.6%がもっとも多く、次いで「10~15万円未満」23.2%であった。平均額は9.63万円で、前回調査よりも0.97万円増えた。
●1ヶ月に自由に使える金額を見ると、「2~4万円未満」39.3%がもっとも多く、次いで「2万円未満」22.3%であった。
平均額は3.45万円で、前回調査よりも0.34万円増えた。

2)1ヶ月の平均的な収入の内訳
●1ヶ月の平均収入9.63万円の内訳を見ると、「アルバイト・定職」3.85万円、「奨学金」2.96万円、「仕送り・小遣い」2.51万円、「その他」0.30万円と、「アルバイト・定職」での収入が4割近くを占めた。
●前回調査と比べると、平均収入が前回よりも0.97万円増加しているが、この分は「アルバイト・定職」が増えた(0.86万円)ことによる。

Ⅲ.所有しているデジタル機器と利用目的

1)デジタル機器の所有状況
●デジタル機器の所有状況を見ると、 「スマートフォン」96.0% 、「ノート型パソコン」90.3%であった。「携帯電話・スマートフォン・計」99.3% 、「パソコン・計」96.9%と、大学生の多くがいずれかの携帯電話・スマートフォンやパソコンを所有している。
●前回調査と比べると、「デスクトップ型パソコン」「携帯電話(PHSを含む)」は、前回よりも10ポイント以上減少しているが、「スマートフォン」は26.7ポイント増加、「タブレット型端末」は9.6ポイント増加した。
●所有しているもののうち、自分専用のものとしてあるのは、「スマートフォン」(94.8%)で、次いで「ノート型パソコン」(75.9%)であった。
●前回調査と比べると、「スマートフォン」は26.6ポイント増加しているのに対して、「携帯電話(PHSを含む)」は、34.8ポイントと大幅に減少している。

2)パソコン、携帯電話・スマートフォンの利用目的
●パソコンの利用目的を見ると、「調べもの・情報収集」95.3%、「映像鑑賞・視聴」84.3%、「メール」81.8% と続く。
携帯電話・スマートフォンの利用目的は、「メール」94.3%、「電話、チャット」93.9%、「調べもの・情報収集」93.7%と続く。
●ほぼ毎日使うものとして、 パソコンでは「調べもの・情報収集」39.3%、「コミュニティサイトへの参加」33.4%、「メール」25.4%で、携帯電話・スマートフォンでは「コミュニティサイトへの参加」69.7%、「調べもの・情報収集」60.5%、「メール」45.7%であった。


【調査概要】
・調査目的 : 大学生の生活実態や価値観、将来のイメージなどを明らかにする。
・調査期間 : 2015年12月11日 ~ 12月20日
・調査方法 : インターネット調査(調査協力:株式会社電通マクロミルインサイト)
・調査対象 : 株式会社マクロミルのモニター会員のうち、2015年12月時点の大学生1年生から4年生を調査対象とした。回収数は、学年・男女比が均等(各学年・男女500人)となるように設定した。
・有効回答数 : 4,000人

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