FX(外国為替証拠金取引)の動向調査 2015 

2015年11月05日
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内FX(外国為替証拠金取引)市場の調査を実施した。

<外国為替証拠金取引(FX: Foreign Exchange)とは>
1998年4月の外為法の改正を受けて登場した、国内初の個人投資家向け外貨売買の金融商品である。取引のしくみは、証拠金を担保にレバレッジをかけた取引額を想定元本として差金決済を行うものである。ここでは店頭FX(外国為替証拠金取引)市場を取り上げる。

【調査結果サマリー】

◆ 2015年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆3,176億円、前年同期比13.5%増
2015年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆3,176億円となり、前年同期比13.5%増であった。市場は堅調に拡大を続け、2013年3月期には1兆円を突破、2015年3月期も引続き拡大基調にある。

◆ 2015年3月期の口座数は531万口座、前年同期比10.9%増
顧客利便性の向上に加え、取引の透明性と企業の健全性・信頼性の向上に注力した結果、依然として新たな個人投資家の口座開設が進み、2015年3月期は前年同期比で10.9%増の531万口座であった。

◆ 2015年3月期の年間取引高は4,218兆円※(※百万通貨は1億円として換算)、前年同期比0.4%
2015年3月期は、前年同期比0.4%増と微増ながら、昨年の規模を上回りFX市場において過去最高の取引高を更新した。2014年度下半期間際から続く円安基調を背景に、取引高が大幅に増加。前年と同様に高水準で取引高が推移した。

◆ 2016年3月期は市場規模1兆5,098億円、585万口座、年間取引高4,766兆円※を予測
投資未経験者層の開拓や、地方都市における顧客拡大、また取引の透明性と企業の健全性・信頼性の向上を目的とした更なる投資環境の整備に取組む企業姿勢などから、2016年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆5,098億円、口座数は585万口座といずれも拡大基調を予測する。一方、年間取引高は、2015年4~6月期の有力企業における累計取引高の増加傾向を加味し、前年同期比13.0%増の4,766兆円※を予測する。※百万通貨は1億円として換算


【調査概要】
調査期間:2015年8月~10月
調査対象:商品先物会社、FX専業会社、証券会社、ネット銀行等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに電話・e-mail等によるヒアリングを併用

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