第1回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査 

2015年09月25日
リスクモンスター(リスモン)は、オーシャナイズの協力で調査した第1回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表。

【調査結果】

[1]大学1、2年生では大半が「公務員」を志望!

「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」における企業1位は、「地方公務員」となりました。次いで「国家公務員」が2位、「日本赤十字社」が3位となり、以下、4位「日本郵便」、5位「みずほ銀行」、6位「ソニー・ミュージックエンタテインメント」、7位「三菱東京UFJ銀行」、8位「全国農業協同組合連合会(JA全農)」、9位「日本テレビ」、「集英社」と続きました。

1 地方公務員 27.7%
2 国家公務員 19.5%
3 日本赤十字社 12.6%
4 日本郵便 9.6%
5 みずほ銀行 8.8%
6 ソニー・ミュージックエンタテインメント 6.6%
7 三菱東京UFJ銀行 6.3%
8 全国農業協同組合連合会(JA全農) 6.0%
9 日本テレビ 5.8%
9 集英社 5.8%
11 電通 5.5%
11 味の素 5.5%
11 大塚製薬 5.5%
14 キユーピー 5.2%
15 三井住友銀行 4.9%
15 フジテレビジョン 4.9%
15 エイベックス(Avex) 4.9%
15 資生堂 4.9%
19 三菱UFJ信託銀行 4.7%
19 トヨタ自動車 4.7%
19 TBS 4.7%
19 東宝 4.7%
19 武田薬品 4.7%
19 全日本空輸(ANA) 4.7%

業種別では、公務員が1位(地方公務員)と2位(国家公務員)を独占したほか、銀行業が4社(みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行)と最も多い結果となりました。また、放送業や出版社などのマスコミ系業種が4社(日本テレビ、集英社、フジテレビジョン、TBS)ランクインしている点が目立つ一方で、製造業のランクインが6社に留まっている点についても、特徴的な結果となりました。
公務員と民間企業の志望度を比較すると、公務員への志望が47.2%と半数近くにのぼっており、大学1、2年生時点での公務員に対する人気の高さがうかがえる結果となっています。

[2]業種でも堅実志向だが、「金融・法人向けサービス」のみ意見が二分化

就職したい業種についてアンケートを行ったところ、1位が「公的機関・士業」となり、次いで2位が「金融・法人向けサービス」、3位が「メディア」となり、男性の「金融・法人向けサービス」の志望が低い以外は、学年別、男女別にそれぞれで概ね同様の結果となりました。
逆に、就職したくない業種についても同様にアンケートを行ったところ、1位が「金融・法人向けサービス」、2位が「自動車・重機械」、3位が「小売・外食」となっています。

「自動車・重機械」、「小売・外食」に関しては、就職したい業種ランキングで下位であり、就職したくないランキングでは上位である点から、就職先として敬遠されがちな業種となっていることがうかがえます。その一方で、「金融・法人向けサービス」は、いずれのランキングにおいても上位にランクインしており、学生にとって意見が二分化されている業種であると考えられます。

[3]学年を重ねるごとに出てくる就職への現実味!?

就職先の選定において気になる点では、「給与額」が1位、「雇用形態」が2位、「離職率」が3位となりました。学年別に見ると「雇用形態」、「勤務地」、「残業時間」、「残業代の有無」、「企業の業績」といった項目について、1年生よりも2年生の方が大幅に高い回答率となっており、就職について、より具体的に意識されていることがうかがえます。

将来望む就業の形としては、「やりがいのある仕事をしたい」が1位、次いで「優良企業で安定的に働きたい」、「出世して高収入を得たい」と続きました。学年別では、1年生よりも2年生の方が、「やりがいのある仕事をしたい」という意向が強く、「出世して高収入を得たい」という意向は弱くなる傾向が見受けられます。
また、就職先において最低限実現したい生涯最高年収としては、「500万円以上600万円未満」が最も多く、「600万円以上700万円未満」が2位、「700万年以上800万円未満」が3位となりました。学年別では1年生よりも2年生の方が希望する生涯年収が低い傾向にあることがうかがえます。
さらに、これらの志向に対して、大学1、2年生として、就職活動に備えて取り組んでいることを確認したところ、「特に何もしていない」という回答が3位にランクインしたものの、「授業の履修」が1位、続いて「資格取得のための勉強」となり、学生の本分である勉学に勤しむことが就職活動においても役立つと考えている学生が多く、中でも2年生においては、資格取得を目指す割合が高まっていることが分かる結果となりました。


【調査概要】
調査名称 :第1回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査
調査方法 :インターネット調査
調査エリア:全国
調査期間 :2015年7月24日(金)~8月31日(月)
調査対象者:大学1年生および2年生の男女個人
有効回収数:365サンプル

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