秘密に関するアンケート調査(20歳~59歳男女対象) 

2015年10月28日
オウチーノ総研は、首都圏在住の20歳~59歳男女863名を対象に、「『秘密』に関するアンケート調査」を行った。

【調査結果】

はじめに、「両親、恋人や配偶者、友人、職場の人に秘密にしていることはありますか?」と聞いた。結果、「両親」に秘密がある人は36.7%、「恋人や配偶者」は37.4%、「友人」は34.9%、「職場の人」は35.7%だった。次に、「秘密がある」と回答した人を対象に、「秘密がばれてしまわないように、何か工夫していますか?」と聞いた。「自分以外の誰にも口外しない」という人が最も多く27.9%、「証拠を消す、隠す」が12.7%、「怪しまれても白を切る」が7.2%、「インターネットなどの検索履歴を消す、隠す」が4.0%と続いた。最後に、「秘密があることについて、どう思いますか?」と聞いた。結果、「仕方がないことだと思う」という人が30.5%、「当たり前のことだと思う」が23.3%、「良いことだと思う」が6.4%、「後ろめたく思う」が5.8%、「してはいけないことだと思う」が1.4%、「その他」が2.4%、「何とも思わない」が30.2%だった。「後ろめたく思う」、もしくは「してはいけないことだと思う」と回答した人を合わせると、「秘密があること」についてマイナスに思っている人はわずか7.2%ということが分かった。

既婚者の41.5%が、夫もしくは妻に秘密にしていることがある!

はじめに、「両親、恋人や配偶者、友人、職場の人に秘密にしていることはありますか?」と聞いた。結果、「両親」に秘密がある人は36.7%、「恋人や配偶者」は37.4%、「友人」は34.9%、「職場の人」は35.7%だった。誰かしらに秘密にしていることがある人は、全体の43.7%だった。
「秘密がある」と回答した人の秘密の内容を詳しく見ると、「両親」の場合、「異性関係」が最も多く14.9%、「お金の使途」が11.3%、「ヘソクリ、貯金」と「収入」が共に9.9%だった。「恋人や配偶者」の場合、「ヘソクリ、貯金」が14.3%、「異性関係」と「自分の過去」が共に12.6%、「お金の使途」が10.9%。「友人」の場合、「自分の過去」が13.2%、「異性関係」が11.2%、「収入」が10.9%。「職場の人」の場合は「自分の過去」と「異性関係」が共に13.5%、「ヘソクリ、貯金」が9.8%だった。誰が相手であっても、異性関係や金銭面については正直に話せないことが多いようだ。また、「両親」以外には自分の過去を秘密にしている人も意外といることが分かった。また、未既婚者別に「秘密がある」と回答した人を見ると、「両親」に対しては未婚者が41.9%、既婚者が31.8%だった。一方、「恋人や配偶者」に対しては未婚者が26.4%、既婚者が41.5%だった。恋人同士よりも夫婦の方が言えないことが多くなるのだろうか。

