「社内での恋愛観」についての調査 

2015年06月22日
全研本社が運営する働き方と天職を考えるウェブマガジン「瓦版」は、結婚シーズンに合わせて「社内での恋愛観」について調査してみました。忙しく仕事をしている毎日の中で、同じ会社内で働く人は恋愛対象になるのでしょうか。

対象は瓦版ユーザー。回答者は180人。男性83人、女性97人。年代は、20代100人、30代54人、40代16人、その他10人、でした。ではみてみましょう。

まず、大前提となる「社内恋愛したいですか?」について。最多は「全くしたくない」が44%でトップ。次いで僅差で「少し憧れる」が41%。そして「すでにしている」が15%でした。
イメージでいえば、社内の反対派、賛成派は大体同じ割合。その中で、密かに付き合っているのが、1部署に1人から2人いる感じでしょうか。なかなかリアルな感じですね。

では、もしも社内恋愛をするなら対象は誰になるのでしょうか。1位は「同僚」で32%、次いで「他部署の先輩」が23%、3位が「上司」で21%、「他部署の後輩」が16%、「部下」は最下位で8%でした。
この結果からはやはり、接する機会が多いことが恋愛につながることを証明しているといえそうです。また、上司や他部署の先輩については、仕事ができてかっこいい、といった憧れ系の恋愛対象として、まぶしく映りやすいのかもしれません。「他部署の後輩」については、ルックスが良ければひときわ輝いて見えるのでしょう。男性の票が多そうですが…。

そもそも、会社の規定として社内恋愛は、許されているのでしょうか。これについては「特に縛りはない」が86%と9割近い数字となりました。次いで「禁止されている」が11%、「むしろ推奨されている」が3%でした。
9割が「特に縛りがない」というのは、実は知らないし、言われたことがない、というだけの“自己判断”の可能性はありますが、多くの人が、社内恋愛は自由と思っている印象ですね。「禁止する企業」としては、戦力が減るリスクへの予防線でしょう。「むしろ推奨する」企業は、逆に戦力の確保の意味合いが強そうです。
未婚率、結婚年齢がどんどん上昇する中、出会いの場としては、最も物理的に可能性が満ち溢れる職場。もちろん、断固反対派も少なくないわけですが、その理由が、自分の会社で働いているなら先はみえている、といった悲観的なものでないことを祈りたいものです…。

【進む晩婚化】
厚生労働白書の平成25年版では、晩婚化の進展が記されています。大学進学率の上昇、独身者の意識変化などがその背景と分析しています。平均初婚年齢は、平成24年では夫30.8歳、妻29.2歳。これは約30年前の昭和55年の夫27.8歳、妻25.2歳から夫3歳、妻4歳、昭和25年比では夫4.9歳、妻6.2歳も晩婚化が進んでいることになります。昨今は女性の社会進出が国を挙げて推奨されています。そうなると職場の風景も様変わりし、晩婚化以前に社内恋愛のさらなる減少にもつながることにもなりそうですが…。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
有効回答者数:180人
回答者の属性:20代55.5%、30代30%、40代8.8%、その他5.5%
男女内訳:男性46.1% 女性53.8%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[瓦版]
 マイページ TOP