男性の家計簿に関する調査2015年1月 

2015年01月29日
BearTailは、2014年12月25日に発表した「女性の家計簿に関する調査2014年12月」に続き、20代~60代の家計簿を付けている男性275名、家計簿を付けていない男性275名の計550名を対象に「男性の家計簿に関する調査2015年1月」を実施。調査期間は2015年1月22日~27日。調査方法はインターネット調査。

【調査結果サマリー】

● 家計簿を付けている男性は25.7%、女性は40.4%
  家計簿を付けていない男性の35.3%、女性の50.5%が「過去に家計簿の利用経験有り」

● 家計簿の管理方法、男性は「家計簿アプリ」、女性は「ノート・手帳・メモ帳の家計簿」が最多
  家計簿アプリ利用者の不満は、男女ともに「OCR(自動認識)※3の低精度」がトップ

● 57.1%が「増税してから貯蓄を意識し始めた」と回答

● 家計簿を続けるポイントは「金額や内容を簡単に入力できる」が52.0%

● 家計簿を付けている男性、付けていない男性に比べて
 「貯金額」に100万円、「世帯年収」に50万円の差!
  貯金額:家計簿を付けている男性403万円、付けていない男性297万円
  世帯年収:家計簿を付けている男性657万円、付けていない男性605万円

● 貯金の目的、家計簿付けている男性「老後のため」、付けていない男性「利用用途は決めず貯めている」

※1 貯金額の平均額は各金額範囲の中間値を基に計算。1,000万円以上は1,025万円で計算。
※2 世帯年収の平均額は各金額範囲の中間値を基に計算。3,000万円以上は3,100万円で計算。
※3 OCRとは、光学文字認識(Optical Character Recognition)。スマートフォンのカメラなどで読み取った文書画像を解析し文字データを抽出し、電子テキスト化すること。

【調査結果】

■ 家計簿を付けている男性は25.7%、女性は40.4%
家計簿を付けていない男性の35.3%、女性の50.5%が「過去に家計簿の利用経験有り」

家計簿を付けている男性を抽出する事前調査にて、20歳以上の男性2,206人に家計簿を付けているかを質問したところ、家計簿を付けている男性は25.7%でした。これを前回、リリースした女性版調査と比較してみると、家計簿を付けている女性は40.4%と、女性の方が14.7ポイント高いことがわかりました。

家計簿を付けていない男性(N=275)を対象に、過去、家計簿を付けていたかを質問したところ、35.3%が過去に家計簿を付けていたことがわかりました。同様に女性版調査と比較してみると、過去、家計簿を付けたことがある女性は50.5%と、女性の方が15.2%ポイント高く、全体的に女性の方が家計簿への意識が高いことがわかりました。

■ 家計簿の管理方法、男性は「家計簿アプリ」、女性は「ノート・手帳・メモ帳の家計簿」が最多
家計簿アプリ利用者の不満は、男女ともに「OCR(自動認識)※3の低精度」がトップ

家計簿を付けている男性(N=275)を対象に、どのようにして家計簿を管理しているかを質問したところ、「家計簿アプリ」が30.9%と最も多く、次いで「エクセルなどで作成したオリジナルの家計簿で管理している」が26.9%、「ノート・手帳・メモ帳で家計簿を管理している」が14.9%という結果となりました。
これを前回、リリースした女性版調査と比較してみると、「ノート・手帳・メモ帳で家計簿を管理している」が29.5%と最も多く、次いで「市販の紙の家計簿」が22.2%、「家計簿アプリ」が18.9%と、男性の家計簿アプリ利用率が12.0ポイント高いことがわかりました。

家計簿アプリを利用し、不満点があると回答した男性(N=66)を対象に、家計簿アプリの不満点について質問したところ、「レシートをカメラで撮影した時の自動認識(OCR)精度が低い」と回答した人が59.1%と圧倒的に多く、次いで「手入力が面倒」と回答した人が34.8%、「ジャンル分け(費目)がしづらい」と回答した人が31.8%という結果となり、女性版調査の時と同様に家計簿アプリの不満点はOCRの低精度が圧倒的に多いことがわかりました。

■ 57.1%が「増税してから貯蓄を意識し始めた」と回答

家計簿を付けている男性(N=275)を対象に、「消費税が増税してから貯蓄を意識し始めましたか?」と質問したところ、「意識し始めた」と回答した人が27.6%、「やや意識し始めた」と回答した人が29.5%と合わせて57.1%が「増税してから貯蓄を意識し始めた」と回答しました。

■ 家計簿を付け始めてからの変化を感じた人は75.3%、金銭感覚の変化が最も多く49.8%

家計簿を付けている男性(N=275)を対象に、家計簿を付けてから何か変化はありましたか?と質問したところ、75.3%が変化を感じていることがわかりました。

家計簿を付けてから変化があったと回答した男性(N=207)を対象に、どのような変化があったか質問したところ、「金銭感覚が変わった」が49.8%で1位、「無駄遣いが減って節約上手になった」が44.9%で2位、「口座残高が常に把握できるようになった」が44.0%で3位という結果となりました。

■ 家計簿を付けている男性、付けていない男性に比べて
「貯金額」に100万円、「世帯年収」に50万円の差!
貯金額:家計簿を付けている男性403万円、付けていない男性297万円
世帯年収:家計簿を付けている男性657万円、付けていない男性605万円

家計簿を付けている男性を対象に、貯金額(無回答を除くN=245)と世帯年収額(無回答を除くN=255)について聞いたところ、貯金額は平均403万円、世帯年収額は平均657万円でした。
家計簿を付けていない男性を対象に、同様に、貯金額(無回答を除くN=217)と世帯年収額(無回答を除くN=228)について聞いたところ、貯金額は平均297万円、世帯年収額は平均605万円と、家計簿を付けている男性の方が貯金額、世帯年収額が高いことがわかりました。

■ 家計簿を続けるポイントは「金額や内容を簡単に入力できる」が52.0%

家計簿を付けている男性(N=275)を対象に、「家計簿はどうしたら続けられると思いますか?」と質問したところ、「金額や内容を簡単に入力できる」が52.0%、「計算を自動でしてくれる」が38.2%、「ジャンル分け(費目)がわかりやすい」が33.8%という結果となりました。

現在家計簿を付けていないが過去に付けていたことがあると回答した人(N=97)を対象に、同様の質問をしたところ、「金額や内容を簡単に入力できる」が61.9%、「計算を自動でしてくれる」が45.4%、「自動で内容や金額を入力してくれる」が44.3%という結果となりました。

■ 貯金の目的、家計簿付けている男性「老後のため」、付けていない男性「利用用途は決めず貯めている」

家計簿を付けており貯金をしている男性(N=241)を対象に、貯金の目的について質問したところ、「老後のため」が34.4%、「利用用途は決めず貯めている」が29.9%、「子どものため」が8.3%でした。
家計簿を付けておらず貯金をしている男性(N=194)を対象に、同様の質問をしたところ、「利用用途は決めず貯めている」が38.7%と最も多く、次いで「老後のため」が30.4%、「一人暮らしをするため」「旅行に行くため」が5.2%と、家計簿を付けている男性と付けていない男性で若干の差異が見られる結果となりました。


【調査概要】
調査名:「男性の家計簿に関する調査2015年1月」
調査対象:20歳以上の男性550人(家計簿を付けている男性275人、家計簿を付けていない男性275人)
調査期間:2015年1月22日~1月27日

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