秘密がばれてしまわないために有効な対策は、「誰にも口外しない」こと。

次に、「秘密がある」と回答した人を対象に、「秘密がばれてしまわないように、何か工夫していますか?」と聞いた。「誰にも口外しない」という人が最も多く27.9%、「証拠を消す、隠す」が12.7%、「怪しまれても白を切る」が7.2%、「インターネットなどの検索履歴を消す、隠す」が4.0%と続いた。基本中の基本とも言える「誰にも口外しない」ことが、最も有効な手段のようだ。
また、「特に何もしない」が54.9%と半数を超えた。男女別に見ると、「特に何もしない」と回答した男性は49.2%、女性は60.3%。男性の方が、秘密がばれないよう、対策を打っている人が多いことが分かった。また、未既婚者別に見ると未婚者は60.5%、既婚者は50.2%だった。平穏な夫婦生活を送るためには、秘密がばれないための工夫も必要なようだ。
「誰にも口外しない」と回答した人に、具体的にどう工夫したか聞いた。最も多かったのが「話題にしない」だった。具体的には「基本的に自分のことは話さない」(25歳/男性)や「一切そのことについては話さない」(33歳/女性)、「ごまかして他の話題にすり替える」(47歳/男性)などが挙がった。他には「顔色も変えずに振る舞う」(33歳/女性)や「人の口に戸は立てられない。墓場まで持って行く」(34歳/女性)などの声が聞かれた。
「証拠を消す、隠す」については、「家に持ち帰らない」が最も多く挙がった。例えば「封筒や商品タグなど、家の外で捨てるか会社でシュレッダーにかける」(52歳/男性)や「書類は家に持ち込まない」(45歳/男性)などが挙がった。他には「出しっぱなしにしない」(46歳/女性)や「データごと消す」(28歳/女性)などが挙がった。
次に、「秘密がばれたことはありますか?また、人間関係に支障をきたしたことはありますか?」という質問をしたところ、「ばれたことがある」という人は22.6%、「ばれたことはない」という人は77.4%だった。また、「ばれたことがある」という人のなかで「人間関係に支障をきたしたことがある」という人は24.7%だった。具体的にどのような支障をきたしたか聞いたところ、「秘密をばらされて、ばらした人と二度と口を利かなくなった」(42歳/女性)や「友人関係がすべて崩壊した」(30歳/女性)などが挙がった。

秘密があることについて、マイナスに思う人は、わずか7.2%!

最後に、「秘密があることについて、どう思いますか?」と聞いた。結果、「仕方がないことだと思う」という人が30.5%、「当たり前のことだと思う」が23.3%、「良いことだと思う」が6.4%、「後ろめたく思う」が5.8%、「してはいけないことだと思う」が1.4%、「その他」が2.4%、「何とも思わない」が30.2%だった。「後ろめたく思う」もしくは「してはいけないことだと思う」と回答した人を合わせると、「秘密があること」についてマイナスに思っている人はわずか7.2%しかいないことが分かった。
それぞれの回答理由を聞いた。「仕方のないことだと思う」、「当たり前のことだと思う」と回答した人では共に、「誰にでも人には言えないことがあるから」という理由が最も多く、具体的には「関係性によって言えること、言えないことがあるのは当然だと思うから」(33歳/女性)や「すべてさらけ出して生きている人間なんていないから」(26歳/女性)などが挙がった。「仕方のないことだと思う」と回答した人からは、次いで「円満な人間関係を築くため」という理由が多く挙がった。例えば「秘密にした方が円滑に進むこともあるから」(46歳/女性)や「すべてをさらけだして付き合ってもうまくいかないことのほうが多いから」(41歳/女性)、「秘密にしている方がお互い良好な関係を築ける場合もあるから」(33歳/女性)などの声が挙がった。また、「当たり前のことだと思う」と回答した人では「すべて話す必要がないから」という理由が続いた。具体的には「何もかもあけっぴろげに話すことが良いこととは限らないから」(28歳/女性)や「すべての人に自分をさらけ出す必要はないから」(29歳/女性)などが挙がった。
一方、「後ろめたく思う」と回答した人からは「内緒にしている自分が虚しく思うから」(25歳/女性)や「いつばれるか気になってしまうから」(45歳/男性)などの声が聞かれた。また「してはいけないことだと思う」という人からは「自分を信じてくれている人たちを裏切ってしまう行為だから」(34歳/女性)や「後々面倒なことになるから」(55歳/女性)などが挙がった。最後に、「何とも思わない」と回答した人では「誰にでも人には言えないことはあるから」という理由が最も多く、その他には「特に相手に関わらない話だから」(58歳/女性)や「自分の過去のことなど、聞かれてもいないのに話すことではないと思うから」(38歳/女性)などが挙がった。


【調査概要】
有効回答:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20歳~59歳男女863名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2015年10月16日(金)~10月19日(月)

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[オウチーノ総研]
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