矢野経済研究所は、国内のゴルフ市場の調査を実施した。

<ゴルフ用品とは>
本調査におけるゴルフ用品とは、ゴルフ用品取扱関連企業が生産・販売を行う、個人消費者向けのものをさす。また、自社ブランド商品の国内出荷分を対象とし、「OEM請負分」「カスタムクラブ分」は対象外とする。

【調査結果サマリー】

◆ 2014年の国内ゴルフ用品出荷市場は、前年比95.5%とマイナス成長
2014年の国内ゴルフ用品出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比95.5%の2,510億3,000万円となった。東日本大震災の影響を受けた2011年から3年ぶりのマイナス成長となった。

◆ 2014年のゴルフクラブは前年比93.2%と大幅なマイナス成長
商品カテゴリー別に2014年国内ゴルフ用品出荷市場(メーカー出荷金額ベース)を見ると、ウッドが前年比90.9%の430億円と大幅なマイナスに転じ、ゴルフクラブ全体も前年比93.2%の966億円となった。これにより国内ゴルフ用品市場全体におけるゴルフクラブの構成比率は2013年の39.4%から2014年は38.5%になり、約1ポイントのマイナスとなった。

◆ 2015年の国内ゴルフ用品出荷市場は、前年比102.7%のプラス予測
2015年の国内ゴルフ用品出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比102.7%の2,577億9,000万円と予測する。ゴルフシューズなど好調が見込まれる商品カテゴリーが散見されるものの、概ね金額ベースで微増の見通しである。また、原材料高騰や、市場環境の変化を受けたゴルフ用品メーカーのビジネスモデル転換による、商品単価の上昇を予測する。


【調査概要】
調査期間:2015年5月~7月
調査対象:日本国内のゴルフ関連企業
調査方法:ゴルフ用品の出荷量に関する郵送留置調査、ゴルフ用品の市場動向に対する面接取材及び電話調査

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[矢野経済研究所]
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