『2016花粉症の実態と対策』調査(花粉症経験者対象) 

2016年02月03日
日本調剤は、昨年に引き続き、自主企画調査『2016花粉症の実態と対策』調査を実施しました。
本調査は、これまでに花粉症と自覚・診断されたことがある花粉症経験者・全国の20歳~70歳以上の男女1,053人を対象に、2016年1月14日~15日の期間にインターネット調査で実施し、その結果をまとめました。
※花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。

【調査結果のポイント】

日本気象協会の発表によると、2016年春のスギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本で例年より早く、北日本は例年並みとなる見込み。花粉の飛散量は例年に比べると、ほとんどの地域で少なめですが、東北地方はやや多くなると予測されます。
そこで、本格的な春の花粉症シーズンに先駆け、全国の花粉症経験者1,053人に花粉症の実態と対策を聞いた結果、以下のことがわかりました。

1.花粉によるアレルギー症状の原因となる植物の花粉は一年中飛散している。そこで、花粉症経験者に一番花粉症の症状がひどい季節を聞いた結果、圧倒的に春(3月~5月)が多く、9割以上(90.4%)の人が春に花粉症を発症している。

2.花粉症の症状トップ5は、1位「鼻水・鼻づまり」(87.1%)、2位「目のかゆみ」(81.9%)、3位「くしゃみ・咳」(56.4%)、4位「鼻のかゆみ」(40.5%)、5位「目の充血・涙目」(34.8%)。

3.花粉症の治療には6割近い人が病院に行く(「必ず行く」22.3%+「行く場合もある」36.2%)。女性70代以上は最も病院に行く割合が高く72.1%。一方、男性30代の5割以上は病院に「行かない」。

4.『病院に行かない』人の行かない理由は、「我慢できる程度だから」(49.9%)、「市販薬で十分だと思うから」(29.2%)、「面倒だから」(25.5%)。男性30代の最も多い理由は、「面倒だから」(44.4%)。

5.花粉症治療で病院に行った場合、1回の診察費や治療薬費は「1,000~2,000円程度」が最も多く42.5%、次いで「2,000~3,000円程度」27.6%。

6.治療薬を使用するタイミングは、「花粉症がひどい時だけ使用する」人が最も多く29.0%、次いで「花粉症が発症してから使用する」(28.4%)となり、6割近い人が治療薬は症状が出てから使用している。

7.現在使用している治療薬に対する満足度は、「やや満足している」(39.7%)、「満足している」(12.3%)で、満足感を得ている人は約5割。

8.花粉症の治療薬で影響が出た場合、6割以上の人は医師や薬剤師に“相談する”(「必ず相談する」25.7%+「相談することもある」37.4%)。性年代別で、 最も“相談する”割合が高いのは女性30代(75.3%)。一方、男性40代は「まったく相談しない」(25.8%)割合が最も高い。

9.治療薬以外に行っている花粉症対策トップ2は、1位「マスクをする」(68.5%)、2位「うがい・手洗いをする」(48.3%)の基本的な対策が圧倒的に多い。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:花粉症と自覚・診断されたことがある花粉症経験者 20歳~70歳以上の男女1,053人
サンプル構成:全体1,053 男性526 女性527
調査期間:2016年1月14日(木)~1月15日(金)
調査手法:株式会社インテージに委託して、インターネット調査で実施

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本調剤]
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