2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況 

2015年07月10日
マイナビは、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況」の結果を発表。なお、2016年卒の学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は今回で4回目の発表となります。

【調査TOPICS】

▽「最終面接受験」(前月比6.2pt増の36.8%)と「内々定獲得」(前月比4.4pt増の27.2%)は、ともに増加し、活動の最終局面を迎えた学生が増加傾向

▽ 採用HPは、「スマートフォン向けに最適化されていたほうがいい」が前年比10.2pt増の45.8%

▽「クールビズ」スタイルを、企業が推奨した場合、約6割の学生が実施すると回答

【調査結果の概要】

■ 1次面接は前月比で減少(前月比7.2pt減の60.9%)した一方、最終面接受験(前月比6.2pt増の36.8%と内々定獲得(前月比4.4pt増の27.2%)は、ともに増加し、活動の最終局面を迎えた学生が増加傾向

6月の学生の活動状況は、1次面接以前の活動については、全て前月を下回った。「最終面接を受けた」は前月比6.2pt増の36.8%、「内々定を受けた」は前月比4.4pt増の27.2%と前月より増加し、就職活動の最終局面を迎えた学生が増加していることがわかる。
先輩と比較して自分たちの就職活動を「多少厳しくなる」と回答した学生は、前年比31.4pt増の36.1%、「かなり厳しくなる」は前年比15.6pt増の17.0%となった。大手企業の選考が8月以降となり、スケジュール変更の影響を受けた心境だと考えられる。

■ 採用ホームページ(以下、採用HP)は、「スマートフォン向けに最適化されていたほうがいい」が前年比10.2pt増の45.8%

採用HPはスマートフォン向けに最適化されていたほうがいいかという質問に対しては、「スマホ向けに最適化されていた方がいい」との回答が前年比10.2pt増の45.8%となった。選考が進むにつれてスマートフォンでの閲覧率が高くなっており、電車やバスなどで移動中の隙間時間を使って、場所を選ばず閲覧できるスマートフォンを就職活動で有効的に活用していることがわかる。

■ 「クールビズ」スタイルを、企業が推奨した場合、約6割の学生が実施すると回答

「クールビズ」*1スタイルでの就職活動について、「企業がクールビズを推奨している場合」と「特にクールビズ推奨の連絡はない場合」で分けて聞いたところ、約6割の学生が、「企業が推奨している場合はクールビズスタイルで企業に出向くと思う」と回答した。一方、「特にクールビズ推奨の連絡のない場合」は、5.8%の学生のみクールビズで企業に出向くと答え、クールビズに関する連絡の有無で大きく差が出る結果となった。なお当社が行った企業向け調査*2では、クールビズの推奨をする企業は全体で29.5%だった(「暑さに配慮した服装をするよう告知を行う(21.8%)」+「スーツ着用が必須でない旨告知を行う(7.7%)」)。企業の「クールビズスタイル推奨」の連絡は、学生の夏の就活スタイルに大きく影響を与えると思われる。

また、これまでの就職活動に疲れを感じている学生は、77.9%となった。原因は「毎日就活のことが頭を離れないから」が59.7%と一番高く、「学業との両立が大変で」が41.4%、「なかなか内々定が出ないから」が37.3%と続いた。疲れの影響は「就職活動に対するやる気が下がった」が48.8%、「活動量を減らした」が43.3%とそれぞれ4割以上となり、心理的な疲れから、活動へのやる気や行動量が落ちていると推測できる。

*1:「クールビズ」スタイルとは、ノーネクタイ・ノージャケットで夏季に摂氏28度以上の室温に対応できる軽装を指す
*2:2015年4月発表「2016 年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」より


【調査概要】 ※1989年からモニターアンケートを実施
○調査内容/就職活動状況の定点調査 
○調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
○調査期間/2015年6月25日(木)~ 2015年6月30日(火)まで
○調査対象/2016年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生 モニター4,280名 有効回答率36.6%
      回答数1,567名(文系男子331名、理系男子485名、文系女子343名、理系女子408名)

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[マイナビ]
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