タブレット端末の利用実態調査(18~69歳男女対象) 

2015年12月25日
ジーエフケー  マーケティングサービス ジャパンは、タブレット端末の利用実態調査※を実施し、利用頻度、満足度、購入意向について調査結果を発表した。

【概要】

・51%のタブレット端末所有者がタブレット端末を毎日利用。スマートフォン非所有者に限ると63%に上昇

・8割強のユーザーが購入前の期待通りに使用できていると回答。タブレット端末への満足度は高い。


【タブレット端末の利用頻度、満足度は総じて高いが、買い替え・買い増し意向は不明瞭】

タブレット端末※1の2015年個人市場における販売台数は、前年を8%上回り約480万台に達すると見込まれる※2。この成長をけん引しているのは携帯電話専門店で、2015年1月-11月の販売台数は前年比55%増を記録した。端末や通信費の割引キャンペーンが奏功し、新規ユーザーを獲得している。

このようにユーザーのすそ野を広げつつあるタブレット端末がどのように利用されているのか、2015年9月に調査を行った。まず、タブレット端末所有者に使用頻度について尋ねたところ、最も多かった回答は「毎日使用する」で、51%を占めた(図1)。また、「週2~3回程度」が17%、「週1回程度」が10%と、定期的な使用状況が伺えた一方で、「ほとんど使用していない」も17%存在した。なお、タブレット端末所有者の内、スマートフォンの非所有率は31%であったが、このスマートフォン非所有者に限ると「毎日使用する」とした割合は63%に上り、使用頻度が上がることが確認された。

次に、タブレット端末使用者に「価格」、「軽さ」、「画面サイズ」、「操作のレスポンス」の満足度を尋ねた。その結果、いずれの項目でも高い満足度が見られた。特に「画面サイズ」では90%が「満足※3」としており、消費者は使用用途に合わせて適切な画面サイズを選択していることが伺えた。また、「軽さ」に関しては76%が「満足」とした。これまで画面サイズの大きいモデルは「文字が読みやすい」など一定の評価を得ながらも「重さ」がネックとなるケースが多かった。しかし軽量化が進み、持ち運びやすくなったことで、この不満も解消されつつあるようだ。なお、「購入前の期待通りに使えている」とした人は83%に上った。

一方で、タブレット端末使用者の買い替え/買い増し意向は、使用頻度や満足度を鑑みると、それほど高くないという状況も明らかになった。タブレット端末の購入意向について尋ねたところ、「1年以内に端末を買い替える、買い増す」は15%に、また、「使用端末が壊れたら購入を検討する」は27%にとどまった(図2)。機能や価格面の不満が少ないことを考えると、今後の市場拡大のためには、使い方の提案により機器の必需性を高めることが重要と考えられる。また、新規ユーザーの獲得も欠かせない。調査によると、タブレット端末の非所有者は79%いたが、そのうちの約4分の1は購入意向がある事が明らかになった。購入者の属性は購入場所によっても大きく異なり、各チャネルの販売施策が注目される。


※ 当リリースに掲載した調査内容は、「2015年9月期タブレット端末利用実態調査 調査結果報告書」より抜粋。
--「 2015年9月期タブレット端末利用実態調査」概要--
調査期間:2015年9月18日~9月28日
調査方法:インターネット調査
調査対象:18~69歳の男女
回答者数:約6,700名 (内、タブレット端末所有者約1,400名)
調査項目:機器所有状況、購入/入手方法、使用実態、満足度、使用メーカー・OS、使用画面サイズ、インターネット接続タイプ等

※1. 画面サイズ5.6インチ以上、タッチスクリーンを備え、iOS、Android等の軽量OSを搭載するスレート型情報端末。Windows8搭載端末は含まれない
※2. 全国有力家電量販店・携帯電話専門店・インターネット通販等の販売実績を基に個人市場規模相当に拡大推計
※3. 「満足している」と「まあ満足している」の計

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ジーエフケー マーケティングサービスジャパン]
 マイページ TOP