トイレ掃除に関する意識調査 

2015年11月11日
プラネットは、トイレ掃除に関する意識調査の結果を発表。

【調査結果】

■変わりゆくトイレ事情…自宅にトイレが2か所ある人が3人に1人以上

家でも外出先でも、清潔感のあるきれいなトイレを使ったときには気持ちがいいもの。反対に、入ったトイレが汚れていたら、いやな気分になりますよね。 今回は誰もがお世話になるトイレとトイレ掃除について、アンケートを実施しました。
初めに、自宅のトイレの数と種類を調べた結果を見てみましょう。「1か所」と答えた人が最も多く61.7%でしたが、「2か所」という人も34.4%で、3人に1人以上の人の自宅にトイレが2か所あることがわかりました。朝の慌ただしい時間帯に“トイレの順番待ち”なんていうドラマなどでおなじみの光景も、見られなくなるのかもしれません。さらに、自宅のトイレのタイプ・機能を聞いた結果では、「水洗・洋式トイレ」が86.3%で圧倒的1位。「水洗・和式トイレ」は4.1%とごく少数でした。また、「温水洗浄便座」を備えている人も33.7%で、かなり普及しているようです。伝統的な和式トイレは少なくなって、家庭のトイレ事情が様変わりしていることがうかがえました。

■トイレ掃除の頻度は「週に1日」が最多、「毎日」している人も1割

次に、自身でトイレ掃除をする頻度を聞きました。最も多かったのは「週に1日」で26.4%、次いで「週に2~3日」の15.4%でしたが、「毎日する」という人も10.0%で3位にランクイン。“週に1日以上”の数値を合計すると57.2%で、6割近く。比較的まめに、定期的に掃除をしている実態がうかがえました。
この結果を「毎日する」に注目して職業別に見ると、やはり最も多いのは「専業主婦(主夫)」の21.1%。「自営業」「定年退職」「パート・アルバイト」がいずれも12%台の僅差で続きます。その後は「会社役員・経営者」の8.4%。これは「公務員」5.5%、「会社員」4.8%に比べても高い数値になりました。「トイレがきれいだと運気が上がる」とも言われます。多忙な「会社役員・経営者」の人が、自宅のトイレを自分で、しかも毎日掃除するのは、そうしたジンクスを信じ、実践しているのかも…?実際の効果はともかく、見習って損はないかもしれません。

■いつか使ってみたい!「貼るタイプ(スタンプ)の洗剤」と「流せるブラシ」

6割近い人が、週に1日以上しているトイレ掃除。皆さん何を使って、どのように掃除をしているのか、現在使っているトイレ用掃除道具と、今後使ってみたい掃除道具を聞きました。
現在使っているのは、1位が「お掃除シート」47.2%、2位が「トイレ用洗剤:スプレータイプ」45.8%、3位が従来型の「便器ブラシ類:流せないタイプ」44.8%という結果。さらに、4位は「トイレ用洗剤:液体・ジェルタイプ」34.1%で、上位はいずれも定番のアイテムでした。1位の「お掃除シート」は、紙に厚みがあったり、除菌・消臭もできるなど、トイレ掃除用ならではの工夫が凝らされ、使用後は水に流せて衛生的であることもポイントです。

一方、今後使ってみたい掃除道具の結果を見ると、「トイレ用洗剤:貼るタイプ(スタンプ)」、「便器ブラシ類:流せるタイプ」が、定番のトイレ用洗剤、お掃除シートなどに続いて、4位と5位に。いずれも“現在使っている”では8.9%、8.4%と1割未満でしたが、23.4%、20.6%という結果で、関心の高さがうかがえます。どちらも最近見かけることが増えた、新しいタイプのトイレ用掃除道具。なるべく手で触れたくない便器掃除の強い味方になってくれそうなことから、注目が集まっているのではないでしょうか。

■トイレ掃除だからこそ求める爽快感…香りをうたった洗剤が人気

ここで、どんなトイレ用洗剤が売れているのか、売れ筋ランキングを見てみましょう。1位をはじめ、スプレータイプの洗剤が10位までの中に4品入り、前項目の調査結果と合致する傾向が見られました。また、前項目の“今後使ってみたい”調査で注目されていた「貼るタイプ(スタンプ)」の洗剤も、11位以下20位までに4品入っていて、実際に人気の高まりがわかります。
ランキングで目につくのが「ミント」「アロマ」といった“香り”をうたった商品名。20位までの中に、香りにまつわる言葉が名前に入った商品が10品もあります。トイレに消臭・芳香は付きもの、また香り付き洗剤は家庭用洗剤のトレンドと言えますが、においの気になるトイレ掃除用だからこそ、いい香りで気持ちよく掃除したいという気分がより表れていると言えそうです。

