第4回乳幼児の食物アレルギーに関する実態調査(0歳~5歳までの乳幼児をもつ母親対象) 

2016年02月03日
日清オイリオグループは、2012年度より食育活動の一環として、食物アレルギーに関する実態調査を実施しています。
今年度もアレルギー週間(2月17日~23日)にさきがけ、食物アレルギー疾患と診断されている0歳~5歳までの乳幼児をもつ母親100名(以下、単に母親)を対象に調査を行いました。今回の調査では母親の気持ちに焦点をおき、夫の理解や夫に望む協力、子どもが食物アレルギーと診断されて変化したことなどを問いました。食物アレルギーが年々増加する中※で、食を預かる母親の気持ちが調査から見えてきました。

≪調査結果のポイント≫

■子供の食物アレルギーに対する夫の理解や協力が得られている一方で、約3割が望む「夫による精神的な支え」を実感している母親はわずか3%
母親の約7割は、自分の夫が子どもの食物アレルギーのことや、日常生活で気を付けなければならないことを理解していると答えました。また、食物アレルギーに関する情報収集やそれに配慮した食事を一緒にとるなど、夫の協力が得られている一方で、約3割が望んでいる「夫による精神的な支え」を実感している母親はわずか3%という結果でした。

■約8割が診断されるまで食物アレルギーについての知識を持たず
子どもが食物アレルギーと診断されるまで約8割の人が食物アレルギーについての知識を持っていないことがわかりました。【図3】また、診断後の心配としては半数以上が「集団生活での不都合」と答え、次いで「献立」、「周囲と同じものが食べられないなどの子どもが感じるストレス」が続きました。

■食物アレルギーと診断されて食への関心が高まり、より子どもに目を配るように
診断後、母親自身の変化としては「食べることに気を使うようになった」(1位)、「食品に含まれる原材料に詳しくなった」(3位)、「自分や他の家族の食生活を考えるようになった」(4位)など、食への関心が高くなった様子がうかがえます。また、2位は「子どもの様子に目を配るようになった」で、今まで以上に子どもに目を配るようになったことがわかりました。

■社会に望むことの第1位は表示の充実。3年前と比べて17ポイントアップ
食物アレルギーについて周囲や社会に望むことは1位が「食品のアレルギー表示の充実」(70%)、2位が「アレルギー対応食品の増加」(50%)、3位が「教育機関での対応の充実」(45%)となりました。2012年に行った調査と比べると「表示の充実」は17ポイント上がっています。母親にとってアレルギー表示の充実とアレルギー対応食品の増加は、毎日の食事作りの負担軽減につながるものと考えられます。


【調査概要】
調査実施日:2015年12月11日(金)~12月13日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象者:全国の食物アレルギー疾患と診断されている0歳~5歳までの乳幼児をもつ母親100名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日清オイリオグループ]
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