アジア6カ国で自動車購入に関する調査 

2015年08月06日
楽天リサーチは、アジア6カ国で自動車購入に関する調査を実施。
今回の調査は、2015年6月19日(金)から30日(火)の11日間、調査対象国(タイ/マレーシア/インドネシア/ベトナム/フィリピン/インド)における「自動車を初めて購入した人」と「今後2年以内に自動車購入を検討されている人(現在は自動車非保有者)」で、20代~40代の男女1,800人(各国300人)を対象に行いました。

【調査結果概要】

■購入重視点では、6カ国共通して「燃費の良さ」が重視される。
「今後自動車を購入する際に重視する点」については、「燃費の良さ」と回答した人がマレーシア(40%)、インドネシア(55%)、フィリピン(49%)、インド(41%)で最も多く、タイで2番目(41%)、ベトナムで3番目(39%)に多い結果となった。次いで重視される「安全性能」はベトナムで最も多く(43%)、マレーシア、フィリピン、インドで2番目の結果となっている。
特徴として、タイでは「外観・スタイリング」を重視が49%と最も多かった。インドネシアでは、「乗り心地の良さ」を重視が45%と「燃費の良さ」に続いて多かった点が挙げられる。

■購入したいメーカーでは日系ブランドが6カ国で1位に。自動車タイプはセダンとSUVが人気。
「今後、最も購入したいと思うメーカー」を聞いたところ、6カ国すべての国において日系ブランド(トヨタ、もしくはホンダ)が1位となった。
今後、最も購入したいと思う自動車のタイプでは、タイ(35%)、マレーシア(43%)、ベトナム(35%)、インド(41%)で「セダン」が最も多く、インドネシア(31%)、フィリピン(43%)では「スポーツユーティリティ/SUV」が最も多い結果となった。

■自動車購入参考情報源は、ディーラーやメーカー発信の情報が参考にされている。
「自動車を購入するために参考にしている情報源」は、6カ国共通で、「ディーラーやメーカーのイベント・ショールーム」等、ディーラーやメーカーから発信される情報が多く挙がった。マスメディアでは、インドネシア、ベトナム、フィリピン、インドで「テレビCM」が各国の上位に入る中、各国ともに「自動車専門雑誌」や「自動車専門のWebサイト」を参考にしている人が極めて少ない結果となっている。

【調査結果】

■自動車購入時重視点で6カ国共通して高いのは「燃費の良さ」。次いで重視される「安全性能」。

「今後自動車を購入する際に重視する点を3つまで」を聞いたところ、「燃費の良さ」と回答した人がマレーシア(40%)、インドネシア(55%)、フィリピン(49%)、インド(41%)で最も多く、タイで2番目(41%)、ベトナムで3番目(39%)に多くなった。「安全性能」はベトナムで最も重視され(43%)、マレーシア、フィリピン、インドで2番目に多くなった。
タイでは「外観・スタイリング」を重視すると回答した人が49%と最も多かった。インドネシアでは、「乗り心地の良さ」を重視すると回答した人が45%と「燃費の良さ」に続いて多かった。
「車両価格」は、タイ(40%)、マレーシア(38%)、インドネシア(35%)、ベトナム(40%)の4カ国で重視する傾向が浮かび上がる。一方で、残りインド(15%)、フィリピン(7%)での重視度は低めに留まった。

■購入意向メーカーでは日系ブランドが強さをみせ、1位を独占。

「今後、最も購入したいと思うメーカー」を聞いたところ、6カ国すべての国でトヨタ、もしくはホンダが1位となった。
タイでは、1位のトヨタ(27%)と2位のホンダ(25%)を合わせて半数以上の支持が得られ、3位以降は、マツダ、フォード、いすゞ、シボレーが続いた。
マレーシアでも、現地メーカーであるプロドゥアとプロトンをおさえ、ホンダ(24%)とトヨタ(24%)が上位なった。
インドネシアでは、1位ホンダ(33%)、トヨタが2位(26%)と、タイやマレーシア同様に「2強」が強さを見せ、また、上位を日系メーカーが占める結果となっている。
ベトナムでは、ややトヨタが優勢(1位トヨタ 24%、2位 ホンダ 16%)。BMWやアウディの欧州系ブランドがランクインする一方で、エントリーカーとして人気の「KIA Morning」を擁する起亜/キア(7%)の人気ぶりもうかがえる。
フィリピンでは、1位トヨタ(27%)と最も多く、次いでフォード(12%)と三菱(12%)などのピックアップ・SUVで人気のメーカーが続いた。
インドでは、地元に根付くマルチスズキ(20%)を僅差でおさえホンダ(22%)が1位となった。次いで小型ハッチバックが人気の現代/ヒュンダイ(14%)が続いた。

■購入意向自動車のタイプはセダンが人気。インドネシア、フィリピンではSUVが人気。

「今後、最も購入したいと思う自動車のタイプ」を聞いたところ、人気のタイプは「セダン」がタイ(35%)、マレーシア(43%)、ベトナム(35%)、インド(41%)で、「スポーツユーティリティ/SUV」が、インドネシア(31%)、フィリピン(43%)で最も人気を集めた。
自動車保有状況別に、最も購入したいと思う自動車タイプを見ると、マレーシア、ベトナム、インドで「コンパクトカー」が保有者に比べ非保有者の購入意向が10pt以上高かった。

■購入時優先事項は「メーカー」と「購入時重視点」

「購入検討時に優先したいもの」を聞いたところ、6カ国共通で「メーカー」と「購入時重視点」の重視度合いが高く、「ボディタイプ」、「モデル」との差が見られた。
中でも、「メーカー」を重視するのがインド(メーカーと重視点の差が+20pt)とベトナム(+10pt)、「購入時重視点」を重視するマレーシア(+21pt)が特徴的な結果となった。

■購入参考情報源はディーラーやメーカー発信の情報。テレビCMの影響も。

「自動車を購入するために参考にしている情報源」は、6カ国共通で「ディーラーやメーカーのイベント・ショールーム」等、ディーラーやメーカーから発信されるオフィシャルな情報が多く挙がった。マスメディアでは「テレビCM」がインドネシア、ベトナム、フィリピン、インドの各国の上位に入る中、各国ともに「自動車専門雑誌」や「自動車専門のWebサイト」を参考にしている人が極めて少ない状況といえる。「口コミ」はフィリピンで「2位」(43%)となるのが特徴的。


【調査概要】
・調査エリア:タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・インド(デリー・ムンバイ)
・調査対象者:20歳~49歳男女
 自動車保有者(初めて自動車を購入した人)または自動車非保有者(現在は自動車世帯非保有で、2年以内に購入意向がある人)
・回収サンプル数:1,800サンプル(各地域300)
・調査期間:2015年6月19日から6月30日
・調査実施機関:株式会社エー・アイ・ピー(楽天グループ)

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