企業の人材不足実態調査(企業の人事担当者対象) 

2016年01月19日
エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』上でサイトを利用している企業の人事担当者を対象に「人材不足の状況」についてアンケート調査を行ない、578社から回答を得ました。

【調査結果概要】

2015年11月度の有効求人倍率は1.25倍とバブル期越えの水準となり、多くの企業が人手不足に頭を抱える状況が続いています。そこで、企業の経営者・人事担当者に各社の人材不足の実態について伺いました。下記、トピックスです。

★ 84%の企業が、人材が不足している部門があると回答。

★ 人材が不足していると回答した割合が高い業種トップ3は「サービス関連」、「IT・情報処理・インターネット関連」「流通・小売関連」。企業規模別では、特に301名以上の企業で不足感が強いという結果に。

★ 人材が不足している理由、第1位は「退職による欠員」。人材不足の対策として、81%の企業が「正社員の採用を行なう」と回答。


【調査結果詳細】

1:84%の企業が、人材が不足している部門があると回答。

「現在、人材が不足している部門はありますか?」と伺ったところ、全体の84%が「ある」と回答しました。2010年に実施した同調査(64%)に比べ20ポイントも増加しており、売り手市場であることを裏付ける結果となりました。

2:人材が不足していると回答した割合が高い業種トップ3は「サービス関連」、「IT・情報処理・インターネット関連」、「流通・小売関連」。 企業規模別では、特に301名以上の企業で不足感が強いという結果に。

「人材が不足している部門がある」と回答した割合が高い業種トップ3は「サービス関連」(92%)、「IT・情報処理・インターネット関連」(88%)、「流通・小売関連」(87%)。特に「サービス関連」は、「人材が不足している部門がない」と回答した企業が1割以下となっており、業界全体で人手不足が深刻である状況がうかがえます。また、企業規模別では、「1001名以上の企業」94%、「501~1000名の企業」93%、「301~500名の企業」90%と、特に中堅~大手企業で人材の不足感が強い傾向が見られました。

3:人材が不足している理由、第1位は「退職による欠員」。人材不足の対策として、81%の企業が「正社員の採用を行なう」と回答。

「人材が不足している部門がある」と回答した企業に理由を伺ったところ、もっとも多かったのは「退職による欠員」(55%)でした。人材不足への対策については、81%の企業が「正社員の採用を行なう」と回答。「正社員」採用は今後も激戦が想定される結果となっています。また、正社員を採用すると回答した企業に、その理由を伺うと『中長期で業務拡大が見込めるので、長期的に人材確保・育成して行きたい』、『当社独自のノウハウをしっかりと身に着けて活躍してもらいたい』、『技術職で特殊なため、正社員を採用して時間をかけて育てたい 』などが挙げられました。正社員として採用することで継続的に業務を任せ、事業拡大につなげたいという企業の想いが垣間見えます。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン 人事のミカタ』利用企業 578社
調査期間:2015年11月18日 ~ 12月15日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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