ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケ-ト調査 

2015年12月16日
パイロットコーポレーションは、『ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケ-ト調査』を実施。
今回で36回目の本アンケートは、首都圏のビジネスパーソンを対象に、11月9日(月)から約2週間にわたり調査を実施。

【調査結果概要】

・年賀状を「出す」2年連続の8割超え。出す理由は「新年の挨拶として」。

・新年の挨拶に使うツールは「年賀状」「メール」「SNS」。「SNS」派は「LINE」が他を圧倒。

・年賀状を出す枚数は「60枚」、年賀状をもらう枚数は「47枚」。「出す枚数>もらう枚数」傾向は今年も変わらず。

・年賀状を出す相手は「友人・知人」。出したくないのは「仕事関係」。本当に出したいのは「恩師・恩人」や「学生時代の先輩・後輩」等昔の繋がりが確認できる人。

・年賀状をもらって「うれしい」と感じる人は9割以上!もらってうれしい相手は「友人・知人」。もらった年賀状で気になるのは、自分にあてられた「メッセージ」。

・9割以上の人が、少しでも「手書き」して年賀状を出す様子。手書きは、年賀状で気持ちを伝える手・段。手書きに使う筆記具は「ボールペン」が多数。

・8割以上が「年賀状は必要」と回答。もらうと「うれしい」年賀状。


【調査結果】

1. 年賀状を「出す」2 年連続の 8 割超え。出す理由は「新年の挨拶として」。

2016 年の年賀状を出すか、否かを尋ねた<年賀状の予定>では、「出す」と答えた人は84.4%で、昨年の 81.9%を上回り、2 年連続の増加となりました。
<年賀状を出す理由>は、「新年の挨拶として」(76.2%)、「日頃の無沙汰」(47.1%)、「世話になった人への儀礼」(35.0%)が上位になり、日頃のお礼や親しさを伝えるために年賀状を出していることがわかりました。一方、年賀状を「出さない」と答えた人(15.6%)に<年賀状を出さない理由>を聞いてみると、「準備が面倒」(47.4%)、「メールで代用」(47.4%)、「ソーシャルネットワーキングサービス(以下 SNS)で代用」(31.6%)という声があがりました。年賀状を出すことを面倒だと考えている人が多いものの、メールや SNS で代用するという意見も多く、なんらかの形で新年の挨拶はしている人が多いようです。

2. 新年の挨拶に使うツールは「年賀状」「メール」「SNS」。「SNS」派は「LINE」が他を圧倒。

コミュニケーションツールとして広く浸透しているメールや SNS ですが、<新年の挨拶で活用するツール>について尋ねたところ、1 位は「年賀状」(76.6%)、「メール」(55.7%)、「SNS」(47.1%)となりました。「年賀状」がトップになりましたが、他のツールも併用している人も多い様子です。中でも、「SNS」と答えた人に<新年の挨拶に使う SNS>を聞いてみると、「LINE」(88.7%)、「フェイスブック」(54.8%)、「インスタグラム」(15.7%)、「ツイッター」(15.7%)が上位に入りました。昨年の調査では、「フェイスブック」が57.5%、「LINE」が 54.5%と 2 強体制となっていましたが、この 1 年で新年の挨拶に使う SNS は、「LINE」が他を大きく引き離した結果となりました。

3. 年賀状を出す枚数は「60 枚」、年賀状をもらう枚数は「47 枚」。「出す枚数>もらう枚数」傾向は今年も変わらず。

<年賀状を出す枚数>は、昨年と同数の平均「60 枚」となりました。その内訳は、「友人・親類等」が「37 枚」、「仕事・会社関係」が 23 枚です。<年賀状をもらう枚数>についても、昨年と同数の平均「47 枚」となり、出す枚数ともらう枚数の差は「13 枚」でした。ビジネスパーソンにとって年賀状は、出す方が多い傾向は今年も変わらないようです。
今回の調査での年賀状を出す最多枚数は 50代男性の「550 枚」で、もらう枚数の最多も 50代男性の「500 枚」でした。

<どの時点までに届くものが年賀状か>の質問では、「元旦のみ」(1.2%、前年比 2.9 ポイント減)、「三が日中」(18.0%、前年比 7.3 ポイント減)、「元旦~1 月 7 日の松の内まで」の合計も60.2%(前年比 6.2 ポイント減)と昨年に比べ、届く時期についてのこだわりは低い傾向が見えます。
一方で、「年始の挨拶があればこだわらない」(18.0%、前年比 2.1 ポイント増)と答えている人は増加しました。

