「人気スポーツ」に関する全国意識調査 

2015年09月28日
世論調査・市場調査の専門機関の中央調査社は、「人気スポーツ」に関する全国意識調査を実施。
調査は、無作為に選んだ全国の 20歳以上の男女個人を対象に個別面接聴取法で行いました(回答者数 1,212 人)。調査結果の概要は以下の通りで、1993 年以来毎年同様の調査を行っています。

【主な調査結果】

●最も好きなスポーツ選手は、2014 年に全米オープン決勝進出を果たし、快進撃が続く「錦織圭」が初の1位。「イチロー」は2位。現役続行の意思を表明した「浅田真央」が3位、ソチオリンピック金メダルの「羽生結弦」が昨年に引き続き4位。

●好きなプロスポーツは、「プロ野球」が不動の 19 年連続1位。「プロサッカー」は5年連続2位。「プロテニス」は3位に大きく上昇。「大相撲」「プロゴルフ」が4位、5位と人気を維持。

●好きな現役力士は、横綱「白鵬」が8年連続の1位。2位は前頭「遠藤」、3位に大関「稀勢の里」、4位に横綱「日馬富士」。大関「照ノ富士」、前頭「逸ノ城」が5位、6位にそれぞれ初登場。その他若手力士も台頭している。

●一番好きなプロ野球チームは、今年も「巨人」が1位、「阪神」が2位。3位には昨年日本一の「ソフトバンク」。

●一番好きなJ1サッカーチームは「ガンバ大阪」。「浦和レッズ」は後退して2位に。3位、4位に「鹿島アントラーズ」「名古屋グランパス」が続く。


【調査結果】

1.最も好きなスポーツ選手

・2014 年に全米オープン決勝進出を果たし、2015 年9月時点世界ランキング6位のプロテニス選手「錦織圭」が、2013 年のランクイン以来初の1位となった。男女別でみると、女性は2位と大差をつけてあげており、年代別でみると、20 代を除くすべての年代で1位となっており、広い世代から人気を博している。

・野球の「イチロー」は昨年と同じく2位となっているが、男性人気はなお1位であり、年代別でも、20 代では1位、他の年代においても変わらぬ人気を維持している。また、投手と打者の二刀流選手として注目されている「大谷翔平」が7位に上昇。その他野球関連では、「長嶋茂雄」が5位、「王貞治」が9位にランクインしている。

・フィギュアスケートでは、現役続行の意思を明らかにした「浅田真央」が3位に、ソチオリンピック金メダルの「羽生結弦」が昨年に引き続き4位と人気を維持している。

・サッカーでは、なでしこジャパンの「澤穂希」が6位、男子では「本田圭佑」が8位にランクインしている。


2.好きなプロスポーツ

・「プロ野球」が 19 年連続1位となったが、人気は下降傾向。

・「プロサッカー」は5年連続2位となり、前回に比べ3ポイント上がり3割近くに。

・2014 年から調査対象とした「プロテニス」は、昨年より大幅に上昇する結果となった。


3.好きな現役力士

・横綱「白鵬」が、8年連続で力士ナンバー1。

・「遠藤」が昨年から引き続き2位となり、堅調な人気を維持している。

・大関「稀勢の里」が3位に上昇。横綱「日馬富士」が僅かにポイントを下げ4位に後退している。


4.一番好きなプロ野球チーム

・1993 年の調査開始以来1位「巨人」、2位「阪神」は不動。成績は今季も上位を維持しているが人気は減少傾向となっている。

・パ・リーグは昨年日本一であり、工藤新監督の「ソフトバンク」が3位に、「日本ハム」が4位にそれぞれ上昇し、「楽天」が昨年の3位から7位に後退している。

・地区別にみると“北海道”の「日本ハム」、“東海”の「中日」、“近畿・阪神”の「阪神」、“中国”の「広島」、“九州”の「ソフトバンク」といったチームが、地元において1位になっており、地域とのつながりが反映されている。

・リーグごとの人気については、セ・リーグが半数程度と昨年から大きな変動はない。


5.一番好きなJ1のサッカーチーム

・2014 年に国内タイトル三冠を達成した「ガンバ大阪」が1位となっている。

・「浦和レッズ」が2位、「鹿島アントラーズ」が3位と、昨年に比べ1つずつ順位が後退する結果となったが、以前と変わらぬ人気を維持している。

・他に上位にあげられた、4位「名古屋グランパス」、5位「横浜F・マリノス」、6位「サンフレッチェ広島」、7位「清水エスパルス」は僅差で、わずか0.5ポイントの中に収まっている。

・地区別に好きなチームをみると、それぞれの地区でホームタウンとするチームがいずれも1位となっている。


6.関心のあるスポーツ

・「野球」が 38.7%と最も高く、「サッカー」が 30.3%、「テニス」が 26.7%、「フィギュアスケート」が 23.1%と続いている。

・男女別でみると、男性では「野球(50.8%)」「サッカー(36.9%)」の関心度が高く、女性は「フィギュアスケート(35.1%)」「テニス(29.6%)」の関心度が高い。


7.2020 年東京オリンピックで期待する追加種目

・かつてのオリンピック種目であった「野球・ソフトボール」が 69.4%で最も高く、2位以下を大きく引き離している。次いで「空手」(15.4%)、「ボウリング」(9.8%)、「サーフィン」(6.5%)の順であげられている。

・男女別でみると、大きな差はみられない。



【調査概要】
調査地域:全 国
調査対象:20歳以上の男女個人
標本数:4,000
抽出方法:層化三段無作為抽出法(住宅地図)
調査方法:調査員による個別面接聴取法
調査時期:2015年7月10日(金)~20日(月)
有効回収数:1,212

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[中央調査社]
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