「各メディア広告(テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・WEBサイト・モバイルアプリ・屋外広告)の効果について」調査(シンガポール在住者対象) 

2015年07月29日
アジアでマーケティングリサーチ・分析を行う、シンガポールの「アジアリサーチ総研-Asia Research Laboratory」は、多民族国家シンガポールにおいて、18歳以上のシンガポール在住者200名を対象に、「各メディア広告(テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・WEBサイト・モバイルアプリ・屋外広告)の効果について」調査を実施。日本との比較と合わせて結果を公表。

【調査結果概要】

シンガポール在住者に、各メディア広告(テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・WEBサイト・モバイルアプリ・屋外広告)の効果について、市場調査を実施。

①「広告を見て、実際に何度も購入したことがある」と回答した人の割合が高いメディアは、1位がWEBサイト( 53.57%)、2位がテレビ( 46.94%)となりました。
また、②「面白いと思う広告がある」と回答した人の割合が高かったのは、1位がテレビ( 44.72%)、2位がWEBサイト( 38.27%)という結果に。
シンガポール(東南アジア)においては、依然としてテレビ広告が、比較的高い影響力を維持してはいるものの、購買に繋がりやすい(効果が得やすい)広告という観点からは、WEBサイト上の広告が、既にテレビを抜いた存在になってきているという調査結果になりました。

一方、日本では、
上記①については、1・2位がほぼ同率で、WEBサイト(63.5%)、雑誌(63.2%)。
②については、1位が雑誌(21.8%)、2位が屋外広告(18.4%)。ちなみにWEBサイトは4位(15.6%)となっております。
シンガポール同様に、WEB広告が比較的高い効果を発揮している一方、雑誌広告の影響力が大きい点は、独自の傾向と言えるかもしれません。
(日本の調査データは、総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングより情報提供を受けています。)

【調査総括】… 2つのポイント

1.日本はもとよりシンガポール(東南アジア)においても、WEB広告は「広告⇒購買」という消費行動に移り易いツールとして、重要な位置を占めるまでになってきている。
<WEB広告をきっかけに、実際に何度も購入したことがある人の割合>
・シンガポール…53.57%(代表メディアの中で第1位)
・日本…63.5%(同上)

2.シンガポールにおいて、広告で興味を引く事は、(日本ほどは)難しくないものの、広告きっかけで実際の購買行動に繋がる確率は、日本より低く(難しく)なる傾向がある。
<WEB広告の例> 
・シンガポール … 38.27%(興味ある広告を複数回発見)→ 53.57%(実際に複数回購入)
・日本 … 15.6%(興味ある広告を複数回発見)→ 63.5%(実際に複数回購入)


【調査概要】
調査の方法:WEBアンケートによる調査方式にて実施
調査の対象:シンガポール在住者(18 - 34才:46.5% 35 - 54才:46.5% 55才以上:7%)
有効回答数:200名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アジアリサーチ総研]
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