夫婦に関するアンケート調査(20~79歳既婚男女対象) 

2015年11月18日
明治安田生命は、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで、夫婦をテーマとしたアンケート調査を実施。

【調査結果概要】

1.夫婦の関係
■約8割の夫婦が円満!夫婦とは「愛」にはじまり「忍」んで続く!?

・夫婦円満の秘訣は「会話」と「感謝」!相手から言われたい一言は「ありがとう」
・「愛情を感じている」夫婦と「愛情を感じていない」夫婦では、平日の会話時間で約3.4倍の差!
・夫婦がお互いに求める条件のトップは「健康」!次いで、夫は「優しさ」、妻は「経済力」
・夫婦を漢字一文字で表すと、トップは「忍」!次いで、「愛」!

2.夫婦とお金
■日用品価格上昇の影響がジワリ!?「おこづかい」「へそくり」が軒並み減少!

・夫婦のおこづかいは5年連続で減少するなか、妻のランチ代はちょっとリッチに夫の約1.4倍!
・へそくりの金額は全体で約18万円減少!妻のへそくり金額は夫の約2.2倍!
・愛情を感じている夫婦の約8割が年に1回以上のプレゼント!

3.理想の有名人夫婦
■理想の有名人夫婦は「三浦友和・山口百恵」夫妻がV10達成!

・調査開始以来、堂々の10年連続トップ「三浦友和・山口百恵」夫妻!
・僅差の2位には、女性の支持を多く集めた「佐々木健介・北斗晶」夫妻が2年連続で該当!
・3位は「ヒロミ・松本伊代」夫妻。ランキング初登場でトップ3入り!

【調査結果】

1.夫婦の関係
(1)夫婦の円満度と絆
約8割の夫婦が円満!
夫婦の約5割が「生まれ変わっても、もう一度同じ相手と結婚したい」!

・11月22日は「いい夫婦の日」。そこで、夫婦関係が円満かどうか聞いてみました。

・「円満である計」と回答した人が79.7%と、約8割の夫婦が円満であることがわかりました。

・また、生まれ変わっても、もう一度同じ相手と結婚したいかを聞いてみました。

・「結婚する計」と回答した人が49.0%と、約5割の夫婦がもう一度同じ相手を選ぶと回答しました。

・「結婚する計」を夫・妻別で見ると、夫が54.8%、妻が43.3%となっており、夫が11.5ポイント上回っています。妻よりも夫の方が現在の配偶者を「運命の相手」と考えているようです。


(2)夫婦円満の秘訣
夫婦円満の秘訣は「会話」と「感謝」!
配偶者から言われたい一言は「ありがとう」

・夫婦円満のために何が必要かを聞いてみました。

・「よく会話をする」(75.0%)がトップ、そして「感謝の気持ちを忘れない」(64.1%)、「相手を尊重・信頼する」(61.9%)と続いています。

・また、「お互いの健康を気遣う」が夫婦ともに60代・70代で6割を超えており、年齢を重ねるにつれて、お互いの体調への関心が高まるようです。

・相手から言われたい一言を聞いたところ、全体では「ありがとう」(26.6%)がトップ、そして「結婚して良かった」(9.3%)、「感謝しています」(7.8%)と続いています。妻は「よくやってくれて助かる」(8.1%)が3位となっており、夫に認めてもらいたいという想いもあるようです。


(3)夫婦の会話時間と愛情
「愛情を感じている」夫婦の平日の会話時間は
平均「104分」と「愛情を感じていない夫婦」の約3.4倍!

・仕事等で顔をあわせる時間が限られる20代~50代の平日と休日の会話時間を比較してみました。

・平日の会話時間は、約6割の夫婦が「1時間以下」(63.1%)ですが、休日の会話時間では、約7割の夫婦が「1時間超」(71.4%)と答えています。会話時間の平均では、平日が「89分」、休日が「242分」と、約2.7倍の差が見られます。

・続いて、夫婦の会話時間と愛情との関係を比較してみたところ、愛情を感じている夫婦ほど会話時間が長くなることがわかりました。平日の会話時間は「愛情を感じている計」で「104分」、「愛情を感じていない計」で「31分」、また、休日の会話時間は「愛情を感じている計」で「286分」、「愛情を感じていない計」で「72分」と、平日は約3.4倍、休日は約4倍の差が見られます。

・夫婦の愛情をしっかりと育むには、忙しくともコミュニケーションの時間を確保していく努力が必要のようです。


(4)夫婦間の不満
約8割の妻が夫に不満あり!
「気配り」「話を聞く」「整理整頓」が夫婦円満のカギ!

