マンション価格指数および購入に対する 意識調査 

2015年08月04日
スタイルアクトは、マンション購入検討者の定例意識調査を実施。今回から、新築および中古マンションの価格指数推移の公表も同時に行います。

【要旨】

■マンション価格指数は新築、中古ともに2002年以降で最高値に

■価格の高さを実感する人が増えているが、1年後の価格上昇を見込み、購入意欲が維持されている


■新築、中古マンション価格指数

スタイルアクトのマンション価格データベースをもとに、2002年7-9月期を1として指数化したもので、首都圏の新築と中古マンション価格の推移を四半期単位で時系列比較しております。2015年1-3月期の価格指数は、新築マンション、中古マンションともに続伸しています。前四半期に比べ、中古は+1.6%、新築は+4.3%上昇しています。なお、新築マンションの価格は、13四半期連続で上がっています。

■第30回購入検討者の意識調査

自社インターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員のうち、直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある方のみを対象として実施した「マンション購入に対するアンケート」です。供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数は公表されておりますので、弊社は、“購入検討者の心理”を四半期単位で時系列比較しております(第1回は2008年4月、今回で30回目)。
この結果、購入検討者の中で、現在のマンション価格が「高い」(購入を諦めるほど+ためらうほど)と回答した人が全体で64%と、前回(2015年4月)調査時より4ポイント増加しています。価格高騰により、マンション買い時DI(※1)は4ポイントとなっており、「買い時だと思う」と「買い時だと思わない」が拮抗しています。更に、今の不動産市況を「バブルだと感じる」人の買い時DIが-20ポイントなのに対して、「バブルだと感じていない」人は49ポイントであり、現況をどう判断するかで、買い時DIに大きな差(69ポイント)があることが分かります。価格がここまで上昇し続けているにも関わらず、1年後にマンション価格が上がることと予想する人は全体の8割に達しており、購入検討者は現在以上に価格が高くなると考えています。このため、購入意欲が「増した」と回答した人の割合(55%)は、2014年4月以降は横ばいで推移しています。

(※1)マンション買い時DI:「買い時だと思う」の回答率から「買い時だと思わない」の回答率を差し引いて算出した値。

【調査期間と回収サンプル数】2015年7月1日~6日(159件)
【調査地域】全国

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