出産後の就業と子ども・子育て支援新制度に関する調査(小学校3年生以下の子どもがいる専業主婦対象) 

2015年07月21日
ディップが運営する人材派遣の求人情報サイト「はたらこねっと」は、小学校3年生以下の子どもがいる専業主婦100名を対象に出産後の就業と子ども・子育て支援新制度に関する調査を実施。

【調査結果】

■82%の専業主婦が、「就業・復職したい」と回答

「今後、就業・復職したいという意思や予定はありますか?」という質問に対し、82%が「ある」と回答しました。「どちらともいえない」は18%、「ない」は0%となりました。「どちらともいえない」を選択した方に理由を聞くと、「子どもとの時間を大切にしたい」「現状の制度では難しい」という意見があげられました。

■ 70%以上が復職の際の心配事は「職場の理解を得られるかどうか」・「急な病気や行事による休みが取得できるか」と回答

「復職することを考えた時に、不安なことや心配なことがあるとしたら、どのようなことか教えてください」という質問に対し、80%が「職場の理解を得られるか」、71%が「子どもの急病や行事による休みは取得できるか」と回答しました。

【フリー記述内容】※一部抜粋

・ ブランクがあることなどがネックになって職を得られるかどうかが不安
・ 子どもが急に体調を崩した時に預け先が無いので、職場に迷惑がかかるかもしれない
・ 1歳を迎える頃には預けられる施設の空きがなくなってくるので、預けたい時期や自分が働く余裕ができた時に預けられない
・ 小さい子供がいると、子供の体調不良などで欠勤や早退があるため企業からは敬遠される
・ 子供の学校行事や病気の際に、シフトを臨機応変に変えてもらえるのか、他の同僚と助け合って仕事ができるのか不安
・ フルタイムで働いていたのが結構前なので、ついていけるか心配
・ 自分の子供にさみしい思いをさせないよう働くにはどのようにすればいいのかわからない
・ 今までのように子供との時間がとれないことによるコミュニケーション不足にならないかどうか心配
・ 働ける時間が限られているので、自分が希望する時間に上手くあう雇用があるかどうか不安
・ 急な病気や仕事の後の家事、育児にどれくらい体力が持つかが不安

■83%が「子ども・子育て支援新制度」のサポートで働く事への意欲・関心が「増した」と回答

「子ども・子育て支援新制度による自治体の取り組みを受け、就業への意欲や働くことへの興味・関心は増しましたか?」という質問に対し、「増した」・「やや増した」と回答した合計は83%となり、多くの方の就業意欲・興味関心が向上している事がわかりました。
「やや減った」と回答した17%に理由を聞くと、「詳細がよく見えない」・「実際は周りに待機児童がたくさんいる」・「幼稚園の保育料の兄弟割引は殆どないに等しい」など、制度の理想と現状との差に感じる不満の声が寄せられました。

【フリー記述内容】※一部抜粋

■ 増した・やや増した
・ 私のように、働きたいけど幼稚園に入れたいから働けないという方はいると思います。だから認定こども園のように幼稚園の特性も保育園の特性もあるのはとてもありがたいし、選択肢が増えることはとてもいいこと
・ 働くために自治体が前向きになってくれているのは、心強い
・ 両立できるように、希望する働き方ができるのであれば、仕事復帰を早くしたい
・ 国として子育て政策にも力を入れてくれているという事を感じることができました
■ やや減った
・ 詳細がよく見えない
・ 実際は周りに待機児童がたくさんいる
・ 幼稚園の保育料の兄弟割引は殆どないに等しい
・ 母親はできる限り子どものそばにいるべき

■子ども・子育て支援新制度を62%が「よく理解していない」と回答

「2015年4月からスタートした子ども・子育て支援新制度について、どのような制度か理解されていましたか?」という質問に対し、「あまり理解していなかった」・「全く理解していなかった」・「その制度自体を知らなかった」という回答を合計すると、62%が制度について「よく理解していない」という事が分かりました。


【調査概要】
・調査期間: 2015 年 6 月 5 日~6 月 8 日
・調査テーマ:出産後の就業と子ども・子育て支援新制度について
・調査対象:小学校3年生以下のお子さんがいる45歳以下の女性、パートタイムもしくはフルタイムの仕事経験がある専業主婦
・調査手法:インターネット調査
・有効回答数:100 名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ディップ]
 マイページ TOP