・円満な夫婦の間にも、配偶者への何かしらの不満はあるようです。そこで、夫婦間の不満について聞いてみました。

・夫が妻へ持つ不満トップ3は、「整理整頓ができない」、「体型が変わってきたところ」、「気が利かない」でした。対して、妻が夫へ持つ不満トップ3は、「気が利かない」、「整理整頓ができない」、「イビキがひどい」となっています。

・夫が妻に対して「特に不満なし」という回答は45.0%と最多である一方、妻が夫に対して「特に不満なし」という回答は21.9%と、約8割(78.1%)の妻が夫に対して不満を感じていることがわかりました。

・夫婦間の不満を円満度別で見ると、「話を聞いてくれない」が、「円満である計」は6.6%、「円満でない計」は26.5%となっており、約4倍と最も大きく差が開いています。夫婦円満のためには、配偶者の「話を聞く」ことが大切なようです。


(5)夫婦の円満度と寝室
寝室が一緒の夫婦は約7割
円満か否かで約2倍の差!結婚年数にも相関!?

・次に、夫婦の寝室が一緒か別々かについて聞いてみました。

・寝室が「一緒の部屋」は67.8%、「別の部屋」は30.1%となっています。

・夫婦の円満度別で見ると、「円満である計」は「一緒の部屋」が73.3%と、「円満でない計」の35.0%と比べ、約2倍の差が見られます。

・また、夫婦の結婚年数別で見ると、結婚5年以内では8割を超えているのに対し、25年超では5割近くになっています。結婚年数を重ねた夫婦は、お互いの時間を大切にしているのかもしれませんね。


(6)配偶者に求める条件
配偶者に求める条件は「健康」がダントツ!
次いで、夫は「優しさ」、妻は「経済力」

・配偶者に求める条件について聞いてみました。

・全体では、「健康」が62.7%と突出して高く、次いで「優しさ」(43.0%)、「愛情」(37.1%)と続いています。

・夫・妻別で見ると、夫は「健康」(64.0%)がトップ、次いで「優しさ」(49.7%)、「愛情」(45.9%)と続き、妻は「健康」(61.3%)がトップ、次いで「経済力」(39.3%)、「優しさ」(36.3%)の順となっています。なかでも「経済力」は、妻が夫を33.9ポイントも上回っています。

・また、夫の40代以降と妻の全世代で「健康」を最重視しており、夫婦はお互いが「健康」であることを一番に望んでいるようです。


(7)夫婦を漢字一文字で表すと
夫婦ともに「忍」がトップ!夫婦とは「愛」にはじまり「忍」んで続く!?

・次に、夫婦を漢字一文字で表していただきました。

・全体では、「忍」が13.1%でトップ、次いで「愛」(9.1%)、「和」(7.6%)、「楽」(6.6%)と続いています。

・夫・妻別で見ると、夫は「忍」(12.2%)がトップ、次いで「愛」(10.4%)、「和」(9.1%)と続き、妻は夫と同じく「忍」(14.1%)がトップ、次いで「楽」(8.0%)、「愛」(7.7%)の順となっています。

・年代別で見ると、20代では「愛」がトップですが、40代以降は総じて「忍」がトップを独占しています。

・さらに、結婚年数別に見ると、結婚5年以内は「愛」、「楽」が選ばれていますが、結婚15年目を超えると総じて「忍」がトップを独占しています。

・夫婦とは「愛」にはじまり「忍」びながら、永く続いていくようです。夫婦ともに寛容になることが大切なのかもしれません。


2.夫婦とお金
(1)夫婦のおこづかいとランチ代

夫婦のおこづかいは5年連続で減少!
妻のランチ代はちょっとリッチに夫の約1.4倍!

