D&B景況感指数(ASEAN地域6ヵ国の景況感調査) 

2016年02月10日
東京商工リサーチ(TSR)は、「ASEAN経済共同体(AEC)」の発足に伴って域内総生産が約300兆円に達するといわれるASEAN地域6ヵ国に関し、現地の最新の景況感を独自に調査した「D&B景況感指数」を発表。

【調査結果概要】

ASEAN加盟6カ国における四半期景況感指数(BOI)調査によると、フィリピンでは景況感指数が堅調に上昇する一方で、ベトナムはこれまでの急成長が鈍化する結果となりました。一方、マレーシアとインドネシアでは景況感指数の下落が続いていましたが、この第1四半期の景況感に関しては持ち直している傾向にあります。タイでも、刺激策の導入で全体に明るい材料が見えてきています。唯一の例外はシンガポールで、製造業の低迷によって事業見通しがここ数年の最低水準にまで押し下げられています。


■D&B景況感指数とは?
D&B景況感指数とは、世界最大の企業情報プロバイダーであるダン・アンド・ブラッドストリート(D&B)が、四半期に一度発表している世界各地域の経済指標です。TSRはD&Bの国内唯一のパートナーとして、ASEAN地区6ヵ国のBOIを発表しています。四半期毎に発表されるBOIは、各国の経済動向を測定するもので、各国が自国のビジネス環境をどのようにとらえているか、また今後どのように進むと考えているかを見通すための有効な方法とされています。

■調査方法
本調査の対象は、農業・建設・電気・金融・製造・鉱業・サービス・輸送・卸売・不動産などの業種の企業を、D&Bのデータベースから無作為に抽出しました。全ての回答企業に、自社の売上高・純利益・販売価格・新規受注・在庫・従業員数という6つの重要指標に関し、次の四半期は前年同期比で増加するか、減少するか、変わらないかの見通しについて回答いただきました。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[東京商工リサーチ]
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