■トイレ掃除に近道なし…!?お勧めの掃除方法は「マメにすること」

さらに、「お勧めのトイレ掃除方法」についても聞いてみました。
「キッチン用の目の細かいスポンジを使う」「使い古しの歯ブラシ」など、トイレ掃除用以外の道具を活用するという方法を勧める回答が見られました。「重曹と酢を使えばエコ」「米のとぎ汁乳酸菌」など、自然素材を使う裏ワザも。「グレープフルーツの皮で便座を拭くと、いい香りがして気分がいい」という回答もあり、やはり“香り”は大事な要素のようです。そのほか、「スポンジで直接便器の中を掃除する」などの力わざに出る人も。たしかに、力の加減を思いどおりにできて、どんな掃除道具よりも“達成感”はありそうですね。
意外に多かったのが「とにかくマメにやること」という回答。そのためには、「汚した本人に汚れを取ってもらうよう習慣づける」「いいことがあると思いながら掃除する」「お客様に遊びに来てもらうと、その前は必死で掃除できます」など、“状況づくり”や“動機づけ”も肝心。おっくうになりがちなトイレ掃除をなんとかまめにするための“心理作戦”にも一工夫しているようです。

■「便器に物を落とした」「顔に水が」…共感!“トイレ掃除あるある”

トイレ掃除の失敗談も聞きました。すると、誰もが共感できそうな“トイレ掃除あるある”が…。
「ブラシで便器をこすったとき水が自分にはねてしまった」「シャワートイレのノズルを掃除中、水が顔にかかった」など、水まわりの掃除だけに、水にまつわる失敗談は多数。そしてやっぱりあったのが、「トイレを掃除していてメガネを落としてしまった」「胸のポケットに入れていた鍵を落とした」など、便器に物を落としたというエピソード。汚水ではないとわかっていても、気分のよくないものですよね。「急なお客さんのときに、トイレを掃除していなくて焦った」という人も。“掃除をサボったときにかぎって来客がある”という法則がありそうです。
「便座を上げて床掃除をしていたとき、誤って便器に座ってしまった」という事態は、下半身が水浸しになるばかりか、けがにもつながりかねません。集中するあまり周りが見えなくなるのかもしれませんが、掃除中は落ち着いて、十分周囲に注意して。また、くれぐれも胸ポケットの物は出しておいたほうがよさそうです。

■「懸賞に当選」「女子サッカーで日本が勝利」…“トイレの神様”を実感!

トイレには神様がいるとかいないとか…ヒットソングにも歌われたように、「トイレを掃除すると美人になれる」「トイレがきれいだと金運がアップする」など、昔から幸運が舞い込むと言われているトイレ掃除。そこで、トイレ掃除をしてよかったエピソードを聞いてみました。
「トイレ掃除をした後は、懸賞品が届くことが多い」「妊娠時、トイレ掃除をしていて、安産だった」「言い伝えのとおり、お金が飛びこんできました」など、トイレ掃除がツキを呼ぶという俗言を裏付けるような回答が集まりました。中には「女子サッカーの放送中、ハーフタイムの間にトイレ掃除をしたら、見事日本が勝利」なんてミラクルな体験を持つ人も。「トイレをきれいにしていると、小さな運が向いてくる」など、トイレ掃除でささやかな幸運を実感している人は少なくないようです。

■“トイレットペーパー補充”“男性も座って”…トイレわが家のルール

最後に、「あなたの家のトイレのルール」を聞きました。多かったのは、“座ってする”というルール。尿はねによる汚れを取り上げたテレビ番組の影響もあるのか、もはや“男性も座ってする”は家庭の常識になりつつあるのかもしれません。「破ったら1か月トイレ掃除」「夫は立ってするので、自分で掃除してもらう」など、ルールは徹底的です。
同じく多かったのが「ふたを閉める」です。これは温水洗浄便座の節電を目的にしていることが考えられますが、「幸運が逃げないよう」という回答もありました。
「汚したらすぐに拭く」「汚したら本人が掃除する」など、きれいに使うためのルールも目立ちました。「お勧めのトイレ掃除方法」で見た、「こまめにするにかぎる」という秘訣にも通じます。さらに、「スリッパは向きを変えて出る」「トイレットペーパーは、使い終わった人が交換」などは、基本的なマナーと言えそうです。「1階は妻、2階は自分用」「女性用と男性用を分けている」など、“トイレの個室化”をうかがわせるものもありました。
トイレと言えば“暗くて汚い”というイメージは昔のもの。現代のトイレは、明るく清潔で、居心地のいい場所に様変わりしつつあるようです。きれいに使って、こまめに気分よく掃除して、「トイレの神様」を招きたいものですね。

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