・夫婦のおこづかい(月に自由に使えるお金)金額について聞いてみました。

・全体の月平均金額は「26,486円」と、昨年より810円下がり5年連続で減少となりました。夫・妻別では、夫は昨年から181円減少の「31,687円」、妻は1,393円減少の「21,314円」でした。

・また、夫婦の平日のランチ代を聞いてみたところ、夫は「500円台」(29.5%)が最多で、平均金額が「716円」に対し、妻は「1,000円~1,500円未満」(41.8%)が最多で、平均金額も「1,036円」と、夫の約1.4倍の金額となっています。

・妻は、おこづかいを減らしながら家計をやりくりし、たまのランチを楽しんでいるようです。


(2)夫婦のへそくり金額と愛情
へそくりの金額は全体で約18万円減少!
へそくりの使用目的は「いざというときのため」

・夫婦のへそくり(配偶者に内緒にしている資産)について聞いてみました。

・日用品価格上昇の影響がジワリと効いてきたのでしょうか。今年のへそくり金額は全体平均で「929,601円」と、前年より約18万円減少しています。

・使用目的としては、「いざというときのため」(70.7%)がトップ。次いで、夫は「趣味のため」(52.3%)、妻は「将来のため」(36.4%)が多数という結果となりました。

・妻のへそくり金額は減少していますが、それでも夫のへそくり金額の約2.2倍と、妻はいざというときの備えとして、家計をやりくりしながら、しっかり貯めようとしているようです。


(3)夫婦間のプレゼントと愛情
親しき仲にもプレゼントで愛情表現!
愛情を感じている夫婦の約8割が、年に1回以上はプレゼント!

・夫婦の記念日やイベントの際は、プレゼントを贈る夫婦も多いと思います。そこで、年に何回プレゼントを贈るか、1回あたりのプレゼント予算はいくらかを聞いてみました。

・プレゼント回数は「0回」(37.3%)が最多で、続いて「1回」(30.4%)となり、平均回数は1.2回となりました。

・さらに、プレゼントと愛情の関係について調べてみました。「愛情を感じている計」と回答した夫婦のうち、プレゼント回数が「0回」は60.9%に対し、「1回以上」は81.9%と、21.0ポイントも差がありました。

・また、プレゼントの平均金額は1回あたり「11,000円」と、昨年から約400円減少しています。

・プレゼント予算は減少しているようですが、夫婦の記念日等には、ささやかでも日頃の感謝の気持ちをこめて、プレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか。


3.理想の有名人夫婦
理想の有名人夫婦 堂々の10年連続トップ「三浦友和・山口百恵」夫妻
僅差の2位には「佐々木健介・北斗晶」夫妻が2年連続で該当!

・最後に、毎年恒例の「理想とする有名人夫婦」を聞いてみました。

・総合1位は、10年連続で「三浦友和・山口百恵」夫妻でした。選んだ理由に「年齢を重ねても仲が良さそう」、「お互いの役割を考えて、夫婦生活を送っている」等のコメントが多く見られました。全年代で支持を多く集めており、特に、50代~70代で圧倒的な支持を集めました。

・僅差の2位には、「佐々木健介・北斗晶」夫妻。「夫婦仲の良さがふたりの笑顔ににじみ出ている」、「病気になってもその病気に勝てる程の愛が見えたから」等のコメントが多く見られました。20代~40代女性の支持を多く集めており、男女別「女性(妻)が選んだランキング」では、トップを記録しています。「病」に夫婦(家族)で立ち向かう姿に、多くの女性が共感を寄せたと思われます。

・3位は、「ヒロミ・松本伊代」夫妻。「自由でいながらお互いを尊重していそう」、「夫が妻のすべてを受け入れて、愛しているかんじがする」等のコメントが見られ、各年代で幅広く支持を集めた結果、ランキング初登場でトップ3入りを果たしました。夫のヒロミさんの再ブレイクが大きく影響したのかもしれません。



【調査概要】
調査対象:20~79歳の既婚男女
調査エリア:全国
調査期間:2015年10月8日(木)~10月14日(水)
調査方法:インターネット調査
有効回答者数:1,600人

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