「ネットショッピング」に関する意識調査 

2015年12月01日
アサヒグループホールディングスの、アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所は、「ネットショッピング」に関する意識調査を実施し、484人の有効回答を得ました。

【調査結果サマリー】

■ 7割以上が「ネットショッピングが好き」-半数以上が「月1回以上」の頻度で利用

■ 女性人気は「ファッション」「化粧品」-男性人気は「家電」「パソコン」

■ 酒類のまとめ買いは「配送」「時間」「価格」で優位

■ 8割以上が「ネットショッピングが必要」


【調査結果】

Q.ネットショッピングは好きですか?
⇒  7割以上が「好き」と回答

「ネットショッピング」への印象を聞いたところ、「(ネットショッピングが)大好き」と回答した人は11.6%でした。さらに「まあまあ好き」という声も59.5%を数え、全体の7割以上の人びとが「ネットショッピング」を好意的に受け止めている事が明らかとなりました。

また、2014年に実施した同調査と年代別で比較したところ、特に若年とシニア層で昨年よりも「あまり好きではない」「大嫌い」という数値が減少し、幅広い世代でネットショッピングに対する抵抗感が薄らぎ始めていることがうかがえます。

Q.ネットショッピングの利用頻度は?
⇒  半数以上が「月1回以上」の頻度で利用

ネットショッピングの利用頻度を聞いたところ、「月1回程度」という声が最も多く25.8%でした。また、「月2~3回」が(19.6%)、「週1回程度」が(8.9%)と、全体の半数以上の人びとが少なくとも「月1回以上」の頻度でネットショッピングを利用していることが判ります。特に日用品や消耗品など、定期的に買い足しが必要なものを「まとめ買い」している人がとても多いようです。

Q.ネットショッピングで買うのは?
⇒  女性は「ファッション」「化粧品」、男性は「家電」「パソコン」が人気

女性:ネットショッピングで買うものは?
1 ファッション(衣類・靴など)     62.4%
2 食品(生鮮食品・米・油など)     52.8%
3 雑誌・書籍     47.2%
4 スイーツ・お菓子     46.2%
5 日用品・生活雑貨     45.2%
6 ホテル・旅行予約     43.1%
7 化粧品・スキンケア用品     40.1%
8 酒類(ビール・焼酎・ワインなど)     39.1%
9 家電・AV機器     32.5%
10 各種チケット(航空券・コンサート・イベントなど)     32.0%

男性:ネットショッピングで買うものは?
1 家電・AV機器     42.6%
2 食品(生鮮食品・米・油など)     40.9%
3 パソコン・関連機器・ソフト     38.0%
4 ファッション(衣類・靴など)     37.6%
5 酒類(ビール・焼酎・ワインなど)     37.1%
6 雑誌・書籍     35.4%
7 ホテル・旅行予約     35.0%
8 日用品・生活雑貨     33.3%
9 CD・DVD、音楽・映画ダウンロード     32.5%
10 各種チケット(航空券・コンサート・イベントなど)     32.0%

どんな商品をネット購入しているのかを性別で聞いたところ、女性回答のトップは「ファッション(衣類・靴など)」(男性=37.6%、女性=62.4%)でした。さらに、7位にも「化粧品・スキンケア用品」(男性=9.3%、女性=40.1%)が続き、「衣料」や「美容」など、オシャレや美しさを求める女性ならではのアイテムに高い支持が寄せられていることがうかがえます。

人気の2位は「食品(生鮮食品・米・油など)」(男性=40.9%、女性=52.8%)、さらに4位に「スイーツ・お菓子」(男性=27.8%、女性=46.2%)と、ネットショッピングにおける「グルメ」人気の高さがうかがえます。

一方、男性回答のトップは「家電・AV機器」(男性=42.6%、女性=32.5%)でした。さらに3位にも「パソコン・関連機器・ソフト」(男性=38.0%、女性=22.8%)が挙げられ、家庭内の家電やPC等の購入に際する品定めは、夫である男性が担当するケースが多いことがうかがえます。

Q.ネットで「お酒」や「飲料」を買う利点は何ですか?
⇒  酒類のまとめ買いは「配送」「時間」「価格」で優位

ネットで「お酒」や「飲料」を買う利点は?
1 重たい缶や瓶を自宅まで運んでもらえる     54.8%
2 スーパーや酒屋まで足を運ぶ手間や時間が省ける     49.8%
3 珍しい銘柄や地酒など掘り出しものを見つけられる     39.6%
4 早朝でも深夜でも好きなときに買い物ができる     31.8%
5 買い物ポイントが貯められ、お得感が高い     21.7%
6 注文から届くまでのスピードが早い     19.4%
7 リアルショップよりも価格が安い     17.5%
8 交通費が節約できる     12.0%
9 わずらわしい店員さんの接客や他のお客さんの目が気にならない     10.1%
10 商品の説明が充実している     9.2%

また男性、女性ともに人気が高かったのは「酒類(ビール・焼酎・ワインなど)」(男性=37.1%、女性=39.1%)でした。そこで、ネットでお酒を買う理由を具体的に聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「重たい缶や瓶を自宅まで運んでもらえる」(54.8%)でした。米や油等の食品類や家電と同じく、重くてかさ張るお酒類を玄関まで配達してくれるのは助かるという声が多く、「自宅に居ながら」がネットの大きな優位点と言えそうです。

次に2位は「スーパーや酒屋まで足を運ぶ手間や時間が省ける」(49.8%)。同じく4位に「早朝でも深夜でも好きなときに買い物が出来る」(31.8%)、6位にも「注文から届くまでのスピードが早い」(19.4%)が挙げられ、「早朝・深夜」「スピード」など、時間に追われる現代人にとって「時間の有効利用」が重視されていることがうかがえます。そのほか、5位に「買い物ポイントが貯められ、お得感が高い」(21.7%)、7位に「リアルショップよりも価格が安い」(17.5%)、8位にも「交通費が節約できる」(12.0%)が続きました。購入金額に応じた「ポイント」や「送料無料」というネットサービスを実施するショップも多く、コスト面からもネット購入を支持する人が目立ちました。

Q.ネットショッピングは生活に必要ですか?
⇒  8割以上が「ネットショッピングが必要」

ネットショッピングはどのくらい必要とされているのか、聞いたところ、「必要不可欠」と回答した人は21.3%でした。さらに「あれば便利」という声も61.8%を数え、全体の8割以上の人びとが「ネットショッピング必要派」でした。インターネットが一般的に普及してから約20年が経ちますが、私たちの生活に欠かせないツールとして広く定着していることがうかがえます。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女484人(有効回答数、男性267人、女性217人)
調査方法:インターネット
調査期間:2015年11月18日(水)~11月24日(火)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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