「一人暮らし」に関するアンケート調査 

2016年02月09日
インターワイヤードは、自社のネットリサーチサービス『DIMSDRIVE』を利用し、「一人暮らし」に関するアンケート調査を実施。
調査は2016年1月15日~1月27日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター4,400人から回答を得ています。
女性は利便性の他に「治安」や「2階以上」など、セキュリティ面も重視している事が分かりました。また、失敗談については、初めて一人暮らしをしたときの、初々しい失敗が多く挙げられました。

【調査トピックス】

● 6割の人が一人暮らし経験あり

● 一人暮らしを始めた理由…女性の2割が「実家を出てみたかったから」

● 一人暮らしは「引越し業者を利用せず、自分で行った」人が6割以上

● 一人暮らしの部屋の重視点…女性は「治安の良さ」「階数」

● 20代以下「固定電話は購入しない」

● 一人暮らしでも自炊してます!…72.1%

● 自由だけど大変です。一人暮らしのメリット・デメリット

● 鍵かけ忘れ、友人と騒いだ・・・一人暮らしの失敗エピソード


【調査結果】

6割の人が一人暮らし経験あり

■一人暮らし経験の有無
今までに一人暮らしをしたことがあるか、またその際に引越しをしたか尋ねたところ、「一人暮らしをするために引越しをしたことがある」が55.5%、「一人暮らしをしたことはあるが、引越しはしていない」が4.5%、「一人暮らしをしたことはない」が40.0%であった。『一人暮らしの経験がある』人は合計で60.0%である。

性年代別でみると、20代以下では男女差はないが、他の年代では男性の方が高く、特に40・50代男性では70%以上と高い。また、男性では50代が最も高く年代が下がるにつれ経験率が低下してるが、女性では30代が最も高く、男女によって大きな差が見られた。

一人暮らしを始めた理由…女性の2割が「実家を出てみたかったから」

■初めて一人暮らしをした年齢
一人暮らしのために引越ししたことがある人に、初めて一人暮らしをした年齢を尋ねた。最も多かった「10代の時」43.9%と、「20代の時」41.3%が大半を占める。

■初めて一人暮らしをした理由
初めて一人暮らしをするために引越しをした理由で、最も多かったのは「進学・通学」で41.7%、次いで「就職・転職」26.5%であった。男性では、「転勤」が15.5%と女性に比べ高くなっている。
また女性では、「実家を出てみたかったから」、「ひとり立ちしたかったから」で男性より10ポイント前後高くなっている。女性は進学や就職などのライフスタイルの変化だけでなく、自立心から一人暮らしを始める人も多いようだ。

一人暮らしは「引越し業者を利用せず、自分で行った」人が6割以上

■引越し業者を利用したか
初めて一人暮らしをするために引越しをした時に、引越し業者を利用したかを尋ねたところ、「引越し業者を利用した」人は36.3%、「利用せず、自分(親族・友人含む)で行った」人が62.1%と、「利用しなかった」人の方がかなり多かった。

引越しをした時の年代別で見ると、10代・20代の若い世代は「利用しなかった」人が65%以上と高く、反対に40代・50代では「利用した」人が70%前後と高くなっている。若い世代は、荷物が少なかったり家具や家電は引越し先で新調したりと、業者を利用せずとも自分たちだけで出来てしまう、という人が多いようだ。

■引越し業者に支払った費用
前問で「引越し業者を利用した」と回答した人に、その引越し業者に支払った費用を尋ねた。
最も多かったのは「30,000~50,000円未満」32.6%、次いで「10,000~30,000円未満」28.1%、「50,000~70,000円未満」17.1%の順である。引越し業者を利用した場合は『3万円前後』の人が多いようだ。

■業者を利用せず、自分で行った場合の費用
前問で「業者を利用せず、自分で行った」と回答した人に、引越しの際にかかった費用を尋ねた。最も多かったのは「0円」の34.3%で、3分の1の人は費用をかけずに引越し出来ている。費用がかかった人も「1~10,000円未満」32.7%、「10,000~30,000円未満」21.6%と、3万円未満で済んでいる人が多い。一人暮らしは荷物が多くないせいか、やはり自分で行った方が安上がりのようだ。

