旅行者物価指数(トリップインデックス)2015 

2015年06月17日
旅行口コミサイト「TripAdvisor®」の日本法人であるトリップアドバイザーは、観光地として人気がある世界40都市における旅行コストを比較調査した「旅行者物価指数(トリップインデックス)2015」を発表。

今年はベトナムのハノイが、昨年に続いて2年連続で「旅行者物価の最も安い都市」に選ばれました。
今回発表する旅行者物価指数は、夏期(6月~8月)における、各都市の現地での出費の平均値から算出しています。2名で3泊の旅行を想定し、4つ星ホテルでの3泊宿泊、計3カ所の観光スポットへの訪問、昼食と夕食、また夕食をとるレストランへのタクシー往復費用の平均値を合計しています。調査の結果、旅行者物価の安い都市ランキングではベトナムのハノイが平均87,699円で第1位、一方、旅行者物価の高い都市のトップはメキシコのカンクンで241,845円と、ハノイのおよそ3倍でした。

【旅行者物価の高い都市トップ5】
※以下の料金は2015年6月9日の為替レートを適用して日本円に換算したものです。

1.カンクン(メキシコ) - 夏季平均宿泊料金: 45,868円
2.チューリッヒ(スイス) - 夏季平均宿泊料金: 36,923円
3.ニューヨーク シティ (アメリカ) - 夏季平均宿泊料金: 40,729円
4.ロンドン(イギリス) - 夏季平均宿泊料金: 38,445円
5.プンタ カーナ(ドミニカ共和国) - 夏季平均宿泊料金: 40,158円

【旅行者物価の安い都市トップ5】

1.ハノイ(ベトナム) - 夏季平均宿泊料金: 10,658円
2.ワルシャワ(ポーランド) - 夏季平均宿泊料金: 10,848円
3.シャム・エル・シーク(エジプト)- 夏季平均宿泊料金: 12,561円
4.バンコク(タイ) - 夏季平均宿泊料金: 11,610円
5.ムンバイ(インド)- 夏季平均宿泊料金: 14,845円

■東南アジアはお得な観光都市の宝庫
旅行者物価の安い都市ランキングを見ると、上位10都市のうち東南アジアから4都市がランクインしており、世界的に見ても東南アジアはコストパフォーマンスの高い旅行先が集中していると言えそうです。安い都市ランキング上位10の中の東南アジアの国は、1位ハノイ(ベトナム)、4位バンコク(タイ)、7位クアラルンプール(マレーシア)、9位マニラ(フィリピン)となっています。
また、日本からのフライト料金は高くなりそうですが、ヨーロッパにもリーズナブルに滞在できる観光都市があります。ヨーロッパからはワルシャワ(ポーランド)、リスボン(ポルトガル)、ベルリン(ドイツ)の3都市が、それぞれ2位、6位、10位にランクインしました。

■東京が「旅行者物価の高い都市」 第7位にランクイン
東京は、2名3泊の滞在で190,593円の旅行コストがかかることが分かりました。これは、カンクン(メキシコ)、チューリッヒ(スイス)、ニューヨーク シティ(アメリカ)、ロンドン(イギリス)、プンタ カーナ(ドミニカ共和国)、パリ(フランス)に続きます。


【調査方法】
今回発表のトリップインデックス(旅行者物価指数)は、世界の人気都市で、2名が3泊の滞在で使う一般的な費用を比較したものです。一般的な費用には、昼食、夕食、ツアーやアクティビティなどの観光、レストランとホテルを往復したタクシー代、宿泊料金が含まれます。今回の調査は、海外からの旅行者が多い40カ国・40都市を対象に、英調査会社Ipsos Moriが実施しました。

●昼食料金は、各都市の郷土料理や人気料理を提供するレストランで、ごく一般的な昼食の2名分、ならびにソフトドリンクを2名分注文した料金の平均です。
●夕食料金は、各都市の郷土料理や人気料理を提供するレストランで、副菜とメインのコース料理2名分、ならびに白のハウスワインのボトル1本を注文した料金の平均です。
●タクシー料金は、片道2マイル(3.218キロメートル)を往復した料金です。データは各国の政府や観光局、エリア最大のタクシー会社などから収集しました。
●観光料金は、各都市の人気のツアーやアクティビティ2名分の料金の平均です。Viatorを通じて、トリップアドバイザー上から予約可能のツアーやアクティビティ(複数日にまたがるものを除く)から算出しています。
●ホテル料金は、各都市の4~4.5つ星クラスのホテルを対象に、トリップアドバイザーに掲載されている旅行予約サイトやホテルが提供する夏期(2015年6月15日~8月31日)の宿泊料金を平均したものです。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トリップアドバイザー]
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