子どもの食事作りに関する調査(小学生以下の子どもを抱え働く20歳~49歳の女性対象) 

2015年08月06日
バイタミックス・コーポレーションは、全国の小学生以下の子どもを抱え働く20歳~49歳の女性509 人を対象に、家事、特に子どもの食事作りにどのように取り組んでいるかインターネット調査を実施。
その結果、食事のバランスに気を遣い、子どものために手作り料理に奮闘するお母さんの姿が明らかになりました。

【調査結果】

・料理は家事の中で最も注力しつつも、一番効率化したいもの。

・85%のお母さんが、子どもの食事の準備は一人で行っている。

・料理は掃除や洗濯など他の家事よりも注力しているが、悩みはレパートリーの少なさ、料理をする時間が限られていること。

・子どもの食事(夕食)には平均3品のおかずを作っているものの、栄養バランスのとれた食事作りを実践できていると回答しているお母さんは半数以下。


【調査結果の概要】

■ 料理は他の家事より最も注力しつつも、最も効率化したいもの
注力している家事について質問したところ、回答者の69%が「料理」と回答し、他の家事より注力しているのが分かりました。2位は「掃除」で56%、3位「洗濯」は51%でした。効率化したい家事については63%が「料理」と答え、「掃除」とほぼ同等に家事の中で効率化したいものであることが明らかになりました。そしてこの傾向は、子どもの年齢が下がるほど強くなりました。

■ 子どもの食事作りは家族と分担していないことから、9割近くが負担に感じている
子どもの食事を作る役割分担については、85%の人が「主に自分が作る」と回答し、「主に配偶者/パートナー、他の人と一緒に作る」と回答した方はわずか6%で、「主に配偶者/パートナーが作る」は3%に留まりました。また、家事の負担度に関する質問には、約9割が料理に負担を感じていることが明らかになりました。

子どもの食事作りにかける時間は、仕事がある日もない日も大きな変化はなく、平均で朝食には15~30分、夕食には30分~1時間かけていることが分かりました。おかずの品数の平均については、仕事がある日の朝食は2.1品、夕食は2.7品を作っており、仕事がある日も子どもの食事作りに取り組んでいるお母さんの姿が浮き彫りになりました。なお、仕事がない日の夕食は、約3割の人が4品以上作ると答え、平日に4品以上作っていると回答した人の割合と比べると2倍以上の多い結果となりました。

■ 栄養バランスに気をつけているが、実践は難しい
子どもの食事を作る時に気をつけていることの質問には、回答者の64%のお母さんが「栄養バランス」と回答したものの、実際に栄養バランスのとれた食事作りが実践できているお母さんは48%に留まりました。その他、気をつけていることの回答として「手軽に調理できること」(47%)、「塩分を控えめにすること」(40%)、「手作りであること」(39%)が多く回答されました。

■ 一番の悩みはレパートリーの少なさ、調理する時間や栄養バランスの偏りも大きな悩み
子どもの食事を作る上での悩みを聞いたところ、最も多かった回答は「料理のレパートリーの少なさ」(64%)でした。続いて「調理する時間が限られている」(44%)、「栄養バランスが偏る」(38%)でした。 また子どもの食事を作る上で最も時間を短縮したい工程についての質問には、約4割の人が「実際の調理(茹でる・炒める・煮る・蒸す、等)」と答え、次いで26%の「食材を切る」でした。

■ 成長期、特に脳が発達する時期に必要なもの
管理栄養士で料理家として幅広く活躍する小山浩子氏は、今回の調査結果について以下のようにコメントしています。「頑張って食事作りをしているお母様方もいらっしゃいますが、総体的に見てここ十年位の間に調理済みの食品が身近に出回っていることから、手作りの食事の回数が減ってきていると思います。これによって、塩分や飽和脂肪酸の摂取過多になり、健康への悪影響が問題視されています。小学生以下、特に5歳までは脳神経の成長にはとても大切な時期なので、良質なタンパク質、カルシウム、ビタミン、ミネラルをバランスよく取り入れるように心がけていただきたいと思います。」

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