経腸栄養剤の味と服薬アドヒアランスの関係についての患者・患者家族調査 

2015年08月28日
QLifeは、いしが在宅ケアクリニック 石賀丈士先生監修のもと、経腸栄養剤を処方された経験のある患者200名と家族100名、計300名を対象に、経腸栄養剤の味と服薬アドヒアランスの関係について実態調査を実施した。QLifeでは6月にも、経腸栄養剤の処方経験のある薬剤師を対象に調査を行っている今回の患者・患者家族調査は2015年7月24~27日にかけてインターネット調査で行われた。

【調査結果概要】

■約3人に2人が経腸栄養剤の味を自ら選定。半数以上が飲む以前と比べて体の調子が良くなったことを実感
43.3%が複数の味を処方。3種類以上は21.0%。
飲む以前と比較して体の調子が「とても良くなった」「やや良くなった」53.0%。

■味や飲みやすさについては半数以上が不満あり。指定された量や回数が飲めないことも
「美味しくない」「あまり美味しくない」67.2%、「飲みづらい」「やや飲みづらい」55.3%。
指定された量や回数が飲めないことが「かなりある」「時々ある」44.3%。

■半数以上が医師や薬剤師に対して相談経験あり。相談内容は「味の追加・変更」や「量・飲み方の工夫」など
医師や薬剤師に相談や要望伝えた経験「あり」52.0%。
「味について」53.8%(追加したい34.6%、変更したい19.2%)、「服用量について」37.2%。

■「冷やす」「他の飲み物と混ぜる」など飲みやすく工夫している患者も多い
飲みやすくするための工夫「している」31.7%。
「温度を変える」79.0%(冷やす57.9%、温める21.1%)、「他の飲み物と混ぜる」25.3%、とろみなど「形状を変える」18.9%。

■「味の美味しさ」が飲み続けるために最も重要
継続して飲むために重要なことは「味が美味しいこと」70.7、「1回の服用量が少ないこと」42.3%、「味の種類が豊富なこと」39.3%。


【調査概要】
・調査主体:株式会社QLife(キューライフ)
・実施概要:
 (1) 調査対象とサンプル数:経腸栄養剤を処方された経験のある患者(200人)とその家族(100名)
 (2) 有効回収数: 300人
 (3) 調査方法:インターネット調査
 (4) 調査時期: 2015/7/24~2015/7/27

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[QLife]
 マイページ TOP