世界15か国のデジタルマーケターへの調査(「The 2015 Digital Marketer」日本語版) 

2015年09月28日
エクスペリアンジャパン、世界15か国1,012人のデジタルマーケターへの調査に基づく「The 2015 Digital Marketer」日本語版を発表。

「The 2015 Digital Marketer」は、米国Experianが中心となり世界15か国1,012人のマーケターに対して行った調査を中心に編纂され、各国のマーケターが感じている課題を俯瞰することが可能です。また、それらの課題を解決し「顧客中心のマーケティング」を実現するための成功事例だけでなく、豊富な各種調査データや戦略立案のベストプラクティスも豊富に掲載されています。

【調査結果概要】

■チャネルを横断したマーケティングの実現を妨げる障壁
複数のチャネルやデバイスを自由自在に使いこなす現在の消費者に対して、マーケターは、チャネルやデバイスを超え、あらゆるタッチポイントにおいて消費者一人ひとりに最適化され、ブランドとして一貫した文脈が維持されたメッセージを提供する必要があります。本調査では、このようなクロスチャネルマーケティングの実現を妨げる大きな要因として、散在する顧客データの連携ができていないために顧客像の明確化ができない点や、チャネルや商品で区切られた縦割り「サイロ型」組織構成、適切なテクノロジーを持たないという点が挙げられました。

■真の顧客像を明確化する
マーケティングに活用するチャネルの増加により収集できる顧客情報が増える一方で、チャネルをまたがって顧客のプロファイル情報を連携させ顧客像を明確化すること(シングルカスタマービューの作成)が難しくなっています。今回の調査ではシングルカスタマービューを構築できていると回答した企業はわずか24%にとどまっており、その主な要因はデータ品質の低さであることがわかりました。

■顧客の行動と思考を理解して、コミュニケーションを最適化する
マーケターは、単に顧客が誰であるかを把握していればいいわけではなく、顧客が何を好み、何を求めているか理解する必要があります。例えば、小売業者の多くは低価格こそ顧客の購買動機になると考え、割引や特別オファーをすべての顧客に提案していますが、私たちの調査によれば、こうしたオファーに対する顧客の行動は様々です。オファーに対する消費者行動の視点から見ると、顧客は「オファー追求型」から「オファー拒否型」まで6種類に分類することができます。個々の顧客セグメントの購買行動や動機、ニーズを明らかにすることで、セグメントごとに適切なオファーや割引戦略を構築することが可能となるでしょう。

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[エクスペリアンジャパン]
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