ベビーシッター利用実態調査(親御様対象) 

2015年12月16日
カラーズは、運営するベビーシッターサービス「キッズライン」ユーザー(親御様)へのアンケート及び利用状況に関する調査結果をまとめた。ベビーシッターをどんなときに利用するのか、一回あたりの利用金額はどれくらいなのかなど、2015年のベビーシッター利用トレンドと2016年の傾向までをレポートする。

【調査結果】

▪︎ ベビーシッター利用目的は「仕事・残業時」(66%)がトップ。次いで「自分のリフレッシュ時間」(41%)という結果に。

以前にも増して職場でも女性活躍が目立ってきた背景か、ベビーシッターの利用目的として「仕事時・残業時」がトップだった。

「急な残業のときにベビーシッターさんを会社に呼んで鍵を渡し、保育園に迎えにいって帰宅するまで面倒をみてもらってる」(40代女性)「保育園に預けているので基本時短勤務だが、キャリアップも視野にいれ、週に1回は好きなだけ仕事をするようにした。通常手をつけられない仕事をまとめてできたり、同僚とのコミュニケーションができたり、時短の焦りも多少緩和されメリットを感じている」(30代女性)
そして、利用目的の第2位は「自分のリフレッシュ時間確保」という結果に。育児に追われるママという姿から、プロの助けを借りながら、自分の時間も大切にするという新スタイルも垣間見られる。
「両親が遠方に住んでいて、主人も帰りが遅い。毎日育児と仕事の両立にヘトヘト。私だってたまには買い物に行きたい!友人と食事に行きたい!というときにバイリンガルのベビーシッターさんに頼んでます。自分自身がリフレッシュして心の余裕もできるし、子供の教育にも役立つので一石二鳥です」(40代女性)
「子供を産んでから夫婦のコミュニケーションが減ったので、主人と二人きりの外食をしたくてベビーシッターを利用。最初は心配でしたが、子供の様子から就寝まで詳細をシッターさんが報告してくれて、子供からも楽しかった!という話を聞いて、思い切って頼んでよかったです」(20代女性)など、ベビーシッターの存在がポジティブに日常生活に入り込んできたことが伺える回答が目立った。

▪︎ ベビーシッターの1回あたりの利用金額の平均は?

一回あたりの利用時間は2,5時間~3時間程度の依頼で、その場合かかる支払い金額は3600円〜4320円(手数料込)がメイン。また、1時間利用から宿泊利用まで含めた全ての利用金額の平均は5,347円(交通費別)という結果に。代表的な利用イメージとしては、夕方にベビーシッターが親の代わりに保育園に迎えに行き、家に帰宅、食事やお風呂の後寝かしつけまでという利用内容が最も多い。従来のベビーシッターサービスは入会金や月会費に加え、時給3,000円前後であるため、キッズラインには「値段が安いので週に2回定期的にお願いしている」「病児保育の時だけ利用したいので登録無料年会費無料がありがたい」(30代女性)などの声が寄せられる。ベビーシッターの利用金額を抑えられれば、利用回数や利用場面を増やすことが可能になり、仕事やリフレッシュ時間の捻出に繋がることが今後も期待される。

▪︎ ベビーシッターの利用年齢は0、1、2歳に次いで小学生のサポート依頼が急増。

ベビーシッターを初めて利用するタイミングとしては、出産直前から今後を見据えて育児のパートナーを見つけようと考える意識の高い方もいるが、メインは、育休を経て復帰する子供が0歳〜2歳のタイミング。また、特筆すべきは、小学生の親からの子供の送迎依頼や、英語や柔道、ピアノレッスンなど習い事として保育プラスアルファが提供できるシッターに依頼するという利用も急増。塾に通わせることが難しいけれど習い事を諦めたくないというワーキングマザーを中心に人気となっている。

▪︎ 理想のベビーシッターが見つかるまでの所要日数は、「すぐ〜1日以内」が67.9%

従来型ベビーシッターサービスは、煩雑な登録手続き後、ベビーシッターを紹介されるので、登録から実際に会うまで数週間かかることも。さらに一度に紹介されるのが一人の場合がほとんどなので、理想のシッターに出会うまでが困難だった。

一方キッズラインは、利用登録まで最短10分で完了。利用時には、24時間いつでもどこからでも200人以上のシッター詳細プロフィールから希望の条件検索(資格保有状況、実施可能日時、家事手伝い可能有無、住居地など)ですぐ探すことが出来るため「希望通りの人が1日以内見つかった」67.9%「多少条件を譲って(日程や経歴など)良さそうな人が数日で見つかった」も含めると87.5%の方が高い満足度を感じている。オンラインでの条件検索のみならず、顔が見えるプロフィールや過去の利用者による口コミ閲覧などで、急な依頼でも希望のシッターを手配できている。

▪︎ シッター選びの決め手は預けたい「日程」や「自宅の近くに住む」以外にも、保育プラス教育内容を求める声も

利用頻度が高いユーザーほど利便性や交通費の観点から、「自宅近く」のシッターを検索。次に検索されるのは、「時給」×「資格」。「子供がまだ0歳と1歳とで小さいので、保育士免許や幼稚園教諭など保育資格を持つ方を選んでる」(30代女性)「値段も含めての条件検索は便利」(40代女性)また小学生の子供を持つユーザーからは家庭教師も兼ねて予約する方法が人気。「近くに大学があり、そこに通う女子大生サポーターさんを見つけて依頼。バイリンガルなので英語レッスンや家庭教師も兼ねることができ、一石二鳥」(40代女性)仕事が忙しく、ゆっくり宿題や勉強を見てあげられないという親のストレスも今やシッターが解消できる時代。またピアノや柔道、体操などの特別なスキルを持つサポーターへは、平日習い事に連れて行けないワーキングマザーの悩みを解消する人気の利用法となっている。

▪ 【総括】2015年のまとめと2016年の傾向とは?
ベビーシッターは富裕層のものから、誰にとっても身近なものへ。
そして、いざという時の子供預かりのみならず、子供の感性を引き出すone to oneの教育にも

キッズラインを2月にリリースして以来、毎月登録者が口コミで増加している。ユーザーのメインは「ベビーシッター利用未経験者」だ。理由は、いままで使ってみたかったが、手続きが煩雑、料金も高く、なんとなく不安で躊躇していた層が、ネットで個人情報登録前からベビーシッターの顔写真やプロフィールや利用者レビューが見ることができるため、ベビーシッターを身近に感じたり、子供が楽しんでいる保育シーンを思い浮かべることができたため、以前より安心して頼んでみたいという気になった、というもの。
また、利用者の裾野も広がっている。保育園入園前や、子供の病児などのイメージが強いベビーシッターサービス。実際には、0歳〜2歳までの乳幼児では、保育士や幼稚園教諭などの資格をもつシッターが人気を集めた一方、3歳以上、特に小学生を持つ親からは家庭教師利用として女子大生シッターを予約する傾向が多く見られた。
また、利用者は3ヶ月以内にリピート利用するのが約8割。また定期利用も増えている。現代の母親は、よき妻、よき母、そして、よき社会人としての面など様々な顔を求められるが、それらを完璧にこなすには時間が圧倒的に足りないのが現状。その中でうまく時間を捻出しながらも、人生を充実させるためには家族以外にも育児のパートナーを見つける時代に今まさに突入しようとしているといえる。キッズラインはそんな女性を応援し、新しい育児スタイルを広めていくサービスとして2016年には全国展開など更なるサービス改善に努めていく。

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[カラーズ]
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