作文に関する意識調査(10代~80代男女対象) 

2015年11月27日
小学館集英社プロダクション が運営する通信添削学習サービス「ドラゼミ」は、10代~80代の男女673名を対象に、作文に関する意識調査を実施いたしました。

【調査結果】

■作文が嫌いな子が全体の6割以上と判明!
「お子さん(もしくはご自身の子どもの頃)は、作文を書くのが好きですか?」という質問に対して、410人が「嫌い」もしくは「どちらかというと嫌い」と回答しています。実に全体の6割以上の子どもが作文に対して苦手意識を持っていると判明しました。

■「作文が苦手」な原因の1位は「表現力」、続いて「語彙力」と判明
更に、作文が苦手である原因を知るために、子どもの書く文章で「足りない要素」があるとしたらどのようなポイントかを調査しました。質問項目に挙げた11個の要素は、当社が作文力に必要な力と定義する以下5つの項目を分解して設計いたしました。

<作文力に必要な5つの力>

▼語彙力
感情表現など単調になりがちなものを言い換えたり、行動の具体的な内容や、見たものの名前などを書いたりする能力。臨場感を出すことができる。

▼表現力
漠然と「楽しかった」と書くだけでなく、状況の再現をし、自分が感じたことも書き加えることで、何がどんな風に楽しかったのか、際立たせる能力。

▼思考力
見えていなかった部分までも想像して文章に表す能力。対比などを用いて印象を強くすることができる。

▼観察力
周囲の様子も書き加えるなど、見たことや見たものを言葉で再現することができる能力。

▼構成力
文章に的確な言葉で肉付けし、文章の順序や語句の順序を考えられる能力。最後のまとめに向けて組み立てることで、印象深く、読み手に強く伝えることができる。

作文が苦手な子どもたちは様々な課題を抱えていることが分かりましたが、特に「表現が単調になってしまう(42.6%)」、「漠然と『楽しかった』などのみで終わってしまう(38.3%)」の2つの回答が目立ちました。一方で、「作文に足りない要素は見当たらない」と答えたのは、わずか16%程度となっており、「作文が苦手」には原因があることを示唆しています。

また、このデータの中から、作文が「嫌い」「どちらかというと嫌い」と回答した人のデータを掛けあわせた結果、作文が苦手な子どもに足りない要素は1位が「表現力」、2位が「語彙力」ということが判明しました。


『ドラゼミ調べ』

【調査概要】
調査対象と回収サンプル数:10代~80代の男女673名
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
調査期間:2015年9月25日(金)~2015年10月2日(金)
調査実施:「ドラゼミ」

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[作文力.com]
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