2016年卒ブンナビ学生調査(2015年7月上旬実施) 

2015年07月28日
文化放送キャリアパートナーズは、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒ブンナビ学生調査(2015年7月上旬実施)」の調査結果を発表。本調査は就職活動期間に毎月定期的に実施し、就職活動状況、職業観、学生生活などを調査しています。

【調査結果概要】

■面談経験56%、うち7割が選考と感じ、人事から「これは選考です」と言われるケースも

"面接"ではなく、"ジョブマッチング"や"面談"といった名目で企業に訪問した経験のある学生は、
56.6%となり、半数以上が"面談"を経験している結果となった。
その印象を尋ねると、77.3%もの学生が、「面接とほぼ同義の選考に感じた」という回答となった。
「そう感じた理由」は、様々だが、中には「人事から『これは選考です』と明言された」というものもあった。
選考に関係ない純粋な面談もある中で、「面接」のつもりで行っている企業があることも否定できない。
もはや言葉狩りの世界だが、現状、学生側にはこの「本音と建て前」の理解が求められている。

[Q]“面接”ではなく、“ジョブマッチング”や“面談”といった名目で企業に訪問したことはありますか(択一)
はい :56.6%
いいえ:43.4%

[Q]それらは“面接”とほぼ同義の選考に感じましたか?(択一) ※「はい」を選択した人を母数とする
感じた   :77.3%
感じなかった:22.7%

▼“ジョブマッチング”・“面談”を「面接」と感じた理由
・「質問されたから」「面接っぽかった」「何となくそう感じた」
・「質問が面接と同じだった」「ESに沿って質問された」
・「一方的な質問ばかりでメモを取られた」「合否の連絡を受けた」「水面下での二次面談の案内が来た」
・「面談のみで内々定が出たから」「事実上の内定が出るから」
・「社員の方が"面接"と言いかけてやめたことがあった」「人事の人がそう言った」

■内々定保有率50%超、『約束』も15%、業界別では大手メーカー・IT系・サービス系が先行

内々定保有率は、52.7%となりついに50%を越えた。(半月前調査42.4%・+10.3pt)
重複内定者も25.7%となり、企業の内々定出しが加速している。
一方、内々定の『約束』をしたという学生も、14.9%いる結果となった。
※『約束』とは、「特定の時期(8月以降など)になったら内々定を出す」というもの

内々定出しの実態を、規模・業界別に集計すると以下の通りとなった。

学生が持つ内々定の25%程度は「5,000名以上の大手企業」から得たものであり、
業界別に見ると、サービス(不動産)系・IT系・メーカー系の内々定出しが先行している。

リケジョへのアプローチは、「従業員100名~299名のメーカー」が熱心に行っている結果となった。

【従業員規模別】
5,000名以上[24.7%] / 1,000名以上[29.3%] / 500名以上[15.9%] / 300名以上[9.3%]/ 100名以上[14.4%] / 100名未満[6.5%]

【業界別(昇順)】
サービス[25.0%] / 通信情報[22.9%] / メーカー[21.4%] / 金融[7.0%]/ 流通[6.4%]/ 商社[5.9%] / マスコミ[2.1%] / 公務員[0.3%] / その他[9.0%]


【調査概要】
調査名 :2015年7月上旬アンケート
調査対象 :2016年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生
調査期間 :開始:2015/7/1 ~ 終了:2015/7/15
調査方法 :Webアンケート
有効回答数:482件

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