グローバルビジネス調査2015(「リモートワークと評価」についての調査) 

2015年12月19日
リージャス・グループは、100か国以上合計約44,000人のビジネスマンを対象にビジネススタイルに関する調査を実施いたしました。第三弾となる今回のテーマは「リモートワークと評価」です。

【調査結果】

■優秀なスタッフ確保には柔軟な働き方の導入が重要

今回の調査では、リモートワークと評価の関係性について質問を行いました。“リモートワーク”とは、場所や時間にとらわれず働くことを意味し、インターネットなどテクノロジーの発達によりリモートワークの導入を検討する企業が増えてきています。今回の調査結果によると、世界平均で61%の企業が「優秀なスタッフの獲得・保持のために柔軟な働き方を導入している」と回答しました。日本では同じ質問に対し53%という結果で、世界の国々の企業と日本企業とでは、柔軟な働き方の導入にやや開きがあることがわかりました。

柔軟な働き方を取り入れる企業が増加する中、企業はリモートワークを良好に管理することは、優秀な従業員の確保に欠かせないことを認識し、実際に導入しています。しかし、44,000人以上の回答者のうち、63%が「遠隔でスタッフやチームを管理している」と回答した一方で、その管理方法について特別な研修を行っている企業は世界平均で43%、日本では25%にとどまっています。優れたリモートワークの管理は従業員同士の関係、モチベーション、忠誠心を育むために欠かせないため、今後は企業側のリモートワークの管理方法の改善や研究への注目の高まりも予想できるのではないでしょうか。

■柔軟な働き方は生産性を高める!?

管理職クラスの回答者に対し、柔軟な働き方である“リモートワーク”についてどう考えるかを質問したところ、世界平均では67%のシニアマネージャーが「柔軟な働き方ができれば生産的である」と考えていると回答し、さらには76%のシニアマネージャーが「柔軟な働き方ができれば、生産的且つ利益につながる」と回答しました。一方、日本だけでみると「生産的である」との回答は半数の50%、「生産的且つ利益につながる」と回答したのは41%となりました。

■オフィス滞在時間よりも成果重視

従業員の評価のされ方についての設問では、世界平均の回答者の79%が「オフィスにいる時間の長さではなく成果で従業員を評価し始めている」と答え、日本の回答者も72%が同様に回答し、オフィス滞在時間の長さよりも、生産性の高さと成果重視であることが浮き彫りとなりました。

■柔軟な働き方をする“リモートワーカー”を増やすことを検討している会社が増加中

現在勤めている会社が今後〝リモートワーク“についてどのように考えているかを質問したところ、世界平均では回答者の半数以上の54%が「会社はリモートワーカーを増やすことを検討している」と回答。日本では同様の回答が51%と半数以上となり、世界的に柔軟な働き方の必要性と重要性が認識されつつあることが分かりました。

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[リージャス]
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