新大人研レポート22:シニアから新大人へ、新型50・60代に(40~60代調査) 

2015年12月21日
博報堂新しい大人文化研究所では、40~60代を“新しい大人世代“と呼び、調査研究を行っています。

調査結果を見ると、40~60代の変化は、さらに本格感を増しています。新大人研レポート2012~13年は「絶滅!?する中高年-“新しい大人世代の登場”」、2013~14年は「いま高齢社会は“新しい大人社会”へと大きく変化」でした。2015年はあらためて生活者の変化に注目して『シニアから新大人へ』。自分たちは従来の50・60代とは違うという意識が高まっています。40代も含めて、単なる「若々しさ」だけでなく多方面での新たな兆しが見えて来ました。今回のシリーズでは、消費にも大きな影響を与えるその生活者の意識変化を明らかにして行きます。

新しい大人世代に彼らの世代内で共有し、彼らを結び付けているモノ・コト・ヒトの中から「自分の世代を表す言葉」を選んでもらうと、40~60代共通で「音楽」に関するワード( 「フォークソング」、「サザン・オールスターズ」など)を選択する傾向にありました。新しい大人世代にとって「音楽」は自分の世代を象徴するものであることがわかります。

また、「自分達の世代が新しい生き方やライフスタイルを作ってきたか」をたずねてみると、全体の6割近くがそう思っており、特に60代で67%とその傾向が顕著に表れました。 また、「自分たちの世代は新しい商品やサービスを率先して消費してきた年代か」という質問に対しては、 7割近くが「そう思う」と回答しており、これも60代が73.0%と最も高い傾向でした。40~60代の新しい大人世代は、自らが時代の潮流を作りだしてきたという思いを持っているようです。そのなかでも60代がその思いが強く、従来とは大きく様変わりしている新型60代といえます。

今でも新しい大人世代は若い時に楽しんできたコンテンツを趣味としており、今後も引き続き消費に結びつけていくと考えられます。

■40-60代それぞれの世代を表すのは共通して「音楽」。それに続くのは「特撮・アニメキャラ」。

世代内で共有し、結びついているモノ・コト・ヒトはなにか。世代に密接にリンクし、世代特有であると思われれる社会現象(ファッション・歌手などを含む)について独自の選択項目を作成し、たずねてみました。すると、40~60代まで共通して「音楽」に関する言葉を選択する傾向にありました。 60代は「フォークソング」、「ビートルズ」、「グループサウンズ」、50代は「サザン・オールスターズ」、「ユーミン」 、 40代では「サザン・オールスターズ」 が上位にあがっています。「音楽」が共通の事象として、世代内を繋げているようです。「音楽」に続いて「特撮・アニメキャラ」に関連する言葉も選ばれており、60代で14位に「ゴジラ」、 50代で6位「ウルトラマン」、なかでも40代では「ガンダム」が2位と突出しています。さらに、5位に共通して「戦争を知らない」が入っており、新しい大人世代が「戦争を知らない世代」ということを共通感覚として持っていることがわかります。

■「自分たちの世代は、いつも新しい生き方やライフスタイルを作ってきた年代だ」と思っている。

「自分たちの年齢層は、いつも新しい生き方やライフスタイルを作ってきた年代だ」、という割合は全体の58.7%になっています。40代 53.1%、50代 55.9%、 60代 67.0%と年代が上がるにつれて、上昇しています。60代の団塊世代は男女ともにもっともその思いが強くなっており、40代・50代では女性でその割合が高くなっています。

■7割近くが「自分たちの世代は新しい商品やサービスを率先して消費してきた年代だ」と思っている。

「自分たちの年齢層は新しい商品やサービスを率先して消費してきた年代だ」、という割合は69.1%に達し、40代65.4%、50代68.8%、 60代73.0%と年代が上がるにつれて、その傾向が強くなっています。60代の団塊世代はもっともその気持ちが強く、特にリタイア後、自分の軌跡を確認したい60代男性においては74.2%という高い結果になりました。


【調査概要】
調査主体:博報堂 新しい大人文化研究所
調査対象:40~60代男女
対象エリア:
 1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
 中小都市(首都圏、熊本市・岡山市以外の政令指定都市および岩手県・宮城県・福島県を除く)
対象者数:2,700サンプル
調査手法:インターネット調査
調査日時:2015年3月20日(金)~3月22日(日)

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