パチンコ関連機器市場に関する調査 2015 

2015年09月25日
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のパチンコ関連機器市場の調査を実施した。
パチンコ関連機器市場とは、パチンコ機市場、パチスロ機市場、周辺設備機器市場の総称である。また、周辺設備機器市場とは、ホールコンピューター、玉補給機器などのホール内の設備機器の市場の総称である。

【調査結果サマリー】

◆2014年度のパチンコ関連機器の市場規模は1兆2,232億円、前年度比で94.0%
2014年度のパチンコ関連機器の市場規模は1兆2,232億円(メーカー売上金額ベース)となり、前年度比で94.0%、774億円のマイナス成長となった。

◆パチンコ機市場は微減、好調続いたパチスロ機市場も1割減の縮小トレンドに突入
パチンコ関連機器市場の過半を占めるパチンコ機の2014年度の市場規模は6,437億円(メーカー売上金額ベース)、前年度比98.8%となった。5期連続のマイナス成長となったが、2014年度は縮小幅が2013年度に比べて穏やかになっている。一方、同年度のパチスロ機市場は前年度比89.7%の4,256億円(同ベース)となり、2013年度までの4期連続のプラス成長から一転して1割減の大幅縮小となった。パチスロ機においても縮小トレンドに突入したことで、パチンコ関連機器市場の縮小傾向が加速する可能性が高い。

◆新規出店等が鈍化し、周辺設備機器市場も1割の大幅減
2014年度周辺設備機器の市場規模は1,538億円(メーカー売上金額ベース)、前年度比で87.8%となった。2011年度から2013年度はパチスロ機部門の好調が影響して付随する設備機器が伸び、それによって周辺設備機器市場も伸びていた。しかし、2014 年度はパチスロ機の増設に付随する設備導入も減少し、また、新規出店・大型改装が減少したことによって、前年度比大幅減となった。店舗規模の大型化によって案件自体も大型化しているものの、新規出店等の減少の影響がより大きい状況となっている。


【調査概要】
調査期間:2015年4月~7月
調査対象品目:パチンコ機・パチスロ機等の遊技機、周辺設備機器
調査対象企業:パチンコ機メーカー、パチスロ機メーカー、周辺設備機器メーカーなど
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

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[矢野経済研究所]
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