洗濯に関する意識・実態調査(全国47都道府県の未就学児をもつママ対象) 

2015年08月31日
ライオンは、全国47都道府県の未就学児をもつママ2,650人を対象に、洗濯に関する意識・実態調査を実施。調査の結果、約9割のママが「子どもの清潔や健康のためにお洗濯で菌対策を行いたい」と思っていることが判明しました。一方で、その意識と実態は県によって違いがあることがわかりました。

【調査結果概要】

■洗濯での菌対策を最も頑張っているのは和歌山県、山梨県。洗濯が大好きなのは「晴れの国」岡山県

・洗濯への意識や自己評価が高く、子どもの衣類を菌から守る洗濯がしっかりできているのは和歌山県、山梨県、岡山県。
・和歌山県は、菌対策の意識が高く、子どものために菌対策ができているかの自己評価もナンバーワン。和歌山県のママは、しっかり者かつ大らかなので気負わず洗濯に気遣う。
・山梨県は洗濯物だけでなく、洗濯機のお手入れもマメに実施。堅実な県民性の山梨県のママは、一度買ったものは大事に使う為、洗濯機の手入れをこまめにする。
・岡山県は全国一洗濯好き。「晴れの国」のキャッチフレーズを反映している。また、真面目な気質が影響してか、バッグの中に入れっぱなしのハンカチを再度使う率が最も少ない。

■子どものための衣類の菌対策の自己評価は低め。正しい知識と対策に強いニーズ 

・子どもが幼稚園や保育園に行くようになって、子どもの衣類の菌対策をしたいと思うようになった人が65.9%。
・なのに、子どものために菌対策ができているかの自己採点の全体平均は53.2点と低め。「子どもが身につける衣類を菌からどう守ればいいか分からない」人が約66%にのぼり、全体の約9割の人が「正しい菌対策の仕方を知りたい」と望んでいる。

◆衣類の菌対策の意識が高く、理想的な洗濯ができている「和歌山」、「山梨」、「岡山」がお洗濯御三家

洗濯に関する意識5項目、実態12項目について調査しました。そしてその結果を合計してスコアを算出し、都道府県別に「意識項目(横軸)」と「実態項目(縦軸)」でマッピングしたのが[グラフ1]です。
意識スコアも実態スコアともに高いのが「和歌山県」、合計スコアの2位と3位が「山梨県」、「岡山県」でした。

<スコアの算出方法>
「実態項目」12項目、「意識項目」5項目についてそれぞれの項目に対する回答の選択肢を点数化し、回答した選択肢の点数を足し上げてスコアを算出した。合計スコアの満点は1700点。上記散布図は、平均値を軸にグラフ化した。

◆和歌山ママの特徴:子どものための菌対策の意識が高く自己評価も高い

47都道府県で洗濯の意識が高く、理想的なお洗濯行動をしているスコアが高いのが和歌山県のママ。特に、「子どもの幼稚園・保育園への入園を機に菌対策の意識が高まった」という人が全都道府県の中で最も多く(83.3%)、子どものための菌対策ができているかどうかの自己採点が63.2点と最も高く、洗濯意識のなかでも特に菌対策への意識が高いのが和歌山ママの特徴です。
また、7割のママが、使ったタオルを必ず洗濯しており、こまめな洗濯を行っています。

◆山梨ママの特徴:洗濯物だけでなく洗濯機のお手入れもマメ

半数以上のママが「月1回以上」、洗濯機の洗剤・柔軟剤の投入口のお手入れ(56.7%)[表5]や洗濯槽の手入れを(53.3%)[表6]行っており、洗濯機のケアまで行き届いているという特徴があります。また、山梨県のママは子どものための菌対策ができているかどうかの自己採点が60.1点と2位でした。

◆岡山ママの特徴:日本一洗濯好きな県民の岡山県、「晴れの国おかやま」がその理由
 合計スコアが第3位の岡山県ですが、洗濯好きな県民性では堂々の第1位に選ばれました。理由は岡山県のキャッチフレーズ「晴れの国おかやま」の通り、「晴れの日が多いから」という声が多く挙げられており、晴天の多い気候風土が洗濯好きなママを育んでいるようです。また、「バッグの中に入れっぱなしのハンカチを再度使うことはない」ママが多い県全国1位です。

◆子どもの菌対策、ママの自己採点の平均点は53.2点と低め。子どものために正しく菌対策をしたいのに、どうしていいかわからないのが低評価の理由

洗濯の意識が高く、理想的なお洗濯行動も伴っている3県の特徴をご紹介しましたが、全国のママ全体を見ると、「濡れた洗濯物を乾いた洗濯物と一緒に保管してしまう(37.3%)」、「洗濯槽の手入れを1年に1回以下しかしない(15.3%)」、「洗濯後しばらくしてから干す(19.4%)」、など菌が増殖しやすい環境を自らつくりだしてしまっているママもいるようです。
[表1]にあるように、子どもの幼稚園や保育園への入園を期に、菌対策への意識が高まったママは全国平均で65.9%もいますが、子どものための菌対策ができているかどうかを自己採点してもらうと、平均点は53.2点と辛口の結果となりました。
その理由は、子どもが身につける衣類の菌からも守りたいが、どうしたらいいかわからない(66.3%)ということに起因していると考えられます。
また、約9割(88.9%)のママが子どもの清潔・健康のための正しい菌対策を知りたいと望んでいることわかりました。


【調査概要】
調査対象:全国47都道府県の未就学児を持つママ2,650名
調査手法:インターネット調査
調査日程:2015年6月19日(金)~6月23日(火)

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