4. 年賀状を出す相手は「友人・知人」。出したくないのは「仕事関係」。本当に出したいのは「恩師・恩人」や「学生時代の先輩・後輩」等昔の繋がりが確認できる人。

<年賀状を出す相手>は、「友人・知人」(85.9%)、「親類」(74.3%)、「会社等の上司」(50.0%)が上位に入りました。順位自体は昨年と同じですが、「会社等の上司」、「取引先」(31.6%)が昨年同様数字を伸ばしています。一方、<できれば年賀状を出したくない相手>の問いでは、約半数が「出したくない人はいない」(48.0%)と答え、年賀状で新年の挨拶をしたいという気持ちがうかがえます。また、2 位以下は、「会社等の上司」(21.3%)、「会社等の同僚」(13.5%)、「取引先」(11.1%)、「部下」(7.0%)と仕事関係の宛先が続きました。実際に出す相手でも、仕事関係の相手には出したくない傾向が見られます。
<年賀状を出したい相手>について聞いてみると、「友人・知人」(73.0%)、「親類関係」(54.1%)が上位に入ります。次いで、「恩師・恩人」(30.3%)、「学生時代の先輩・後輩」(25.8%)と過去にお世話になった人がランクインしました。日頃なかなか会えない人との繋がりや過去の恩義・思い出を感じる機会として年賀状のやり取りを行っている人も多いのかもしれません。

5. 年賀状をもらって「うれしい」と感じる人は9割以上!もらってうれしい相手は「友人・知人」。もらった年賀状で気になるのは、自分にあてられた「メッセージ」。

<年賀状をもらってうれしいか>を聞いてみると、「うれしい」(74.2%)、「まあまあうれしい」(20.5%)と合計で 9 割以上の人が年賀状をもらうと「うれしい」と感じていることがわかりました。
また、誰からもらうとうれしいか、<年賀状をもらって一番嬉しい相手>を聞いてみると、<年賀状を出す相手>と同様に「友人・知人」がトップで、2 位以下に大差をつけました。

また、実際にもらう年賀状はどのような年賀状がうれしいか、<もらって一番嬉しい年賀状のタイプ>を聞いてみると、「手製のイラスト、版画、絵手紙」(45.5%)が、1 位となり、半数近い人が差出人によるお手製の年賀状がうれしいと答えました。また、「何でも嬉しい」(32.0%)と答える人も多く、上記と関連して、とにかく年賀状をもらうことがうれしいと考える人も多いようです。
また、家族の写真などを使った「写真年賀状」(11.9%)も普段会えない人の近況がわかるので、3
位に入りました。

<年賀状をもらって一番気になるところは何か>を尋ねたところ、「添えられたメッセージの内容」が 76.6%で 1 位になりました。やはり、自分にあてられたメッセージは普段なかなか会えない人との貴重なコミュニケーションの機会として、気になるようです。

6. 9 割以上の人が、少しでも「手書き」して年賀状を出す様子。手書きは、年賀状で気持ちを伝える手段。手書きに使う筆記具は「ボールペン」が多数。

年賀状を出す人に対して、<年賀状の手書き箇所の有無>について聞いたところ、95.1%の人が「手書き箇所がある」と答えました。「手書き箇所がある」と答えた人に対して、<年賀状を手書きする理由>を聞いてみると、6 割以上の人が「気持ちが伝わる感じがする」(60.7%)をあげ、年賀状を機会に、気持ちを伝えたいという思いが感じられます。その他の回答では、「手書き箇所がないと DM のような感じがするから」(49.0%)、「自分が手書きの年賀状をもらうと嬉しいから」(37.2%)が続きました。年賀状を手書きする理由でも、手書きの年賀状をもらうとうれしいからという結果が見られました。
また、<年賀状の手書きに使う筆記具>について聞いてみると、72.8%の人が「ボールペン」と答え、次いで、「サインペン」(32.3%)、「筆ペン」(24.1%)、「万年筆」(13.3%)が続きました。

7. 今年も 8 割以上が「賀状は必要」と回答。もらうと「うれしい」年賀状。

<年賀状の習慣の要・不要>について尋ねたところ、81.1%の人が年賀状を「必要」と答えました。過去の調査結果を見ても、継続して年賀状を「必要」と感じている人は多いようです。
<年賀状習慣の要・不要の理由>では、年賀状が必要だと思う理由として、「年賀状をもらうとうれしい」(55.6%)、「お正月らしくなくて寂しい」(43.9%)、「人との繋がりが途絶える」(43.9%)が上位になりました。一方、不要だと思う理由としては、「準備の手間が省け、楽になる」(58.7%)、「出す、出さないを悩まなくて済む」(50.0%)、「SNS などで代用する」(43.5%)と続き、面倒であることや SNS で代用できることを理由に年賀状を「不要」だと感じているようです。


【調査概要】
調査期間:2015 年 11 月 9 日(月)~11 月 24 日(火)
サンプル数(概数):488 人
調査対象:首都圏の企業・団体等に勤務する 20 代~60 代のビジネスパーソン
調査方法:質問用紙の配付・回収による無記名留置調査

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