一人暮らしの部屋の重視点…女性は「治安の良さ」「階数」

■一人暮らしの新居の重視点
一人暮らしの新居を選ぶ際の重視点を、1位から順に最大で10位まで回答してもらった。1位から10位までの合計で最も多かったのは「家賃」74.9%で、次いで「学校・会社からの距離」53.4%、「駅からの距離」40.3%、「間取り」39.9%、「部屋の広さ」39.4%の順であった。
女性では、「治安の良さ」30.0%や、「階数(2階以上など)」30.5%も多く、防犯上安全な部屋を選ぶ女性が多いようだ。

20代以下「固定電話は購入しない」

■一人暮らしのために購入したもの
一人暮らしをするために新たに購入したものを尋ねたところ、最も多かったのは「冷蔵庫」57.9%で、次いで「炊飯器」44.1%、「洗濯機」43.1%、「テレビ」42.5%、「電子レンジ」35.3%、「掃除機」34.1%の順であった。やはり生活家電を購入している人が多い。
特に女性は男性に比べ生活家電を購入している人が多く、また「炊飯器」や「電子レンジ」などの
調理家電も多い。

<年代別>
年代別に見ると、大きな差が見られるものがいくつかあり、時代によって一人暮らしの必需品が変わっていることが分かる。

「電子レンジ」は、【20代以下】【30代】で特に多く、6割を超えている。「固定電話」は、【20代以下】では0%と、回答数が51サンプルと少ないが、購入した人は一人もいなかった。スマートフォンや携帯電話があれば、一人暮らしには固定電話は必要ない人がほとんどのようだ。
また、【20代以下】は「テレビ」が他の年代に比べ少ない代わりに、「パソコン」を購入している人が多く、パソコンで動画を見る等テレビ代わりにしている人もいると思われる。

一人暮らしでも自炊してます!…72.1%

■一人暮らしの食事
一人暮らしの食事について尋ねたところ、「自炊」が断トツの72.1%、以降「学食・社員食堂」27.6%、「スーパーのお弁当・お惣菜」26.6%、「定食屋」25.0%の順であった。女性では、「自炊」が89.3%と、9割の人が自炊している。男性でも、「自炊」している人は64.7%いるが、「学食・社員食堂」「定食屋」で3割を超えており、外で済ませることも多いようだ。

自由だけど大変です。一人暮らしのメリット・デメリット

■一人暮らしのメリット
一人暮らしをするようになって良かったと思える点は、「時間を自由に使える」が62.7%で断トツであった。以降「同居人に気を使わなくて良い」34.0%、「食事が自由にとれる」27.1%、「生活力がついた」23.9%と続いた。一人暮らしのメリットは何よりも『自由なこと』であるようだ。他にも、「生活力がついた」や「料理をするようになった」、「精神的に自立できるようになった」など、自己管理力や自立心が向上したという人も多い。

■一人暮らしのデメリット
一人暮らしで不便な点・困ることは、「病気などで寝込んだとき」が最も多く32.1%、次いで「家賃や光熱費などお金がかかる」27.3%、「外食ばかりになる」21.3%、「生活リズムが崩れる」21.0%と続いた。「病気などで寝込んだとき」や「何かトラブルがあった時に自分で対処しなければならない」など、非常事態に困ってしまうという人が多かった。また『自由』であるがゆえに、「外食ばかりになる」「生活リズムが崩れる」「朝起きられない・遅刻してしまう」など不摂生をしてしまう人も多いようだ。

鍵かけ忘れ、友人と騒いだ・・・一人暮らしの失敗エピソード


■一人暮らしの失敗エピソード
一人暮らしを始めて失敗したエピソードについて自由回答で尋ねた。

「電気のつけっぱなし」「水道の出しっぱなし」「ストーブの消し忘れ」「鍵のかけ忘れ」など、ウッカリ忘れたという回答と、「寝坊した」「夜型になった」といった夜更かしと寝坊の失敗、「作りすぎた」「食事が偏った」等の食事に関する失敗談などが多かった。また、友人を家に呼んで騒いでしまった、といった失敗談も多かった。


【調査概要】
調査方法:インターネットを利用した市場調査
調査期間:2016年1月15日~1月27日
有効回答数:DIMSDRIVEモニター 4,400人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[インターワイヤード]
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