「バイクユーザー拡大の可能性について」と題したアンケート調査 

2015年09月17日
オークネットは、「バイクユーザー拡大の可能性について」と題したアンケート調査を実施。

【調査結果概要】

・バイクへの興味は、「興味がある」が全体で58.8%、性別・年代別では男性20代が71.2%と最も高く、女性30代が44.3%と最も低い結果となった。

・バイクの保有状況は、「現在保有している」35.2%、「過去保有していたが、今は保有していない」36.7%、「一度も保有したことがない」28.2%となった。(対象:バイク免許保有者)

・バイクに乗らない理由は、「事故への不安」25.4%、「利用する機会がない」24.3%とそれぞれ20%以上を占め、バイク免許保有状況に関わらず、上記2点がバイクに乗らない大きな原因であることが分かった。

・バイク版のシェアリングサービスがあるとしたら「利用したい」が全体で43.2%、性別・年代別では男性30代が52.8%と最も高い結果となった。


【調査結果】

近年、バイク国内市場は長期低迷傾向にあり、それに伴い販売台数は減少している。そんな中、国内二輪車メーカー4社(ホンダ、ヤマハ発動機、川崎重工業、スズキ)は、「2020年国内販売台数100万台」の実現を目指し、各社取り組みを発表している。当研究所では市場拡大の可能性を探るために、アンケート調査を実施した。

まずバイクへの興味を尋ねたところ、「興味がある」が全体で58.8%となり、性別・年代別では男性20代が71.2%と最も高く、女性30代が44.3%と最も低い結果となった。

次にバイクの保有状況を確認したところ、バイク免許保有者(四輪免許除く)が対象にも関わらず、「現在保有している」は35.2%と低く、「過去保有していたが、今は保有していない」36.7%、「一度も保有したことがない」28.2%となった。
続いて、バイクに乗らない理由を確認したところ、「事故への不安」25.4%、「利用する機会がない」24.3%とそれぞれ20%以上を占め、バイク免許保有状況に関わらず、上記2点がバイクに乗らない大きな原因であることが分かった。

そして、車の若者離れが進む中、近年カーシェア利用率が増加していることを受け、もしバイク版のシェアリングサービスがあるとしたら利用したいかを尋ねたところ、「利用したい」43.2%となり、性別・年代別では男性30代が52.8%と最も高い結果となった。

バイク非ユーザーでもバイクに興味を持つ消費者は決して少なくないため、バイクユーザーを増やすためには、まずバイク非ユーザーとバイクの接点を増やし、バイクの楽しさ・爽快感などを感じてもらうことが大切であると考える。
シェアリングサービスは、短時間から利用可能で、人を介さずに手配でき時間も問わない点から、近年ユーザーが増加している。ある調査ではカーシェア利用後に車の購入率がアップするという結果も出ていることから、バイクのシェアリングサービスの利用率アップは、バイク販売台数にもつながる可能性がある。
とはいえ、バイクユーザーを増やす上で「安全性の確保」は避けられない重要課題であるため、販売促進施策とともに安全性に配慮した環境整備も関係業界に期待したいところである。


【調査概要】
調査方法:インターネット上から回答
調査期間:2015年8月6日(木)~2015年8月19日(水)
回答数 :767人
調査企画:オークネット総合研究所

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[オークネット]
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